作品一覧

  • 逆襲、にっぽんの明るい奥さま
    4.0
    1巻561円 (税込)
    きっとあなたに似た主婦がいる、8つの物語。 《わたしにとっては、主婦とは雄々しい人たちです。たった一人で、家族のために自分の全てを差し出している善意の人です》《逆襲したわけは、そうでもしないと誰も、主婦の話なんて聞いてくれないからです。うっかり「どうしたの」と言ったら、面倒なことを振られるとでも思うのでしょうか。そうではないのに。ただ知って欲しい。それだけのことです。》(著者)  子どもは言うことを聞かず、夫は理解してくれず、姑は口出ししてくるし、ママ友との関係には気疲れするし、会社では上司に「もっと真剣に働け」と言われ……それでも悲しみも苦しみも胸に隠して、今日も家族のために奮闘する「奥さま」たち。日本最大のサイエント・マジョリティーである彼女たちの胸の内を、リアルに綴った短編集がいよいよ文庫になります。  主婦なら誰でも身に覚えのある描写が満載、そして読み終える頃には明日を生きる勇気をもらえる、8つの共感ストーリー。
  • いらっしゃいませ
    3.7
    1巻550円 (税込)
    楽しいかどうかなんて重要じゃない。会社で働く女の子にとって必要なのは、つまらないことも我慢できること、そして、その我慢のなかでも何かを忘れないことではないか――。短大の英語科を卒業後、出版社の受付に配属されたみのり。初めての経験で戸惑うことばかりの毎日を過ごしながらも、持ち前の正義感でみのりは社内に新風をもたらしていく。初心で胸を膨らませた新入社員と、初心を忘れたかつての新入社員へ贈る、初めての受付嬢小説。
  • バイブを買いに
    4.0
    1巻594円 (税込)
    おちんちんは本当にわかりやすい。わたしのことを思って、わたしとしたいと思って大きくなっているおちんちんは、いつだってわたしの胸を打つ。かわいくって、ぐっとくる。まるで、しっぽをふりっぱなしのバカな犬みたいだ――。好きな人と一緒にいるしあわせ、体をくっつけている安心。痛々しいほどまっすぐに綴られる「この人が愛しい」という思い……。ごく普通の女の子のありのままの恋愛、ほんとうのセックスを、やさしくやさしく大事に切り取った、八つの恋の物語。
  • 家内安全
    5.0
    1巻605円 (税込)
    誰かを好きになって、恋をして、一緒に暮らす。そこには、たくさん喜びや悲しみ、想いの襞が重なりあっている。夫と娘と初詣に行く日常を得るまでの、恋愛と仕事に戦う日々を描く表題作「家内安全」のほか、「ゆっくり進む船が行く」「鉄紺」「ぬるぬる」、平間至の写真から生まれた「ショートストーリーズ」など、いずれも、恋をする心と体を、まっすぐに見つめた小説集。

ユーザーレビュー

  • バイブを買いに

    Posted by ブクログ

    題名だけ見ると「ええっ?!」と思うような本ですが、決して官能小説やポルノではありません(笑)
    夏石さんのエッセイ「きっと、大丈夫」のほうを先に読んだのですが、エッセイを読んでからこの小説が読みたくて読みたくて仕方ありませんでした。
    でも、この小説はエッセイが出る3年前に出された本です。
    注文しようかどうしようか迷っていたら、その後すぐ、角川書店から文庫本で出版されたのです!
    とてもうれしかったです。

    今まで、自分はどんな恋愛をしてきたんだろう、人を好きになるって、本当はこういうことなんだよ。
    自分を大事に出来るからこそ、相手にも思いやりが持てる。
    自分を大事にできるってすばらしいこと。
    そん

    0
    2014年04月06日
  • バイブを買いに

    Posted by ブクログ

    客観的に見ればイライラするくらい、女性の心理や行動がリアルに描写されている。
    やけに自分にも重なって切なく、ぼろぼろ泣けた。

    境遇はお話の中だから自分とは全然違うけど、言いたいことはよくわかった。
    男性器に対する愛着や、食事をシンプルなセックスと言ってしまうところが、自分の考えてることに非常に似ていて衝撃だった。

    0
    2013年08月16日
  • いらっしゃいませ

    Posted by ブクログ

    出版社の受付に配属になった新人の女の子の話
    新人よりも会社入って何年かした人の方がしみじみ読めるかも

    0
    2011年06月27日
  • いらっしゃいませ

    Posted by ブクログ

    出版社に就職して、受付に配属されたみのりの物語。
    受付には一癖も二癖もあるやっかいな女性や
    お上品でとっても優しい仏様のような女性や
    気の合うお姉さんのような素敵な女性がいる。
    そんな中で新入社員として葛藤しつつ、でもきちんとまっすぐに
    何事にも取り組んでいくみのりがとってもすがすがしい。
    何か小さな出来事のたび、その事へのみのりの見解がとても
    理路整然としていて好きだった。読み終えてスカッとするし、
    忘れていた気持ちを思い出させてくれる。

    表紙の絵も本を読むと色々わかって二度楽しめる。
    この物語を書いた作者のあとがきで涙しました。

    0
    2011年06月11日
  • バイブを買いに

    Posted by ブクログ

    めっちゃすき。

    難しいことばなんてひとつも使わず
    その人しか書けないことを書く人
    が私は好きなので。

    ぼたぼた泣きながら
    読んでスッキリ。

    0
    2013年10月21日

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