夏石鈴子のレビュー一覧

  • バイブを買いに
    題名だけ見ると「ええっ?!」と思うような本ですが、決して官能小説やポルノではありません(笑)
    夏石さんのエッセイ「きっと、大丈夫」のほうを先に読んだのですが、エッセイを読んでからこの小説が読みたくて読みたくて仕方ありませんでした。
    でも、この小説はエッセイが出る3年前に出された本です。
    注文しようか...続きを読む
  • バイブを買いに
    客観的に見ればイライラするくらい、女性の心理や行動がリアルに描写されている。
    やけに自分にも重なって切なく、ぼろぼろ泣けた。

    境遇はお話の中だから自分とは全然違うけど、言いたいことはよくわかった。
    男性器に対する愛着や、食事をシンプルなセックスと言ってしまうところが、自分の考えてることに非常に似て...続きを読む
  • いらっしゃいませ
    出版社の受付に配属になった新人の女の子の話
    新人よりも会社入って何年かした人の方がしみじみ読めるかも
  • いらっしゃいませ
    出版社に就職して、受付に配属されたみのりの物語。
    受付には一癖も二癖もあるやっかいな女性や
    お上品でとっても優しい仏様のような女性や
    気の合うお姉さんのような素敵な女性がいる。
    そんな中で新入社員として葛藤しつつ、でもきちんとまっすぐに
    何事にも取り組んでいくみのりがとってもすがすがしい。...続きを読む
  • バイブを買いに
    めっちゃすき。

    難しいことばなんてひとつも使わず
    その人しか書けないことを書く人
    が私は好きなので。

    ぼたぼた泣きながら
    読んでスッキリ。
  • いらっしゃいませ
    社会人になりたて特有の、大人になりつつある自分自身との葛藤。
    初心を思い出すことができた1冊でした。
  • 家内安全
    何度も読み返している。女性の心の微妙な動きにものすごく共感する、わたしにとってオンリーワンな作家。恋してる時に読むとたまに泣きそうになる。
  • バイブを買いに
    なしだろ…ってくらいのタイトルだけど、とても素敵な本でした。素敵な女の子たちでした。
    一人でいようと肩肘張るでもなく、寄りかかりすぎることもなく、自分にできる精一杯で好きになった男の子を大切にしようとする女の子たちの話です。かっこいいなぁ。
  • いらっしゃいませ
    日経Woman11月号のこの秋読みたい最高の120冊で薦められているのを読んで。
    すがすがしい読み物。
    新聞綴じをするときに神様が見ている気がする。
    そう思いながら仕事をするみのりがいいな、と思った。
    初心に帰れる、そんな本。
    (08/10/13)
  • 家内安全
    1/2 年頭からすごい本にあたってしまった。もうせつなすぎて衝撃的。文章を追っているだけで涙が出た。激烈におすすめ。夏石鈴子さん,好きだ。
  • バイブを買いに
    大好きな本。

    衝撃的なタイトルだけど、妊娠中絶のくだりとか、なんかうんうんと頷いてしまう。
    とっても女の子っぽい気持ちになれて、切なくて、夏石鈴子さんの文章はいいなぁ。
    またこういうの書いてほしい。
  • いらっしゃいませ
    夏石さんの作品を夏石さんと言う意識で読む最初の作品です。以前に「新解さん」と言う「新明解国語辞典」のユニークさを紹介した本を読みました。

    あの本の視点をもっている夏石さんの「いらっしゃいませ」は出版社の受付係りとして配属された新人・鈴木みのりのお話です。この鈴木みのりの視点で書かれていることこそ、...続きを読む
  • バイブを買いに
    アリなのか、このタイトルは……。
    思わず書店で「カバーかけてください」と念押しせずにはいられないインパクトだが、
    中身はすごく素直でまっとうな女の子の話が詰まっている。妙な小細工のない恋愛小説。
    読み終わると、このタイトルはぜんぜんアリだと思える。通販グッズの使用前、使用後みたい。
  • いらっしゃいませ
    「初心で胸ふくらませた新入社員と、初心を忘れたかつての新入社員へ贈る」という文句につられて購入しました。私自身、今年の4月から社会人になったので、今の時期に読めてよかったと思います。仕事がつらい時、辞めたくなったとき、きっと読み返すはず。
  • 逆襲、にっぽんの明るい奥さま
    夏石鈴子は、みんなちょっと心の隅に持ってはいるけど、口にするとちょっと恥ずかしい感情をすくい取るのがうまい。本書もそう。
    いろいろな奥様の、口に出しては言えない、だけど小説という形でコッソリ覗いてみると「そうそう、いけないとは思いつつ、そう感じちゃう」がずらり。
    しかも、ある短編の登場人物が別の短編...続きを読む
  • いらっしゃいませ
    【本の内容】
    楽しいかどうかなんて重要じゃない。

    会社で働く女の子にとって必要なのは、つまらないことも我慢できること、そして、その我慢のなかでも何かを忘れないことではないか―。

    短大の英語科を卒業後、出版社の受付に配属されたみのり。

    初めての経験で戸惑うことばかりの毎日を過ごしながらも、持ち前...続きを読む
  • いらっしゃいませ
    今年から就職、ということで、いろいろお薦めを辿って読んでみました^^
    働くって、こういうことなんだろうな、と感じた本です
  • いらっしゃいませ
    出版社の受付に配属された、新人さんのお話。
    これ、面白いですよ。
    とてもリアルな女の目線。
    会社という組織とか、女が働くこととかについて、誰もがぼんやりと感じていることを、
    淡々とした文章のなかで、とても端的に表現している。
    主人公みのりみたいな後輩がいたら、怖いな。
  • いらっしゃいませ
    これまた友だちにすすめられて。
    この本は、出版社の受付に配属された
    短大卒の女の子の話なのですが、
    『バイブを買いに』「新解さん」シリーズの著者、
    夏石鈴子さんは、元・文藝春秋の社員。
    ついつい、文春を想像しながら読んでしまいます。
    自分が新入社員の頃は、どんなだっただろう。
  • バイブを買いに
    ちんちんの短編集。

    おちんちんは本当にわかりやすい。わたしのことを思って、わたしとしたいと思って大きくなっているおちんちんは、いつだってわたしの胸を打つ。かわいくって、ぐっとくる。まるで、しっぽを振りっぱなしのバカな犬みたいだ。

    ばかばかしくて愛おしい、肌と肌を合わせる感覚。好きな人を喜ばせてあ...続きを読む