木内昇の一覧

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作品一覧

2023/02/25更新

ユーザーレビュー

  • 万波を翔る
    幕末を扱う作家の中で、私の好きな作家の一人で、久しぶりに読んだ作品であったが、本作品も面白く読めた。明治維新という史実から見れば、負け組であるが、生き様では決して負けていないという者に焦点を当て、颯爽と描くところが著者の作風の一つであると考えるが、これが大いにな発揮されている本作品と思う。
  • 化物蝋燭
    江戸を舞台にした奇譚集だが、何だか一話完結の短編で終わらせるのがもったいないような、物語の魅力をぎゅっと濃縮した7篇が収録されている。
    例えばラストの「夜番」は、憑き物を見ることができるすっとぼけた感じの主人公の男と、一膳飯屋のお運びをする肝っ玉姐さんのキャラクターが印象的だ。掛け合い漫才のようなや...続きを読む
  • 万波を翔る
    攘夷の嵐が吹き荒れる中、欧米列強の開港圧力が高まる幕末に外交の礎を築いた幕臣たちの物語。
    主人公田辺太一は、鼻っ柱の強い若者。長崎の海軍伝習所から江戸に戻り、新設された外国局で、いつも機嫌が悪く、皮肉屋の奉行・水野忠徳の下、横浜開港事務に関ることになる。水野や岩瀬忠震、小栗中順、渋沢栄一といった傑出...続きを読む
  • 化物蝋燭
    江戸物短編集

    この世のものとあの世のものとどちらのものともわからない者たちのおはなし。
    木内さんの作品はいつも情景と人々が生き生きと描きかれていて、その景色、町の色やにおいまで細かに想像させてくれる。
    どのお話も心にしみる。
  • 剛心
    良かった〜!建築に詳しい訳では無いけど明治時代の近代化遺産等は見るとテンションあがるので、読んでいて楽しかった♡
    妻木頼黄(つまきよりなか)という名前は知らずに読み始めたが、明治時代のものすごいエネルギーが感じられた。
    天涯孤独の身で17歳で単身渡米、建築を学ぶ為、日本に戻り、工部大学校に入るが、卒...続きを読む

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