化物蝋燭

化物蝋燭

760円 (税込)

3pt

4.8

当代一の影絵師・富右治に大店から持ち込まれた奇妙な依頼とは(「化物 燭」)。越してきた夫婦をめぐって、長屋連中はみな怖気を震うがその正体は?(「隣の小平次」)。名手が江戸の市井を舞台に描く、切なく儚い七つの大江戸奇譚集。

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化物蝋燭 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月06日

    この世には、見えないけれど、存在する者がいる。
    未練を残した者、恨みや妬みを抱えた者。

    江戸時代の長屋暮らしの人々。
    それぞれの生活にひっそりと忍び寄る見えない存在。

    7編の話しの中で、
    「むらさき」に出てくるお庸さんが、供えた福寿草。
    心がほっこりと温かくなった。

    「幼馴染み」では、
    生きて...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月04日

    江戸を舞台にした奇譚集だが、何だか一話完結の短編で終わらせるのがもったいないような、物語の魅力をぎゅっと濃縮した7篇が収録されている。
    例えばラストの「夜番」は、憑き物を見ることができるすっとぼけた感じの主人公の男と、一膳飯屋のお運びをする肝っ玉姐さんのキャラクターが印象的だ。掛け合い漫才のようなや...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月06日

    江戸物短編集

    この世のものとあの世のものとどちらのものともわからない者たちのおはなし。
    木内さんの作品はいつも情景と人々が生き生きと描きかれていて、その景色、町の色やにおいまで細かに想像させてくれる。
    どのお話も心にしみる。

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月14日

    江戸の不思議なお話の短編集。
    「幼馴染み」という一編がとにかく怖かった。
    脳内では山岸涼子さんの絵で再生。サイコホラー。
    不思議で怖い話と、不思議でほのぼのする話、どちらも良いバランスで飽きずに楽しめた。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年06月11日

     江戸の怪奇譚。

     と、いいながら人が幽霊や化物が出てくるばかりではなく、一番怖かったのが、『幼馴染』だという(;^_^A

     そして、文体がいいのです。次の作品も楽しみ(*^^*)

    0

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