櫛挽道守

櫛挽道守

737円 (税込)

3pt

【中央公論文芸賞・柴田錬三郎賞・親鸞賞受賞作!】幕末の木曽山中。神業と呼ばれるほどの腕を持つ父に憧れ、櫛挽職人を目指す登瀬。しかし女は嫁して子をなし、家を守ることが当たり前の時代、世間は珍妙なものを見るように登瀬の一家と接していた。才がありながら早世した弟、その哀しみを抱えながら、周囲の目に振り回される母親、閉鎖的な土地や家から逃れたい妹、愚直すぎる父親。家族とは、幸せとは……。文学賞3冠の傑作!

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櫛挽道守 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    鈴木結生 小説が生まれるまで講演会行ってきました。引用がキーワードで登場人物を色で分けて筆もその色で書く 中学で本を読み終えたととか大学一年で卒論書き上げて小説を書き始める現在大学院でシェークスピアの研究するとか 楽しかった 恐るべし24歳

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    途中から、止まらなくなった

    それぞれの人生の道程と、掛け違いや和合が、多くの言葉の積み重ねで紡ぎ出されている。
    途中からバラバラになった家族の拍子が、相容れないと思っていた夫の拍子とそろっていって収束する。

    喜和が切ないなぁ
    登勢が訪ねた時に世話を焼くところとか、やっぱり姉妹で母だよね…と

    0
    2025年06月17日

    Posted by ブクログ

    はい木内昇さん3作目は『櫛引道守』です
    またしても幕末が舞台です

    と、その前に…本作は第8回親鸞賞受賞作とのことです

    Σ(゚Д゚)

    なんや!親鸞賞て!そんなんあったんか!と気になってちょっと調べてみました

    親鸞を記念した一般財団法人本願寺文化興隆財団主催の文学賞
    日本人の精神文化(宗教、思想

    0
    2025年05月01日

    Posted by ブクログ

    主人公が拍子を取りながら歩く所から始まり、最後も同じように拍子を取っている。櫛のことしか見えていなかった幼少期から、様々な経験を経て、櫛引として成長していく所が印象深かった。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    初めての木内昇さんの作品。なんと静謐な文章でしょう。読後、じんわりと世界観に浸ってしまいました。

    物語は、幕末の木曽路薮原宿。木曽路では奈良井宿が有名ですが、奈良井宿の隣の「お六櫛」の生産で有名な宿です。主人公はそのお六櫛を代々作る家に生まれた少女の登瀬。登瀬の父は神業の技術を持つ、超寡黙な櫛引職

    0
    2025年01月16日

    Posted by ブクログ

    第9回中央公論文芸賞
    第27回柴田錬三郎賞
    第8回親鸞賞

    じんわりと胸が熱くなって泣きました。
    木内昇さんの作品は『かたばみ』に続く2作目で、同じようにストーリーの派手さはなく、積み重ねてきた日々の尊さや人の思いなどがじっくり心に沁みてきて感動をさそうところに同じものを感じました。
    心理描写が素晴

    0
    2024年12月20日

    Posted by ブクログ

     木内昇(きうちのぼり)さんの『櫛挽道守(くしひきちもり)』です。『かたばみ』に次ぐ2冊目に選んだのが本書。大正解でした!
     なるほど10年前の、中央公論文芸賞・柴田錬三郎賞・親鸞賞の3冠作品なんですね。『かたばみ』の原点を見る感覚になったのは私だけでしょうか?

     時は幕末の動乱期。物語の舞台は木

    0
    2024年07月03日

    Posted by ブクログ

    江戸時代に比べて、現代は女性の生き方が多様化し、良い時代になったのだと痛感しました。己の信念を突き通した登瀬を始め、それぞれの登場人物が様々なものを背負っていて、物語に深みを与えていました。己の運命を仕方ないと受け入れた母、己の技で運命に抗う夫、結局女というしがらみに囚われる妹、でもそれぞれの生き方

    0
    2023年11月05日

    Posted by ブクログ

    お六櫛を挽く職人の娘とした生まれた登瀬が名人である父の技に惚れ込み、ひたすら櫛挽に打ち込んでいく姿を中心に、若くして死んだ跡取り息子だった弟が書いていた絵巻、その弟と親しくしていた出自の卑しい源次、自分に対抗意識を燃やして早くに嫁いでいったあまり幸せではない妹、櫛挽の才能を見せつけ婿にと一家に入って

    0
    2022年02月22日

    Posted by ブクログ

    幕末時代の小さな山村での話。当時の村々は家族のつながりが強く、男子は親の仕事と家を継ぎ、女子は嫁いで家を離れる。そんな繰り返しが当たり前だった。

    何代にも渡って櫛づくりの技術を守り続けながら、生計を立てていた家で長女として生まれたトセ。彼女は女でありながら、家の中でひたすら櫛づくりに打ち込む父の姿

    0
    2021年11月01日

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