剛心

剛心

作者名 :
通常価格 1,980円 (1,800円+税)
紙の本 [参考] 2,200円 (税込)
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作品内容

日本近代建築の雄、妻木頼黄(よりなか)。幼くして幕臣の父を疫病で亡くし、維新後に天涯孤独の身となり、17歳で単身渡米。のちにコーネル大学で学んだ異才は、帰国後にその力量を買われ、井上馨の「官庁集中計画」に参加。以来、官吏として圧倒的な才能と情熱で走り続ける妻木の胸には常に、幼い日に目にした、美しい江戸の町並みへの愛情があふれていた。闇雲に欧化するのではなく、西欧の技術を用いた江戸の再興を。そう心に誓う妻木は、大審院、広島臨時仮議院、日本勧業銀行、日本橋の装飾意匠をはじめ、数多くの国の礎となる建築に挑み続ける。やがて、数々の批判や難局を乗り越え、この国の未来を討議する場、国会議事堂の建設へと心血を注ぎこんでいくが……。外務大臣・井上馨、大工の鎗田作造、助手を務めた建築家の武田五一、妻のミナをはじめ、彼と交わった人々の眼差しから多面的に描き出す、妻木頼黄という孤高の存在。その強く折れない矜持と信念が胸を熱くする渾身作、誕生!

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文芸単行本
ページ数
448ページ
電子版発売日
2021年11月25日
紙の本の発売
2021年11月
サイズ(目安)
1MB

剛心 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年05月06日

    主人公妻木について初めて知ったが、こんなにも後世に残る建築を数々も残している人物だったとは。木内さんらしさ全開の作品で、文章が綺麗でとても読みやすく暖かい気持ちになる一冊だった。
    明治建築について、もっと実物や文献で学びたくなった。

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    Posted by ブクログ 2022年04月03日

    明治の建築家・妻木頼黄を描いた物語。
    さすが、木内さん。と唸りたくなるような、読み応えのある秀作です。

    維新後、江戸から東京になり、何でもかんでも“西欧化”する風潮の中で、江戸の街並みを愛し日本の風土を踏まえた街づくりにしたいという、妻木さんの心意気が本書の随所から伝わってくるようです。
    建物は、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月27日

    日本橋の麒麟の彫刻、
    長年の疑問が解消。

    建築の世界の話だが
    現実の中で大勢の協力を
    取り付けながら
    時には妥協も迫られつつ、
    少しでも良いものを作ろうとしたことの
    ある人なら、共感ポイント多数の
    お仕事小説として読みました。
    ラストはすごくいいな。

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    Posted by ブクログ 2022年04月03日

    「人が造ったものが、人を殺すことがあってはならん」という言葉で建築家としての取り組み方を学べました
    第二章が書き手が変わったかと感じるくらい軽やかで面白かったです

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    Posted by ブクログ 2022年01月15日

    明治建築界の三大巨匠の一人で、大蔵省営繕の総元締めとして絶大なる権力を持っていた営繕官僚であった妻木頼黄の「ひととなり」を描いた大作である。でも、ちょっと重たかった。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    幕末に幕府旗本の長男として江戸に生まれる。明治9年(1876年)家屋敷を売却し何をす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月10日

    明治建築界三大巨匠の一人とされる妻木頼黄。

    米独で西洋建築を修めながら和風建築にもこだわりを持ち民間に出ず官での仕事に徹し、現場や職人を重視する姿勢は、同時代人ながら辰野金吾とは対照的にも見える。

    題名の「剛心」は建築用語で建物の変形に対する抵抗の中心点のこと。
    周囲に左右されず自らの生き方を貫...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月20日

    偉大なるリーダーがどのような姿なのであるかというのが長編として素晴らしく描かれている。

    妻木という人物が江戸という街のに固執したのではなく、江戸という文明に固執し、明治という時代に新しい文明を作っていくためにその象徴となる建築物を作っていくという物語。

    自分の中の強い意思や観念というのを持ち合わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月06日

    二年前に「木の家」を設計してもらい、昨年、ほぼ一年かかって大工さんたちが「家」を建ててくださった、
    現場にはほぼ毎日通って
    「木」にまつわるいろいろなお話を
    設計士さんからも聞き、大工さん、左官屋さん、
    いろんな職人さんから、
    「木の話」「木の細工」「建てる」お話をいろいろ聞かせてもらった
    ほんとう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月15日

    明治の建築家・妻木頼黄(つまき よりなか)の活躍を描いた作品。ちなみにタイトルの"剛心"は「物の強さの中心」を示す建築用語です。
    明治の建築家というと東京駅や日銀の辰野金吾が思い浮かびますが、学会を組織し在野の立場を貫いた辰野に加え、宮内庁技師として宮廷建築(赤坂離宮など)に才を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月16日

    3.8

    維新後の日本において、
    「国の礎となる建築」に人生を捧げた男・妻木頼黄。

    大審院、広島臨時仮議院、日本勧業銀行、日本橋の装飾意匠等の建築にあたり、人との関わり方、人の動かし方を始め、仕事の進め方から妻木「その人」の人物像が描き出される。

    近代日本という新しい国造りに、建築という手段をも...続きを読む

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