きみがなきあと

きみがなきあと

小説・文芸
2,640円 (税込)

13pt

4.1

夫を喪くし、人生を終おうという歳。
妻でも母でも祖母でもなく、
老いた今こそ「自分」を咲かせる

高杉晋作と同じ目の高さでこの国の行く末を見つめた、たったひとりのおなご――
野村望東尼(ぼうとうに)を活写する傑作時代長編!
「わしら同志じゃけぇな。同志ん中でも、最上の同志じゃけぇ」

開国から維新へと向かう幕末の動乱機。
筑前福岡藩士の夫を見送ったモトは、出家し「望東尼」という名を授かる。
不甲斐ない息子を案じ、嫁にたしなめられつつも、夫の遺志を携え、大坂、京都に和歌の師を訪ねる旅に出たモト。
勤王の志士と語らい、内にある政(まつりごと)への熱を呼び覚まされたモトに、やがて運命を大きく変える
高杉晋作との出会いが訪れる。

きみがなき あとよりかれし秋草は 生きかへりきて 花さへぞさく

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    歴史・時代 / 歴史・時代小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    きみがなきあと
  • タイトルID
    :
    2243944
  • ページ数
    :
    416ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年04月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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きみがなきあと のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人生の後半戦にさしかかった
    人間には、刺さる言葉多数。

    いろいろなしがらみがあり
    求められる役割があり
    それでも、自分の理想もある、
    そんな中であがく主人公が
    とても魅力的。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    夫の没後からモトの人生がこれ程変わるとは思わず、それでも最後は楽しき人生だったと思えたことが少し羨ましく感じた。
    多くの人間と関わりその人らに対するモトの想い…たまに人に対する愚痴や外見の表現が面白く、時々プッと吹き出す場面もあり。
    また幕末の実在する人らが処刑、襲撃されたことをモトが知る場面などは自分も一緒に胸が痛くなる想いでした。

    きみがなきあとよりかれし秋草は生かへりきて花さへぞさく

    枯れた草も生きかえり花が咲くことあるのかな…

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    夫が死んでから野村モトが望東尼として勤王家を支援し強くそして自然体で生きていく様子が描かれている。特に平野国臣と高杉晋作との交流が美しい。
    また時々挿入されている歌がしみじみと心に響く。

    0
    2026年08月24日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ良い!けど、やっぱり歴史小説は苦手。漢字読めない、言葉の意味がわからない、時代背景があたまに入ってない。自分が無知すぎて嫌になる。

    高杉晋作とソウルメイトだった女性の話。
    しかも年齢は親子以上に離れている。

    しかも、夫を亡くして尼になり、54歳から
    社会とのつながりがスタート。

    職場で若い社員とうまくやれない私は、
    やっぱりダメね。

    とばし読みして、最初と最後の方だけしっかり読み。
    人として好きだって最高だ!

    分厚くて、全然進まず、読みながら寝ちゃったり。
    あー、ギブアップでした。
    面白いのに!
    すごく文章も会話も良いのに!
    読み応えあるのに!

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    夫の亡き後、それぞれの亡き後
    身の程知らずといわれないだろうかと思いつつ、身の丈にあったサポートをしていく主人公
    どうかどの女性も強く幸せにという作者の思いがここにも。
    こんな人がいたんだなーかっこいいというか貫いた人をこんなに柔らかく表現するのもまた素敵なんだよな

    0
    2026年06月16日

    Posted by ブクログ

    高杉晋作の「おもしろき こともなき世 を おもしろく」という辞世の句に「すみなすものは 心なりけり」と言う下の句を継いだと言われる望東尼の半生を描いた作品です。
    前半の舞台は幕末期の福岡藩。藩としては佐幕でありながら、一部藩士は尊王攘夷に走り出す。54歳で夫を亡くした望東尼は、確たる思想があってと言うよりも、勤王の志士たちの一途さを愛して、彼らを支援するようになって行きます。
    いわば維新前夜の片隅の物語です。なにせ維新の元勲と言われる人々はほとんど顔を出しません。高杉晋作を除けば、セリフがあるのは晋作の付き人的な伊藤博文だけ。桂小五郎や井上馨などは名前がチラリと出てくるくらいです。
    そして後半は病に倒れた晋作と、彼によって流刑地から救い出された望東尼、晋作の愛妾おうの、そして正妻・雅の物語。
    全編にわたって登場人物たちがくっきりと立ち上がっています。維新に突き進む男性陣もですが、望東尼の嫁のタネ、女性勤王家のはしりの村岡局、隣家のかわいい娘・駒子、流刑地で望東尼の世話をするフジと言った女性陣も。維新という大きな時代の流れの片隅に生きた人々を、端役にいたるまでくっきりと描き出した、じっくり読ませる歴史小説でした。

    0
    2026年06月03日

    Posted by ブクログ

    野村望東尼のこともよく知らずに読んでいたが、たまらなくなって、途中調べながら読み進んだ。
    夫なきあと、夫のしつらえてくれた庵で、尼僧となり、和歌を詠みながら老後を送るはずだったモト。
    しかし時代の波がモトに被さってきた。勤王派、攘夷派が時代を動かそうとする真っ最中、モトは和歌の師である大隈言道に、夫の死を直に伝えたいと大阪行きを決心するが、徳川は腰入りする和泉姫を一眼見たいと京都にも立ち寄ろうとする。この寄り道が、モトの運命を変える。

    モトをはじめ、嫁のタネ、京都で出会う村岡局、高杉の妾おうのや正妻の倫など、登場する女性たちの個性が光って素晴らしい。男性に付き従うように見えるものも、それぞれが個性的で、魅力的。この女性たちがいなければ、物語は厚みのない「ただの歴史」になってしまうと思うほどだった。
    高杉晋作との出会いと、その後の人生はとてもドラマティックであり、物語を一気に盛り上げる。(ネタバレになるので書けない)
    過去にも大河ドラマに取り上げられたことがあるらしいが、見ていない。野村望東尼の目線で描く幕末を、ぜひ見てみたいと思った。

    0
    2026年05月16日

    Posted by ブクログ

    幕末。望東尼という一人の尼がいた。がっつり歴史物だったので、歴史物苦手な自分は読み進めるのに苦戦した。

    0
    2026年05月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    木内さんの得意?な幕末設定で、比較的マイナーな野村望東尼の半生に焦点をあて、高杉晋作との出会いと別れをクライマックスに、裏切られていった勤王の志士たちの運命を素晴らしい文章で語りきった長編小説。何よりも労咳で倒れた高杉とのやりとりと別れの場面が素晴らしい内容で、歌にこめられた思いにも感動。フィクションとはいいつつも歴史の流れもしっかり追える。志士をかくまった勤王派の女性の受け身の流され物語かと最初は流してたけど、勘違いも甚だしかった。やはり木内さんの小説は素敵だ。

    0
    2026年06月05日

きみがなきあと の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    歴史・時代 / 歴史・時代小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    きみがなきあと
  • タイトルID
    :
    2243944
  • ページ数
    :
    416ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年04月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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