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「猪口才」な輩に見切りを付け、東京に戻って清と暮らした漱石「坊っちゃん」の馬鹿正直さを肯定し、織田作が描く主人公の地を這うような生き様に喝采を送る――。心に残る物語は、自分が生きる行程に必ず寄り添い続けてくれる。今も愛してやまない作品群から選び出した言葉を中心に、生の豊かさと奥深さを切実な感覚で紐解く。作家デビュー以前の幻の名エッセイ、待望の復刊。
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Posted by ブクログ
文学作品の中から ある一単語を抜き出し、 それを軸に文学作品と木内さんとのかかわりを語る。 いわゆる“文豪”といわれる方々の作品は なかなか読み方がわからなかったり、 現代人には難しい本も多いので、 そこに一定の角度をつけてくれるのはありがたい。 この本はそこでとどまらず。 最後に収録されている...続きを読むのは竹内浩三「筑波日記」 大正10年に生を受けた彼の 簡単な生い立ちと作品について語られた後、 軍隊入隊後の筑波での訓練に明け暮れた日々を綴った 日記が紹介される。 作らない 飾らない 騙らない いろいろと修飾できなくもないけれど、 どれも相応しいとは思えない。 いま、そこにある、戦争というもの。 ただただ迫ってくる文だった。
著者に小説はまだ読んだことがないのに、この随筆集を読めばそれらも読んでみなくてはという思いに至る。 既読なの太宰治の「人間失格」と漱石の「坊っちゃん」のみ。 ここに紹介されている作家たちの小説はどれも読みたくなった。 特に芥川龍之介の「歯車」は自死する前に書かれた心情が綴られていて小泉八雲やスティー...続きを読むヴン・キングより怖いといkた一読せねば。 それと竹内浩三、 戦死はあわれ、 兵隊の死ぬるや あわれ 遠い他国で ひょんと死ぬるや だまって だれもいないところで ひょんと死ぬるや は有名な詩、この詩を書いたのが竹内浩三。 闊達な青年で食べることが大好きで本がなによりも好き。 いつか小説を書きたい、映画を撮りたい、 戦争が終わったらご飯を腹いっぱい食べたいと思いながら ルソン島で23歳の短い生涯を終えたこと。 この人にことについてもっと知りたい。と思ったよ。 関係書籍があったら読んで見よう。
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転がるように 地を這うように ――私の杖となった文学の言葉たち
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