【感想・ネタバレ】転がるように 地を這うように ――私の杖となった文学の言葉たちのレビュー

あらすじ

「猪口才」な輩に見切りを付け、東京に戻って清と暮らした漱石「坊っちゃん」の馬鹿正直さを肯定し、織田作が描く主人公の地を這うような生き様に喝采を送る――。心に残る物語は、自分が生きる行程に必ず寄り添い続けてくれる。今も愛してやまない作品群から選び出した言葉を中心に、生の豊かさと奥深さを切実な感覚で紐解く。作家デビュー以前の幻の名エッセイ、待望の復刊。

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Posted by ブクログ

文学作品の中から
ある一単語を抜き出し、
それを軸に文学作品と木内さんとのかかわりを語る。

いわゆる“文豪”といわれる方々の作品は
なかなか読み方がわからなかったり、
現代人には難しい本も多いので、
そこに一定の角度をつけてくれるのはありがたい。

この本はそこでとどまらず。
最後に収録されているのは竹内浩三「筑波日記」
大正10年に生を受けた彼の
簡単な生い立ちと作品について語られた後、
軍隊入隊後の筑波での訓練に明け暮れた日々を綴った
日記が紹介される。

作らない 飾らない 騙らない
いろいろと修飾できなくもないけれど、
どれも相応しいとは思えない。

いま、そこにある、戦争というもの。
ただただ迫ってくる文だった。

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2026年01月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者に小説はまだ読んだことがないのに、この随筆集を読めばそれらも読んでみなくてはという思いに至る。
既読なの太宰治の「人間失格」と漱石の「坊っちゃん」のみ。
ここに紹介されている作家たちの小説はどれも読みたくなった。
特に芥川龍之介の「歯車」は自死する前に書かれた心情が綴られていて小泉八雲やスティーヴン・キングより怖いといkた一読せねば。
それと竹内浩三、
戦死はあわれ、
兵隊の死ぬるや あわれ 
遠い他国で ひょんと死ぬるや
だまって だれもいないところで
ひょんと死ぬるや

は有名な詩、この詩を書いたのが竹内浩三。
闊達な青年で食べることが大好きで本がなによりも好き。
いつか小説を書きたい、映画を撮りたい、
戦争が終わったらご飯を腹いっぱい食べたいと思いながら
ルソン島で23歳の短い生涯を終えたこと。
この人にことについてもっと知りたい。と思ったよ。
関係書籍があったら読んで見よう。

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2026年04月23日

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