剛心

剛心

1,067円 (税込)

5pt

4.0

日本近代建築の雄、妻木頼黄(よりなか)。幼時に幕臣の父を疫病で亡くし、維新後に天涯孤独となり、17歳で単身渡米。コーネル大学で学んだ異才は、帰国後にその力量を買われ、井上馨の「官庁集中計画」に参加。闇雲な欧化ではなく、西欧の技術を用いた江戸の再興を。そう心に誓う妻木は、大審院、日本勧業銀行、日本橋の装飾意匠他、数多くの国の礎となる建築に挑み、やがて、この国の未来を討議する場、国会議事堂の建設へと心血を注ぎこんでいくが……。彼と交わった人々の眼差しから多面的に描き出す、妻木頼黄という孤高の存在。その強く折れない矜持と信念が胸を熱くする渾身作!

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    Posted by ブクログ

    以前読んだ、門井慶喜の「東京、はじまる」の感想に、「辰野に似ている妻木頼黄~」と書いたが、本書を読むと妻木と辰野は似ても似つかない二人だった。実際の所はどうだったのか?二人の作品を見る限りは本書の方が実際に近かった気がする。

    又、こちらも以前に読んだ植松三十里の「帝国ホテル建築物語」と比較して見る

    0
    2025年01月08日

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