万波を翔る

万波を翔る

作者名 :
通常価格 2,200円 (2,000円+税)
獲得ポイント

11pt

    【対応端末】
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
    【縦読み対応端末】
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

※縦読み機能のご利用については、ご利用ガイドをご確認ください

毎日引ける!!!クーポンガチャで最大50%OFFクーポンをGET!

作品内容

この国の岐路を、異国にゆだねてはならぬ

開国から4年、攘夷の嵐が吹き荒れるなか、幕府に外交を司る新たな部局が設けられた。実力本位で任ぜられた奉行は破格の穎才ぞろい。そこに、鼻っ柱の強い江戸っ子の若者が出仕した。
先が見えねぇものほど、面白ぇことはねぇのだ――

安政5年(1858年)幕府は外国局を新設した。しかし、朝廷が反対する日米修好通商条約を勅許を待たず締結したため、おさまりを知らぬ攘夷熱と老獪な欧米列強の開港圧力という、かつてない内憂外患を前に、国を開く交渉では幕閣の腰が定まらない。切れ者が登庸された外国奉行も持てる力を発揮できず、薩長の不穏な動きにも翻弄されて……
お城に上がるや、前例のないお役目に東奔西走する田辺太一の成長を通して、日本の外交の曙を躍動感あふれる文章で、爽やかに描ききった傑作長編!

維新前夜、近代外交の礎を築いた幕臣たちの物語。勝海舟、水野忠徳、岩瀬忠震、小栗忠順から、渋沢栄一まで異能の幕臣たちが、海の向こうと対峙する。

2017年~18年の日経夕刊連載が、遂に単行本化!

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
歴史・時代 / 歴史・時代小説
出版社
日経BP
掲載誌・レーベル
日本経済新聞出版
ページ数
560ページ
電子版発売日
2019年08月28日
紙の本の発売
2019年08月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
2MB

万波を翔る のユーザーレビュー

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

    Posted by ブクログ 2020年02月10日

    歴史は人の営みが重なり合って築かれるもの。物理法則のように因果律がしかと定まっている訳ではない。もちろん、負けに不思議の負け無し、などと言うように定石めいたものはあるのだろう。天の時、地の利をよくよく図り戦えば勝つ確率は高くなるのかも知れない。しかし一方で、勝ちに不思議の勝ちあり、とも言う。孫子の説...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年12月03日

    木内昇の小説の主人公はいつも内側に熱い情熱を抱え純粋ゆえに不器用にもがき、そしてそのもがきの中で自分の使命を理解していく、という表舞台には決して登場しない市井の人々が多いと思います。そこが彼女の作品に惹かれる理由かも。日経新聞連載時から本作の主人公が江戸から明治への過渡期の外交という舞台で切歯扼腕し...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2020年10月17日

    幕末の幕府の側で外交がこれほど真剣に考えられていたことに驚きました.勝てば官軍の伝で,薩摩,長州の傑物達に目を惹かれますが,いやいやご公儀も捨てたものではないというより,むしろ優れているような気にもなったこの物語.条約締結の話し合いなど,手に汗握る場面も多く,主人公太一の成長も楽しみで,一気に読みま...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2020年10月08日

    幕末の外国方の役人、田辺太一の活躍を描く。
    この時代はさまざまな小説になっているが、幕府方の内幕に焦点を当てたものは多くはないだろう。
    まるで眠っているかのように感じていた幕府の中でこのような、葛藤があったかもしれないと思うとちょっと胸が熱くなるような思いがする。
    なかなか取り上げられることのない、...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2020年03月23日

    田辺太一という人物を初めて知った。
    日経新聞の連載になった作品だけに、読みごたえがあった。
    「家人」としての忠義と、一人の若者としての思いや情熱。
    幕府側の外国方の外交を描く。
    為替ルート、内政不干渉、国内経済安定など、
    現代の日本経済を彷彿させるようなストーリー感心した。
    また、薩摩藩がパリ万国博...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年10月15日

    開国を受けて、幕府に新設された「外国方」で、外交に携わる事になった、江戸っ子侍・田辺太一の生涯。

    攘夷の嵐吹き荒れる中、老獪な諸外国と折衝する事は本当に大変だったと思います。
    本書の主人公・太一も、毎回外国に(時には薩摩に)煮え湯を飲まされていますが、彼の真っ直ぐで熱い思いが伝わってくるので、応援...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2020年03月01日

    500ページ越えで長かったんですが読みにくくもなく、半日かけて読みました!主人公の田辺太一さんのことは知らなかったんですが、元々幕末が好きなのもあって、時代背景とかもするすると頭に入って面白かった。
    やはり、歴史が変わる瞬間というのは、どの立場でもどこか切なくて、胸が締め付けられる気がします。田辺さ...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年09月20日

    思わぬことに出版直後の新刊が借りられ、続けざまに幕末を舞台にした歴史小説を読むことになりました。
    今度は木内昇さん、エンタメ寄りの佐藤さんよりはグッと重厚な感じです。
    揺らぐ幕藩制度という内憂を抱え、圧倒的な技術力を持つ諸外国と言う外患に立ち向かわざるを得なかった幕末の外交の姿という珍しい視点から描...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年07月12日

    待ちに待った、木内昇の長編歴史ドラマ。
    幕末といえば勤皇だ攘夷だと表舞台にたつ人物のものが多いが、さすが木内昇は違う。今でいう「官僚」幕臣の立場からみた歴史だ。それを、幕臣の次男という立場だが、傑出した才能で城勤に抜擢された、田辺太一に語らせた。

    幕府は長崎海軍伝習所に直参の次男、三男から優れたも...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年09月16日

    開国から4年、江戸幕府は異国との外交を担う外国局(外務省の先駆け)を新設する。
    一筋縄ではいかない異国との折衝に加え、幕府への不信とともに高まる攘夷熱。
    腕に覚えはないけれど、短気で鼻っ柱の強い江戸っ子・田辺太一の成長を通して、幕末における日本の行く末を追う。

    日本に乗り込み次々に無理難題を押し付...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています