惣十郎浮世始末

惣十郎浮世始末

2,585円 (税込)

12pt

罪を見つめて、人を憎まず――その男、服部惣十郎

浅草の薬種問屋で火事が起き、二体の骸があがった。定町廻同心の服部惣十郎は岡っ引の完治らを使い犯人を捕らえるが、医者らしき指示役の足取りは掴めない。一方、町医者の梨春は惣十郎の調べを手伝う傍ら、小児医療書を翻訳刊行せんと奔走していた。浮世を騒がす事件の数々を追ううちに、惣十郎がたどり着いた驚愕の真実とは。

一人のかすかな心の揺れが、大事を引き起こすこともある。
信じるもののため、それぞれの場であがく先に正義はあるのか――
【読売新聞好評連載】

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惣十郎浮世始末 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かったーー!!!

    木内昇さんの作品を読んだのはこれで3作目。今の所、どれも面白い。読後感も良い!
    そして読んだ3作品ともドラマ化してほしい。
    いつもながら、登場人物が魅力的。
    シリーズ化してほしいなぁ。

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    分厚さにひるんだが、時間かかりながらも、楽しく読めた。

    人が人を励さんとして発する言葉が、とても優しい。こんなふうに言える人間でありたい。

    「誰もが大なり小なり枷を負いながら、どうにかこうにか生きながらえている」
    残り時間がどれほどあるかわからないけど、生きよう。

    0
    2025年03月13日

    Posted by ブクログ

    木内昇さん二冊目。「捕物」とのことで、軽めの読み物なのかと思いきや、答えがすぐには出せそうもない重い問題や今に通ずる不条理が盛りだくさんで、なかなか社会派な意欲作だった。リズムに慣れるまで、やや時間がかかってしまったが。
    一人一人の人物が深く描き出されており、それぞれを主役にした話が成り立ちそう。終

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    面白かった。

    人を過ちへ向かわせる理由や、心の揺らぎの原因は今の時代と変わらないもので、いつの時代も人は『他の評価』が気になり、自己評価との差分に振り回されてきたのだろうなあ。
    時代劇の書き口だが、問うていることは現代の小説といった感じで共感したし、新鮮な読み心地だった。

    シリーズ化しそう。

    0
    2025年02月14日

    Posted by ブクログ

    「この感想をご覧の方々、この本をそこいらの時代小説といっしょにされちゃあ困っちまうぜ。そう思わねぇか、完治」と、同意を求める主人公惣十郎。
    「わっちも含めて個性豊かで人情味あふれる登場人物が読み手にとっちゃあ面白さこの上なしに仕上がってますぜ」完治もまたそれに従う。
    そんな二人を横目に佐吉は「さっき

    0
    2025年02月12日

    Posted by ブクログ

     これはもうしみじみと旨いと言える。瑕瑾といえば、惣十郎を、もうちょい女ごころが分かるようにしてやってくれれば。
     話の落ち着く先は、決して無理はなく。ミステリーのランキングなんかには入れては欲しくないくらいの、心の移ろい。

    0
    2024年11月06日

    Posted by ブクログ

    これも新聞小説だと知って驚いた。
    新聞小説「かたばみ」が書籍として発行されたばかりなのに、次の新聞小説を執筆していたとは。
    一体どれだけの引き出しとパワーをもっているのか。恐るべし木内昇。

    苦手な時代小説ではあるが、木内昇ならきっと面白いに違いないと思った。
    予想通り。
    続きが気になって、ほんの少

    0
    2024年10月02日

    Posted by ブクログ

    良い本を読んだ。
    木内さんの捕物帳どんな物語かとワクワクして読んだ。
    期待は裏切られることなく、すいすいと読めて夢中になってしまった。
    最初の火事からつるつると繋がり、そこに繋がるのかーと圧巻。
    登場人物もそれぞれ味がありら読み応えあり。
    続編出て欲しいなぁ。

    0
    2024年09月25日

    購入済み

    最近の小説では秀逸です。

    登場人物の描写が素晴しいです。惣十郎の飄々とした態度の中で、先を読む力は素敵です。 岡っ引きの完治は、鬼平犯科帳の密偵ようで、素晴しい働きです。 お雅と惣十郎の母・お多津のやりとりはほのぼのします。 お雅が魅力的です。 映像になったら、誰がやるのか関心があります。 
    ストーリーは、意外な展開の繰り返

    #ほのぼの #カッコいい

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    浅草の薬種問屋で起きた火事の現場に残された二つの遺体。北町奉行所定町廻同心・服部惣十郎が犯人を捕らえるが、指示役の足取りは掴めない。
    小者の佐吉、岡っ引きの完治らと共に事件を追い続け、惣十郎がたどり着いたのは驚くべき真相とは……。


    いや〜面白かった!
    間に偽祈祷師の捕物や、湯屋の三助の母の死の謎

    0
    2024年07月15日

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