峰守ひろかずの作品一覧
「峰守ひろかず」の「小泉八雲先生の「怪談」蒐集記」「最後の陰陽師とその妻」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
学芸員×呪術ということで個人的にツボのテーマ。加えて呪術についてもロジカルな解釈がされているのでとても好きなタイプの物語。「呪い」をテーマにしながら「呪いなんてものはない」とバッサリ切り捨てているのもスタンスがはっきりしていて好みである。 美形だが本物の呪いにかかってみたいと主張する変人の学芸員と、本来は美術館志望だがひょんなことからそこに配置されてしまった実習生、しかも幼い頃から不幸体質という組み合わせがポイントだと感じた。やはり物語をドライブするのはキャラクターの配置なのだと感じた次第。
「丑の刻参りの藁人形」 呪いといえば誰もがまず思い浮かべるのがこれではないだろうか。いわゆる「呪い
Posted by ブクログ
シリーズ第2段。
文豪•泉鏡花が、少年時代に英語講師をしながら人力車夫の武良越義信と組んで怪異の噂を探訪するというバディもの。ここで探求した金沢の怪異が後の泉鏡花の作品に影響を与えているという体裁だ。今回は5話から成っている。
鏡太郎が魚の化生ではないかと噂される陸軍少佐夫人の家庭教師を引き受ける「海神別荘」
天狗に攫われて行方不明になっていた医者の息子が、まるで別人のようになって帰って来たことから始まる騒動を描いた「茸の舞姫」
義信が偶然見かけた河童のような生き物。それを銃で撃ちたいと言い出した人物を現地に案内する「貝の穴に河童の居る事」
貸本屋の瀧の許嫁•矢代知里が神隠しにあった。知里は躑
Posted by ブクログ
泉鏡花もとい鏡太郎くんの年上女性に対する賛美が相も変わらずで安心してしまった。
泉鏡花作品は『天守物語』とあと数作しか読んだことがないので、「少年時代の泉鏡花が体験したことを基に作品を書いた」という設定のこの物語、後書きで先生も言及されていたとおり、泉鏡花作品の入り口としても面白くありがたい話だと思う。
あの体験したあとで、実際どんな話を書いたんだろうと気になりますもの。
各話が終わるたびにあるコラムもまた興味深い。
解説も楽しみなのです、いいぞもっとくれ。
と、実際の泉鏡花作品との架け橋にもなるこの作品、今回は初手から鏡太郎くんの賛美が止まらない女性が登場。
山姫様がクールに去ってしまわれ