瀧森古都の作品一覧
「瀧森古都」の「あのとき僕が泣いたのは、悲しかったからじゃない」「悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「瀧森古都」の「あのとき僕が泣いたのは、悲しかったからじゃない」「悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最初この本を手に取ったときの想像を超えて、良かった。
主語がそれぞれ変わるたびに、同じことの見え方が変わってくる。人にはその行動足らしめる背景があり、事情があり、それが丁寧に紐解かれてていく。
カッピーの言葉に混じりのない真実を見、校長先生の暖かい言葉に、大人でもこういう生き方でいいんだと癒される。
心に響いた言葉↓
人の心の中は、誰ものぞくことができない。
生きていても、死んでいても、それは同じ。
だからこそ、信じる思いが大切。
だからこそ、伝える言葉が大切。
目に見えないものを信じあうため、想いを言葉にして、わたしたちは生きている。
そして、ずっと見えなかったものが、あとになって見えてくる
Posted by ブクログ
動物園に置き去りにされたカッピー。隣にある小学校と動物園を管理している校長先生と家族となり、大人になった今はその両方で働いている。
カッピーの純粋で真っ直ぐな優しさに心が洗われるようでした。
漢字の読めないカッピーは生徒に相談されたときも、どこかチグハグな会話になることがある。
でも、その答えはいつも真っ直ぐで裏がなくて、相手のことだけを思っている。だから安心するし信じられる気がする。
視点が変わりながらの展開。みんなの抱える苦悩や孤独を感じて苦しいし負の連鎖が悲しい。
「誰か気づいてあげてたら…」「耳を傾けてあげてたら…」と、タラレバが止まらない。
これまでいっぱい苦しんだ分、みんなには