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「日本でいちばん心温まるホテル」と言われるホテルアソシア名古屋ターミナル。総支配人・柴田秋雄の方針はただ一つ、顧客満足よりも従業員満足、つまり「日本一幸せな従業員をつくる」ことだった。ホテルで本当にあった感動エピソードを元にした物語。
名古屋駅前の老舗ホテル「ホテルアソシア名古屋ターミナル」は、4期連続の赤字にあえいでいた。経営陣の退陣後、新たな総支配人に選ばれた柴田秋雄は、柴田流の再建策に乗り出す。それは、リストラでも、成果主義導入でもなかった。従業員が参加して、経営理念をつくり、みんなで合宿して夜を徹して夢を語り合う…、柴田氏が取り組んだのは、ホテルの顧客満足を高めるための改革ではなく、従業員満足、つまり「日本一幸せな従業員をつくる」ことだった。優しさ、絆、誠実さ……本当に大切なことを愚直に実行する様々な試みの結果、7期連続黒字のホテルに生まれ変わり、「ホテルアソシア名古屋ターミナル」は日本でいちばん心温まるホテルと呼ばれるようになった。本書はそんな日本でいちばん心温まるホテルで、従業員とお客さんの間におきた奇跡の物語をストーリー形式で紹介する。
Posted by ブクログ 2016年01月30日
みやざき中央新聞で紹介されており手に取った本。
4年連続赤字だったホテルアソシア名古屋ターミナルが、
柴田秋雄氏により「従業員満足を高める」ことにより生まれ変わった話。ドキュメンタリー映画にもなっている。
耳の聞こえないウエイトレスの話、お客の大学受験票をなくしてしまった話、東海集中豪雨の時にホ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月20日
聴覚障害者をホテルのラウンジカフェに配属するなど、独特の手法で従業員を大切にし、顧客からの多大な指示を集めている。このやり方にはとても日本的な良さがでていて、組織論としても経営戦略としても学ぶところが大きい。垣根を取り払う考え方、その人の良さを最大限発揮させること、つながりを大事にすることなど、他業...続きを読む
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