家族

家族

小説・文芸
1,870円 (税込)

9pt

動けなくなった家族は、誰が看るのですか? 自宅火災の跡から殺害された家族三人の遺体が出た。唯一生き残った長女は典型的なヤングケアラーだった。少子高齢化、認知症、貧困、格差、少年犯罪、教育――。日本が抱える問題は、すべて家族の問題につながっていく。いずれ誰もが直面する現実を描く問題作!
雑誌記者の笹山真由美は、若年性アルツハイマーを発症した父に付き添い病院を訪れた。彼女はその病院のICUで、頭に包帯が巻かれ、複数の管につながれた意識のない少女・美咲が流す涙を目撃する。美咲の家族は殺害され、自宅火災の焼け跡から遺体で発見されていた。事件を調べ始めた真由美は、美咲が典型的なヤングケアラーだったことを知る。重度の障害者の兄と認知症の祖母の面倒を、看護師の母にかわって一人で看ていた美咲が、衝動的に家族を殺して放火したと考える警察の見解に違和感を覚えた真由美が突き詰めた衝撃の真実とは……?

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

家族 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    若年性アルツハイマーを発症した父親を持つ雑誌記者笹山真由美は、家族を殺害、自宅に放火した直後に交通事故に遭い意識不明のヤングケアラー美咲の取材を進める。警察は、認知症の祖母と障害者の兄を看護師の母にかわって一人で看ていた美咲が、衝動的に家族を殺して放火したと考えるが…。ヤングケアラーを題材にした社会派小説。作者さんには珍しいジャンルだったが読み応えがあった。

    0
    2024年12月01日

    Posted by ブクログ

    「この国は、社会は病んでいる」家族思いの優しいヤングケアラー、声が大きな者の勝ちになり“いい子”ばかりが苦しむ。やりきれない。「真実を知りたい」大事だけど自分勝手な記者の物言いにイラッとすることしばしば。「日本が早急にやるべきことはGDPを上げることや、世界ランクを上げることじゃない。現在を正しく理解して、間近に迫っている現実を少しでもいい方向に導くことだ」高嶋さんのこの国への提言、心に刻まないと。

    0
    2025年05月27日

    Posted by ブクログ

    ヤングケアラーと少子高齢化問題をほどよくミックスした作品。読後確認したら思いのほか作者が高齢なのでちょっと驚いた。

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    雑誌記者の笹山真由美は、若年性アルツハイマーを発症した父に付き添い訪れた病院で、知り合いの刑事を見かける。
    その刑事がエレベーターで降りたところにはICUがあり、自宅火災で家族が亡くなり1人残された少女が複数の管に繋がれて意識不明のままいた。

    事件を調べ始めた真由美は、少女が典型的なヤングケアラーだったことを知る。

    事故で重度の障害者の兄と認知症の祖母を家事をしながら看護師の母に代わって介護していた少女が衝動的に3人を殺して放火したのでは…と警察はみていたが。

    真由美自身も認知症が進む父をみながら彼女が殺害したことに違和感を感じていた。
    彼女の友人やバイト先や学校、そして母親の勤務先の病院などを調べると…。


    いずれ誰もが直面する現実である。
    核家族になり、寿命が伸びると認知症になる確率は高くなる。
    家族を犠牲にしてまで面倒を見てもらうわけには…と思うが、認知症になった本人にはわからない。
    若くても事故や病気でいつ身体が動かなくなるのか…それもわからない。

    教育、政治、社会で子どもたちを見守り、育てていく体制を作ることが必要だと思っていても現実叶うのは難しい。

    ヤングケアラーの本も何冊かは読んでいるが、かなり心痛を感じる読書時間だった。


    0
    2024年12月15日

    Posted by ブクログ

    ヤングケアラー、認知症、家族の在り方
    最後はもうひとつどんでん返しありかな?と思っていたらなかった
    ちょっと綺麗に書きすぎかなーと思った
    家族でも憎く思ったり、嫌なことしたり、言ったりあると思ってしまい、やや主人公の雑誌記者にも感情移入できず
    刑事二人も関わり方が微妙〜だった

    0
    2025年05月13日

    Posted by ブクログ

    重いテーマでしたが、最後まで読み切りました
    ヤングケアラー社会問題ですよね
    ここに出てくる人達はみんな強いと思った
    家族は大事だし、良い思い出も悪い思い出もあるので、だんだん苦しくなる

    0
    2025年03月21日

    Posted by ブクログ

    現代の社会問題を盛り込んだ作品
    ただ響くものがない
    作者の御年齢のせいでしょうか
    表現がところどころ?
    今時そういう言い方します?
    みたいなところが見受けられ
    読んでて気持ち悪かった

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    感想
    近すぎる存在。否応なく巻き込まれ離れることができない。それは美徳ではない。周りが手を差し伸べる。それだけでは弱い。無理にでも剥がす。

    0
    2024年11月14日

    Posted by ブクログ

    ヤングケアラーに光を当てた作品。この国の福祉政策に一石を投じた作者渾身の作品である。
    この作者はいわゆる危機管理小説を主戦場としていたが、新たな分野として社会派の小説にも注力したのだろう。
    文章自体が読みやすく、作者の提言を込めた作品として評価したい。

    0
    2024年11月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    重いけど、めちゃめちゃいい本。扱っているテーマもすごいし、自分にない価値観を知った。すごく考えさせられた。

    看護師の母、認知症の祖母、寝たきりの兄の3人が殺害され、学生だった妹が家から飛び出したところで事故死、容疑者となる。
    ヤングケアラーとして祖母・兄の介護に嫌気がさしたのではないかと妹が疑われるがーーというお話。

    ヤングケアラーって嫌々やってるものだと思ってた。もちろんそういう人もいるだろけど、介護を当たり前のものとしてやってる子どもたちもいるのか、という衝撃。
    もしそれが本当なら、それをやめさせるってかなり難しいし、無理やりやめさせたとして、それは本人のためになるのか?と思ってしまう。

    奇しくも、私には介護が必要な祖母がいたし、生活するのにサポートが必要な知り合いもいる。
    タイミング的に私はヤングケアラーにはならなかったけど、それに近いことは私の身近で起こっていたように思う。
    自分が気づかないだけで、この本のようなことは案外普通に起こっているのかもしれないのがかなり衝撃だった。


    人生において、自分の時間を自分のためだけに使える期間は、実はあまり長くないのかもしれない。
    育児・介護が筆頭だと思うが、家族のために時間を使うのは、当たり前だけどすごく負荷のかかることだ。私は人間ができていないので、嫌だなと思ってしまう。
    でも、嫌と思う選択肢すら持たない人がいる。子どもだったとしても。そう考えると、家族って宗教みたいだ。

    0
    2025年06月09日

家族 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川春樹事務所 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

高嶋哲夫 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す