風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子

風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子

506円 (税込)

2pt

高原のサナトリウムで私は療養中の恋人・節子と時を過ごす。私たちは魂の触れあいを重ねるが、次第に時間は限られたものとなってゆく。恋人たちの生の瞬間を描きとめた「風立ちぬ」など珠玉の6編を収める。

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風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「美しい村」
    前半は田舎の情景描写が主だが後半は専ら絵を描く少女との交流を通したものが主になる。全体的に散在してる印象。実際に起きたことをぽつぽつと書いているような。
    「麦藁帽子」
    夏を背景に少女に対する想いの移り変わりを描いた作品。彼女への想いにまた気づかされるシーンは印象的。二人はもう交わること

    0
    2016年11月13日

    Posted by ブクログ

    ジブリ映画『風立ちぬ』公開記念読書第二弾。表題作の「風立ちぬ」を始め、「美しい村」など五編が収録されている。

    「美しい村」(1933)

    初夏の軽井沢に滞在した主人公の体験が綴られる。四部構成で、それぞれ順番に発表されている。作者の実体験を元にして順次書かれているので、作者の予想しなかった方向に話

    0
    2013年09月29日

    Posted by ブクログ

    ある事柄による、皆に共通する予感について、誰も、何も言わないけれど、ある感情の発露を抑えることで、できるだけ穏やかに、なだらかに、その時を迎えるための思いや気遣い、淡々と移ろう季節を描いた物語だった。
    “私”の主観は、いつしか僕のそれに重なった。
    風景も空気も、雨も風も、匂いも味も。
    言葉にできない

    0
    2024年07月06日

    Posted by ブクログ

    堀辰雄の代表作"風立ちぬ"は、スタジオジブリの映画"風立ちぬ"の原案の一部になっています。堀辰雄の作品といえば、軽井沢など信州の高原にあるサナトリウムが舞台というイメージを持っているのですが、まさにそれです。本作で描かれる自然はどこまでも瑞々しくとても明るく美

    0
    2013年08月14日

    Posted by ブクログ

    堀辰雄の名作。登場人物の心情が風景描写のところどころに表れており、暗いストーリーのはずが、透き通った物語であるなと感じた。しかし、もっと深く読めるような箇所が多くあったかもしれない。自らの読書力が足りないことを感じさせられる作品でもあった。純文学を読み砕ける人かっこいいなぁと思いながら手にとった本書

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    「美しい村」から始まり「風立ちぬ」まで、さわりを読んだだけでは一見そうとは思えないが一繋がりの話。
    全体的に風景や人物描写のあとに語り手の感想等の記述があるとあう丁寧親切設計なので、私のように情緒の理解に乏しい人間でも話に迷子にならずに読むことができるのはよかった。
    実体験をもとにした話は珍しくない

    0
    2017年10月11日

    Posted by ブクログ

    『麦藁帽子』が美しくてとてもよかった。あれだけなら☆4.5としたいところだけれど、他の作品は純文学に慣れた私でも退屈だった。

    0
    2016年01月29日

    Posted by ブクログ

    繊細で柔らかい小説。叙情的。舞台の景色が水彩画を鑑賞しているように浮かぶ、表現。
    愛する人の死に向かう日々。。なのに、単に暗い悲しい物語になってはいない。

    0
    2013年11月17日

    Posted by ブクログ

    療養中の恋人とサナトリウムで過ごす日々を描く。几帳面に、真剣に描いている。息が詰まるが、好きな人は好きなのだろう。小さな結晶の様な生活。
    小説を描き、小説の世界に生きる私小説家は、生きているのに虚構に存在する。

    0
    2013年10月11日

    Posted by ブクログ

    薄いベールに包まれたようなお話。
    いろいろな意味で梶井基次郎と対照的に感じられた。

    愛する人と二人でいるのに幸せかどうかなんて気にしている。
    一人で山に居てもどこかに人気を感じている。
    他人をとおして物事を感じる人なのかなあ、と思った。

    0
    2013年08月26日

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