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苦情処理係に異動となり、うつの症状が出て会社を一カ月ほども休んでいる父。息子は父の一番好きな場所に行った。父に会って二人きりで話したかった――「それでも鳥は空を飛ぶ」など、心温まる短編集。累計35万部突破、大評判の家族シリーズ第4弾、待望の文庫化!
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Posted by ブクログ
「それでも鳥は空を飛ぶ」そもそも鳥が空を飛ぶのは楽しいのか、なんて考えたことはなかったが、確かに勝手に人間が羨ましく思うだけで、鳥には鳥の、人には人の営みがあって、隣の芝生は青く見えても、自分の場所で懸命に生きていくしかないのだな、と思う。諦めのような覚悟のような。
いつの間にかうまくいかなくなっていた…停滞した空気に支配された毎日。だが、ふとしたことで“気づく瞬間”が訪れる。少し霧が晴れ、見えなくなっていたものが見えて、いま、新たな一歩を踏み出せる―。ラストに希望の明かりが灯る、大好評、家族シリーズ短編集の第4弾。夫婦、親子の関係を見つめる、珠玉の作品集。
家族のちょっとした幸せを紡ぐ短編集の4冊目。 前作3冊に比べて、世相に近い、少し暗いバックグランドのストーリーが多くなりましたし、相変わらず、どの話もこれといった盛り上がりはないけれど、読んだ後に心が温まります。 この本はいつも出るのを楽しみにしてます。次回作も心待ちにしています。 ※「車輪の空...続きを読む気」の主人公の気持ちは私も見習わなければ、と思いました。
森浩美さん。オリジナルスマイルにSHAKE、スマップの名曲を書いているとは! 最後必ず希望を持てる話ばかりなので、安心して読めた。年をとるとね・・・、辛い話は読みたくなくなってくるよ。 そう思いながら読んでいたら、後書きにも同じような内容が。震災後だったのね。
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