風の中のマリア

風の中のマリア

748円 (税込)

3pt

命はわずか三十日。ここはオオスズメバチの帝国だ。晩夏、隆盛を極めた帝国に生まれた戦士、マリア。幼い妹たちと「偉大なる母」のため、恋もせず、子も産まず、命を燃やして戦い続ける。ある日出逢ったオスバチから告げられた自らの宿命。永遠に続くと思われた帝国に影が射し始める。著者の新たな代表作。

私たちはただ務めを果たすだけ。ある日、突然やってくる終わりの日まで。

ワーカー(ハタラキバチ)は、現代で働く女性のように。女王バチは、仕事と子育てに追われる母のように。この物語は、「たかがハチ」と切り捨てられない何かを持っている。「世界が広がるはずですよ」(養老孟司―解説より―)

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風の中のマリア のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月22日

    オオスズメバチ視点が新鮮で臨場感とともにすらすら読める この本を読んでから昆虫に興味を持ち、生物学にのめり込んだ

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    Posted by ブクログ 2024年03月15日

    戦士マリアを通じて描かれたオオスズメバチの生態
    ワーカーとして生まれ、獲物を狩り妹達を育て、一生を帝国に捧げる。
    神が設計したような合理性で遺伝子を次世代に繋げる生態を科学的知見に忠実に表しながら実にワクワクする冒険譚になっている。
    繁栄を極めた帝国とマリアの運命はいかに!

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    Posted by ブクログ 2023年08月02日

    オオスズメバチの話。とてもリアルな映画を見ているようだった。NHKは定点カメラで撮ったドキュメント映像かもしれない。そのくらい臨場感があって、生々しく、命の熱さを感じた。
    「マリアたちの戦士の本能に、この戦いのメカニズムが組み込まれていたのだろう。だとすれば、このキイロスズメバチとの戦いも、はるか昔...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月05日

    アリや蜂にも人間のような社会性があることは知っていたので、あらすじを見て蜂が主人公の話だと分かり、興味惹かれて読んでみた
    すっごく勉強にもなったし、知らない世界を知れたし、改めて自然ってすごいな。って思った一冊

    誰に教わるでもなく自然になされる分業体制
    ワーカーや女王バチそしてオスバチとして産まれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月01日

    自分が蜂になった気分で読み進めていった。
    未知だった蜂の生態を色々と知ることができた、
    針穴は産卵管だとか、蜂球だとか、遺伝子の事だとか。

    虫に感情があるとして、本当にこんなこと思ってたら面白いなぁと思った。

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    Posted by ブクログ 2024年01月01日

    学術的な話をベースにしていて、小説だけど図鑑のような面白さがあった。後半の戦闘シーンは似たような描写が続くのでちょっと飽きがきちゃったけど、その部分以外は心情や季節を感じられる描写も好きな作品でした。

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    Posted by ブクログ 2023年08月22日

    虫の話だから無理って思ったのに、面白くて全部読んだ。
    蜂に詳しくなった。
    たまに画像を調べては後悔した。

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    Posted by ブクログ 2023年04月29日

    虫の生態系の頂点に立つオオスズメバチの視点で見る昆虫たちの世界がとってもリアル・・・。 子孫を残す方法は様々だけれど、種を残すことは生物にとっての生きる理由そのものなんだろうな〜。 そうすると、現代における先進国の少子化は何を示しているんだろう。 人間という種の終わりの始まりなんだろうか・・・。それ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月12日

    スズメバチの世界を書いた作品。虫の生態等、全然知らない世界が細かく描かれていて勉強になった。百田さんが書いてる作品ということもあってか、スズメバチと他のハチとの戦闘は、人間界の戦争も描写されてるような気がしてしまう。

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    Posted by ブクログ 2023年01月16日

    スズメバチのこといろいろ勉強になったな。傍から見て凶暴と思っても、生きる本能なんだとわかったけど、やっぱりスズメバチ怖いっす〜。

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