風の中のマリア

風の中のマリア

小説・文芸
781円 (税込)

3pt

命はわずか三十日。ここはオオスズメバチの帝国だ。晩夏、隆盛を極めた帝国に生まれた戦士、マリア。幼い妹たちと「偉大なる母」のため、恋もせず、子も産まず、命を燃やして戦い続ける。ある日出逢ったオスバチから告げられた自らの宿命。永遠に続くと思われた帝国に影が射し始める。著者の新たな代表作。

私たちはただ務めを果たすだけ。ある日、突然やってくる終わりの日まで。

ワーカー(ハタラキバチ)は、現代で働く女性のように。女王バチは、仕事と子育てに追われる母のように。この物語は、「たかがハチ」と切り捨てられない何かを持っている。「世界が広がるはずですよ」(養老孟司―解説より―)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    風の中のマリア
  • タイトルID
    :
    803958
  • ページ数
    :
    320ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年06月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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風の中のマリア のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    短く儚い命で懸命に努めを全うする姿に打たれた。
    妹たちを本能で守り育てる姿は母親の姿そのもの。
    美しいけど、なんだか切ない物語やったなぁ。

    0
    2026年07月04日

    Posted by ブクログ

    オオスズメバチを擬人化して書かれたストーリー。
    女王蜂を中心にした役割分担が分かりやすい。
    生態系を存続させるために最終的には女王蜂を殺す理由も分かりやすく解説されてて面白かった。生物の進化すげ〜

    0
    2026年05月12日

    Posted by ブクログ

    ん?ハチの話と思いながら読み進む。オオスズメバチの働き蜂(ワーカー)の一生。なんと過酷〜スズメバチの生体も分かりやすく学べる1冊。さらに子孫繁栄が動物の本能のなかで、ワーカーは子供を産まず餌を運び続け一生を終える。その一生は幸せなのか?問いかけられる。人間でも働いて結婚しない女性も増えている。子孫繁栄だけが幸せでではないと信じたい。

    0
    2026年03月01日

    Posted by ブクログ

    ゲノム。社会性昆虫の生き甲斐とは。
    オオスズメバチのメスは産卵能力があるにも関わらず、女王バチのために働き続け人生を捧げる。
    (女王バチは生まれた時から特別感のある存在なのかと思っていたら、同じオオスズメバチとして生まれていた。ただ幼虫の時から餌を多く与えられ、部屋が広い場所で育つ等環境要因で女王バチになると知って驚いた)
    それでは普通のオオスズメバチにも女王バチとして生まれる権利があるのに。こんな不条理に何も批判することなく自分の存在意義を遺伝子の繁栄と捉え役割をこなす姿に儚さと遺伝子の繁栄こそがその昆虫にとって一番大事な事だったのだと改めて考えさせられる。

    昆虫に感情はあるのだろうか?
    感情より遺伝子による影響の方が大きくここまで行動規制が取れているのは昆虫のような弱い生き物故の宿命なのだろうか?

    人間は全て自由に選択でき、自分で決めることができるのに遺伝子の繁栄や自分の国の繁栄等考えていない人が多いのではないか。全て自分のため。自分の存在意義を問われた。長く生きること、自分のやりたいことをやるだけ生きること、その人生は果たしてそこまで意味があるのだろうか?オオスズメバチのように使命を考えて遺伝子の繁栄のために命を捧げる生き方の方が随分自分が生まれた意味があるのではないか。

    極論にはならないようにしないとですが、今自分の国が繁栄する方法、日本人の遺伝子が繁栄し人類に少しでもプラスになるような生き方をしたいと思いました。

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    裏表紙も見ずに読み出してすぐに驚いた!
    誰?「マリアは木立の中を縫うように飛んだ」…マリアはオオスズメバチ! 

    全く知らなかった世界が広がっていく。
    オオスズメバチの生態を学術的に描くとともに、小説としてドラマも成立させている。

    自分の使命を遂行しながら、考え、恋もするマリア。自分の帝国を維持する、子孫繁栄を優先する【掟】を守る。

    昆虫は100%本能行動だと思っていたが違うかも⁈と考えてしまった。

    ゴルフ場で蜂が寄ってくる。手で払わないように気をつけ逃げていた。今後は少し観察してみよう。

    読む価値がある稀有な一冊!

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    小学2年生でこの本を読んだことが、その後の人生に大きく影響していると感じる。オオスズメバチ視点の物語を読み進める中で、地球上の生物への興味と死生観の変化、俯瞰に似た拡張的な視点を獲得した。おそらく生物学にのめりこむ端緒となった作品で、読んでいなかったらと考えるとぞっとするくらい人生を豊かにするきっかけをくれた。

    0
    2025年04月30日

    Posted by ブクログ

    オオスズメバチの一生を、ノンフィクションとフィクションを交えながら描いている作品。マリアを通して、ハチの習性が全て理解できました。女王バチしか産卵しない理由、他の虫を襲う理由、最後は蜜蜂や他のスズメバチを襲う理由、そして本能に支配されている全ての行動。
    切ないけどとても感動するお話でした。全ての昆虫への敬意をも感じる、とても素敵な作品でした。

    0
    2026年09月12日

    Posted by ブクログ

    ハチの目線で一生を表現した物語。本能に従いながらも自分の在り方を問うている。厳しさに晒されながら生きていると思うと少し見方が変わる。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    人ではなく蜂を主人公にしている。蜂の生態をしっかり取り入れているにも関わらず、全く感情移入できないというわけではなく、読みやすかった。とても面白かった。

    0
    2026年05月31日

    Posted by ブクログ

    蜂が主人公の話を初めて読んだ。蜂にも社会があり、そらぞれの役割がある。人間にとって、厄介な存在だが、蜂から見ると人間も厄介な存在。でも、この本を読むと、蜂を見たときにただ嫌だというだけでなく、蜂も生物として懸命に生きていると思えそうだ。

    0
    2026年05月03日

風の中のマリア の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    風の中のマリア
  • タイトルID
    :
    803958
  • ページ数
    :
    320ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年06月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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