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俺の求めているのは本物のブルースだ――。本当にやりたい音楽のために、売れ筋の人気バンドを解散し、ビル清掃のバイトで食いつなぐミュージシャン・武史。彼はある日、作家志望の生意気で美しい女子大生・操と出会う。決して妥協せず、理想を追いつづける苦悩の日々。そして烈しく求め合う愛の行方は……。芥川賞作家・花村萬月が凛々しく描く青春音楽小説の傑作。
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Posted by ブクログ
凝り固まった感情を絞り出すようにぶつけてくる小説です。 方法はけして上品ではないけれど、嫌な部分を全部吐き出したような爽快感があります。
読み終えた時、今まで読んだ全てがブルースだったんだと思えました。主人公である武史の生き方、操との愛、バンドにかける情熱、ジュンとの妙なフィーリング、何もしないで過ごす怠惰な1週間・・・。その全てがブルースで、それは「Steady Rollin' Man」の世界をそのまま小説にしたようで、そ...続きを読むれでいて幸せなことも沢山待っている。非常に、読んでいてときめいて、興奮しました。 武史はきっと、最初は丸かったのが操との出会いによって徐々に刺々しくなってきて、逆に操は最初は刺々しかったけど、武史との出会いによって丸くなっていった。最後はもう可愛い女の子になっていました。 ここに書かれているのは、「音楽」でもあり、「セックス」であり、そして何よりも「ブルース」なんだと思います。 素敵な音楽小説に出会えました。 ちなみに、性描写はどの作家も描くけれど、花村氏の描写は逸品だと思います。
タイトルを見て、どんな内容かも想像がつかなかった。ただ、ある雑誌で萬月さんを取材することになり、片っ端に萬月さんの本を買った。そのときの一冊。実は取材までには読み終えなかった。買ってから3年がたち、なんとなく読んでみた。正直言って驚いた!この人ッて言葉で音を表現してるって思った。話が佳境に進むにつれ...続きを読むて、曲のさびのごとく言葉がテンポアップし、異常なテンションが伝わってきた。超おすすめ!
人気バンドを解散し,ビルの清掃のバイトで生計を立てつつ,理想の音楽を求めるギタリストの話。 苦悩し,屈辱を受け,ブルースを求める姿に感動した。 花村作品全般に言える事だが,非常に読みやすく,すんなり心に入って来る。
内容としては実力はありながらブルース、本当にやりたい音楽のためビル清掃のバイトとして働く武史に、作家志望の操がバイトで出会うことにより物語は進展していく。 花村萬月の小説を読むのはこれが初めてであるが、恐らくはギターを弾くという作者の音楽に対しての教養興味と、小説それを取り巻く環境に対しての姿勢...続きを読むと愚痴を色濃く反映している小説かと思われた。 それと性についても、この作者の切っても切れない主題なのであろう。取り扱っている時代は何処か古さを感じるものの、今も読むに耐えるということは、音楽という小説として表現するのになかなか難しいことに対して、ドッシリとしつつも読むものに重さを感じさせない文体自体の出来栄えがあるからだろう。
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