無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
読み終えた時、今まで読んだ全てがブルースだったんだと思えました。主人公である武史の生き方、操との愛、バンドにかける情熱、ジュンとの妙なフィーリング、何もしないで過ごす怠惰な1週間・・・。その全てがブルースで、それは「Steady Rollin' Man」の世界をそのまま小説にしたようで、それでいて幸せなことも沢山待っている。非常に、読んでいてときめいて、興奮しました。
武史はきっと、最初は丸かったのが操との出会いによって徐々に刺々しくなってきて、逆に操は最初は刺々しかったけど、武史との出会いによって丸くなっていった。最後はもう可愛い女の子になっていました。
ここに書かれているのは、「音楽」でもあり、「セックス」であり、そして何よりも「ブルース」なんだと思います。
素敵な音楽小説に出会えました。
ちなみに、性描写はどの作家も描くけれど、花村氏の描写は逸品だと思います。
Posted by ブクログ
内容としては実力はありながらブルース、本当にやりたい音楽のためビル清掃のバイトとして働く武史に、作家志望の操がバイトで出会うことにより物語は進展していく。
花村萬月の小説を読むのはこれが初めてであるが、恐らくはギターを弾くという作者の音楽に対しての教養興味と、小説それを取り巻く環境に対しての姿勢と愚痴を色濃く反映している小説かと思われた。
それと性についても、この作者の切っても切れない主題なのであろう。取り扱っている時代は何処か古さを感じるものの、今も読むに耐えるということは、音楽という小説として表現するのになかなか難しいことに対して、ドッシリとしつつも読むものに重さを感じさせない文体自体の出来栄えがあるからだろう。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸