風に吹かれて

風に吹かれて

946円 (税込)

4pt

4.5

米軍基地と古い城下町が共存する地方都市、岩国。フェンスの向こうをファントムが飛び立ち、でっかい入道雲が青空にわき上がっていたあの夏。中学二年のモリケンこと森木健一は、幼なじみのノッポ、ムラマサ、転校生のミッキーとともに、ある小さな冒険をしようとしていた。それは彼らが大人になるための通過儀礼だった──。

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風に吹かれて のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年09月06日

    4.8
    もうとっくに跡形も無くなっていると思っていた。
    けれども、痕跡すら無くなっていたハズのその傷に触れられたら、やっぱり血が出て来て驚いた・・

    秘密基地で繰り広げられるおバカな日常・・
    エロ本やクラスの女子への狂騒と照れ隠しには、声を上げて笑った。(ただし自分の感覚では小学校6年位だったな)
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    0

    Posted by ブクログ 2018年08月23日

    日本経済が高度成長から安定期へと向かう1970年代、米軍基地がある山口県岩国市で、将来の夢をもった中学生の主人公と、その友達が織りなす淡い交友関係を地元の山口弁で書かれた作品です。恋あり、イジメあり、思春期の中学生が惹きおこしがちな社会的問題を織り交ぜ、読者をハラハラドキドキさせます。ラストシーンで...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月21日

    スタンドバイミーっぽい話好きなので楽しみにしていましたが、予想以上に心打たれてしまって、読み終わった時胸苦しい気持ちになりました。
    時は1970年代、山口県は岩国。米軍基地のある街で、少年少女たちの成長を追う物語で、なんだかんだ色々な人たちが書いている題材と何ら変わらないのに、どれもこれも胸をぐさぐ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月26日

    樋口明雄氏の自伝的小説。
    1960年生まれの氏と私は一つ違い。
    同じく基地の街で生まれ育ち、川に遊びに行き、海まで自転車で出かけていった。
    樋口氏の中学生の夏の思い出と、私の夏の思い出が完全にオーバーラップしてしまった。
    中学生時代から小説家を目指した彼は、今や売れっ子作家。私は普通のおっさん。
    ...続きを読む

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