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Posted by ブクログ 2023年05月28日
読者は不思議が起きる町へ招待される。
死者の世界に通じる場所がある覚智寺、町で起きる摩訶不思議な出来事の目撃者であり証言者である古書店主をキーに7篇の死にまつわる話が語られる。
そしてそれぞれの話の底流にあるストーリーは最後の一篇によって鮮やかに語られる。
戦禍を免れて古くからの町並が残ったこの町に...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月27日
なごり歌を先に購入してしまい、こちらのかたみ歌が先の作品と知り慌ててこちらも購入し、読破しました。
非常に良くできた短編集……かつ、それぞれ少しずつ人物が被るように絡んだストーリーの構成………あ、ここでこの人物が関係してくるのか!と意表を突かれたりで、じっくりゆっくり楽しめる読み物って素晴らしいな...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月11日
東京の下町にあるアカシア商店街。その近くにある覚智寺はあの世とこの世をつなぐ寺だと噂されている。その商店街をとりまく人々、特に幸子書房の店主が、7つの短編全てに関わりながら、そして、最後の物語では その店主の過去が明らかになっていく。殺されても家族を守ろうとする中華屋の主人、弟の代わりに突然行方不明...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月30日
不思議な出来事が起こる「アカシア商店街」を舞台にした短編集。「かたみ歌」というタイトルは一体どう言う意味なのかと思ったが、なるほど「死人の想い=かたみ」の話なのかと納得。全ての話が死に関わる話で、少し物悲しく、少し恐ろしく、どこか懐かしい感覚がする。後半になるほど様々な事情が一気に明らかになるストー...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月28日
初めて読む、朱川湊人さんの作品。
7つの連作短編集。
舞台は昭和40年代の東京下町、“アカシア商店街”というアーケード通りとその周辺の街。
この時代は子供も沢山いて、商店街も大変賑わっている様子。
レコード屋のスピーカーからは古い歌謡曲が流れている。
私の頭の中は、セピア色の古い昭和の街にタイム...続きを読む
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