小説 - 深いの検索結果

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  • 人間喜劇
    5.0
    時は第二次世界大戦の時代、14歳のホーマーは、カリフォルニアのイサカの町で学校に通いながら、自転車に乗って電報を届ける仕事をしている。彼が運ぶ青年たちの戦死の知らせは、人びとを悲しみのうずにまきこむ。やがて出征している自分の兄の死を最愛の母に伝える日が訪れる……。一家をささえて働く少年の目にうつる、生と死が織りなすドラマ。作者サロイヤン(1908~81)はアルメニア系移民の子としてカリフォルニアに生まれる。新聞売りや図書館員などの仕事をしながら、作家を志した。『我が名はアラム』など、名作の数々は世代をこえて愛読されている。
  • 人間ぎらい
    3.8
    主人公のアルセストは世間知らずの純真な青年貴族であり、虚偽に満ちた社交界に激しい憤りさえいだいているが、皮肉にも彼は社交界の悪風に染まったコケットな未亡人、セリメーヌを恋してしまう――。誠実であろうとするがゆえに俗世間との調和を失い、恋にも破れて人間ぎらいになってゆくアルセストの悲劇を、涙と笑いの中に描いた、作者の性格喜劇の随一とされる傑作。
  • 人間競馬 悪魔のギャンブル
    3.0
    新宿駅の中央線ホーム。看護師の女がタクシー運転手を尾行している。一方、タクシー運転手は別の男を尾行していた。パドックを周回する競走馬のように互いを尾行し命を狙う4人の人間。ゲームの支配者は何者なのか。
  • 人間小唄
    3.7
    小角が書き送った短歌を自分の文章に無断で引用した作家・糺田両奴。国民の無意識に影響を及ぼして駄目にする奴の文学を根底から破壊する! こちらの世界に拉致してきた糺田に課した難題は、「一、短歌を作る。二、ラーメンと餃子の店を開店し人気店にする。三、暗殺」。それは魂のテロルの始まりだった。(講談社文庫)
  • 人間失格
    4.3
    己は人間として「失格」なのだと断ずる男・大庭葉蔵は、三つの手記と三葉の写真を残して消えた。1948年、入水直前の太宰治が筑摩書房の雑誌「展望」から放った異端にして普遍の世界的人気作。初版単行本表紙&本作冒頭の直筆原稿を掲載したカラー口絵付き。
  • 人間失格
    4.0
    「恥の多い生涯を送ってきました」3枚の奇怪な写真と共に渡された睡眠薬中毒者の手記には、その陰惨な半生が克明に描かれていた。無邪気さを装って周囲をあざむいた少年時代。次々と女性と関わり、自殺未遂をくり返しながら薬物におぼれていくその姿。「人間失格」はまさに太宰治の自伝であり遺書であった。作品完成の1か月後、彼は自らの命を断つ。
  • 人間失格
    4.0
    1巻440円 (税込)
    「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。だれもが自分のことだと思わせられる、太宰治、捨て身の問題作。

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  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇
    4.3
    1巻715円 (税込)
    「恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです」――世の中の営みの不可解さに絶えず戸惑いと恐怖を抱き、生きる能力を喪失した主人公の告白する生涯。太宰が最後の力をふりしぼった長篇『人間失格』に、絶筆『グッド・バイ』、晩年の評論『如是我聞』を併せ収める。 (解説 三好行雄)

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  • 人間じゃない 〈完全版〉
    3.8
    「あの家のこの部屋は……密室、だったんです」 持ち主が悲惨な死を遂げ、今では廃屋同然の別荘〈星月荘〉。 訪れた四人の若者を襲った凄まじい殺人事件の真相は? 表題作「人間じゃない――B〇四号室の患者――」ほか、 『人形館の殺人』の後日譚「赤いマント」、 『どんどん橋、落ちた』の番外編「洗礼」など、 自作とさまざまにリンクする五編に加えて、 『7人の名探偵』の「仮題・ぬえの密室」を完全収録。
  • 人間そっくり(新潮文庫)
    4.2
    《こんにちは火星人》というラジオ番組の脚本家のところに、火星人と自称する男がやってくる。はたしてたんなる気違いなのか、それとも火星人そっくりの人間なのか、あるいは人間そっくりの火星人なのか? 火星の土地を斡旋したり、男をモデルにした小説を書けとすすめたり、変転する男の弁舌にふりまわされ、脚本家はしだいに自分が何かわからなくなってゆく……。異色のSF長編。(解説・福島正実)
  • 人間とは何か
    3.9
    老人と青年の対話の形で書かれたマーク・トウェイン晩年の著作。人生に幻滅している老人は、青年に向かって、人間の自由意志を否定し、人間は完全に環境に支配されながら自己中心の欲望で動く機械にすぎないことを論証する。人間社会の理想と、現実の利己心とを対比させつつペシミスティックな人間観で読者をひきつけてゆく。

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  • 人間とは何か?
    5.0
    “ソクラテスになったマーク・トウェイン”。老人と若者との対話形式で、近代社会を支える人間存在を、自らの欲望で動く「機械」にすぎないと断言するパラドックス的人間論。作者晩年の代表作でペシミズムの影が現れた哲学的な作品。

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  • 人間の絆(上)(新潮文庫)
    3.7
    幼くして両親を失い、牧師である伯父に育てられた青年フィリップ。不自由な足のために劣等感にさいなまれて育ったが、いつしか信仰心を失い、芸術に魅了されてパリに渡る。しかし若き芸術家仲間と交流する中で、自らの才能の限界を知り、彼の中で何かが音を立てて崩れ去る。やむなくイギリスに戻り、医学を志すことになるのだが……。誠実な魂の遍歴を描いたS・モームの決定的代表作を新訳。
  • 人間の幸福
    3.4
    1巻826円 (税込)
    春の午後、玉田麦子が自宅で撲殺された。麦子は、隣接するマンションの非常階段の使用をめぐり住人らとつねにいがみあっていた。そのマンションに住み、階上に住む愛人の存在に怯えて過ごす敏幸は、マンションの住人らに強い疑惑の目を向ける。突き進む犯人探しがあらわにする人々の心。真の幸福とは? 心の迷宮を解く傑作長編。
  • 人間の尊厳と八〇〇メートル
    3.1
    「俺と八〇〇メートル競走しないかい」。偶然こぢんまりとした酒場に入った“私”は、そこで初対面の謎めいた男に異様な“賭け”を持ちかけられる。男は人間の尊厳のために、競走をしなければならないと説くが──。あまりにも意外な結末を迎える、一夜の密室劇を描いた表題作ほか、極北の国々を旅する日本人青年が遭遇した二つの美しい謎「北欧二題」、完全犯罪を企む女を待ち受ける皮肉な結末「完全犯罪あるいは善人の見えない牙」など、本格の気鋭が贈るバラエティ豊かなミステリの饗宴。第64回日本推理作家協会賞受賞作を含む、5篇の謎物語。

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  • 人間の由来(上)
    4.0
    センセーションを巻き起こした『種の起源』から12年、ダーウィンは本書で初めて人間の「由来」と「進化」を全面的に扱った。人間は、肉体的形態、心的能力、知的能力、道徳的性質のすべてにおいて「下等動物」と連続性をもっている。そして、お互いに助け合い、守り合う「種」こそが「存続をめぐる争い(生存競争)」を生きのびる。ダーウィンが進化論に託した希望が示されるもう一つの主著、待望されてきた文庫版初の全訳!
  • 人間やめたマヌルさんが、あなたの人生占います
    4.3
    喫茶店「マーヌル」には、言葉をしゃべるずんぐりむっくりの猫がいる。マヌルさんと名乗る猫は人間をやめてマヌルネコになり、喫茶店の片隅で占いをやっているらしい。しかし占いの腕はなく、気の赴くままに占い、適当なアドバイスを繰り広げるだけ。にもかかわらず、迷える人々は今宵もマヌルさんの元を訪れる……。 がんばりすぎて疲れがちなあなたのために、マヌルさんが「人生をちょっと気楽に生きる方法」を教えてくれます。
  • 人間・歴史・風土 坂口安吾エッセイ選
    値引きあり
    3.0
    自然の風土の中で生きる人間をとおして作られるのが真実の歴史であるとする安吾独得の歴史観を背景に、自ら現地に足を運び、卓抜した洞察力を働かせてものした歴史紀行の中から「天草四郎」「安吾・伊勢神宮にゆく」「飛騨・高山の抹殺」など10篇を収録。司馬遼太郎の「街道をゆく」や松本清張の「古代探究」などの紀行文学のさきがけとなった画期的エッセイ。
  • 妊娠カレンダー
    3.7
    出産を間近に控えた姉に、毒に染まっているだろうグレープフルーツのジャムを食べさせる妹……妊娠をきっかけとした心理と生理の繊細、微妙なゆらぎをみごとに描く、第104回芥川賞を受賞した「妊娠カレンダー」。住人が消えてゆく? 謎に包まれた寂しい学生寮の物語「ドミトリイ」、小学校の給食室に魅せられた男の告白「夕暮れの給食室と雨のプール」。透きとおった悪夢のようにあざやかな三篇は、すべて小川洋子の独特な静謐な世界を堪能できる珠玉の短篇集です。
  • 妊娠小説
    3.8
    『舞姫』から『風の歌を聴け』まで、望まない妊娠を扱った一大小説ジャンルが存在している──意表をついたネーミングと分析で、一大センセーションを巻き起こした処女評論。待望の文庫化。
  • 忍者とは何か 忍法・手裏剣・黒装束
    3.0
    1巻2,640円 (税込)
    歌舞伎、小説、漫画、ゲーム……忍者は、さまざまな作品に登場しえがかれることで、そのイメージを縦横に変化させてきた。その軌跡をたどり、現代の忍者イメージの根源を探る。
  • にんじん
    3.9
    にんじん――。髪の毛が赤くてそばかすだらけのルピック家の三番目の男の子はみんなからそう呼ばれている。あだなをつけたのはお母さんだ。お母さんは、にんじんに夜の暗闇のなかをにわとり小屋の扉を閉めに行かせたり、おもらししたおしっこを朝食のスープに混ぜて飲ませたりする……。だが、にんじんは母親のいじわるにも負けずに成長してゆく。生命力あふれる自伝的小説の傑作。
  • 任務 松本清張未刊行短篇集
    3.8
    1巻2,200円 (税込)
    「屍体の重量がずしりと腕先にきたとき、はじめて私に任務らしい感情が充実しました」――。国民作家が終生描き続けた「組織・社会と個人との葛藤」をテーマに、これまで単著・全集未収録だった短篇小説を精選。自身の体験を反映した戦争小説から実在の事件をモデルにした小説まで、巨匠のエッセンスを凝縮した全十篇。 【目次】 任務(1955) 危険な広告(1954) 筆記原稿(1957) 鮎返り(1955) 女に憑かれた男(1956) 悲運の落手(1957) 秘壺(1960) 電筆(1961) 特派員(1979) 雑草の実(1976)  解説:権田萬治
  • ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。
    3.9
    1巻1,540円 (税込)
    ニーチェ、サルトル、キルケゴール、ショーペンハウアー、サルトル、ハイデガー、ヤスパース!あの偉大なる哲学者たちが、現代的な姿になって現れ、高校二年生の主人公アリサに、“哲学する”とは、何かを教えていく小説。
  • ニードレス通りの果ての家
    3.8
    暗い森の家に住む男。過去に囚われた女。レコーダーに吹き込まれた声の主。様々な語りが反響する物語は、秘密が明かされる度にその相貌を変え、恐るべき真相へ至る。巨匠S・キングらが激賞。異常な展開が読者を打ちのめす、英国幻想文学大賞受賞の傑作ホラー
  • ぬくもりの旋律
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    それは「未来」へ繋がる小さな一歩――「みんなが我慢しなくていい方法を、ちょっとずつ探していこう」。作家・森沢明夫さん推薦! ある家族を中心に紡がれる、感動のデビュー小説。 作家・森沢明夫さん推薦! 人生の長く暗いトンネルも、そこから抜け出した世界の明るさも、すべては「出会い」が織りなす美しい奇跡であることを信じさせてくれる物語でした。 [内容紹介] 「あの日、私を救ってくれてありがとう」 現日スポーツの記者・直生は、栄神タイガースの抑えのエース・宮城峻太朗に絶大な信頼を置かれている。ある日彼は、宮城がフリーエージェント権を行使して、メジャーへ挑戦することを内々に知らされる。その挑戦を喜ぶと同時に、少しだけ羨ましく思う直生。いつか自分も独立して海外で取材がしたい……彼には二人の娘がいるのだが、次女の奏が自閉スペクトラム症で、子育てを妻の栞に任せきりだった。そんな中、奏が怪我をして入院することに。緊張の糸が切れたように崩れ落ちる栞を前に、直生は何一つ声をかけることができない。深まる溝、先の見えない未来。後悔の中、彼は思う。そもそも自分は、なぜ、この仕事を選んだのか……すると、中学時代に出会った先輩・佐々倉美琴の姿が脳裏に浮かんできた。 いま、小さな再生の物語(ドラマ)が幕を開ける。
  • ぬけぬけと男でいよう
    3.0
    1巻1,430円 (税込)
    結局男は短い寿命でも幸せに死ねるように出来てるんだよ――。浮気を知っても別れようとはせず、僕をなじりつづける妻。離れたいのに、なぜか深くなる恋人・萌実。新しく結ばれた優しい摩夕。そして何よりも大切な娘・橘花。女たちの間を彷徨う僕は、なぜみんなが僕の好きにさせてくれないのかわからない。身勝手な男の視点から、不安定な日常と家庭生活、恋愛、性の不条理を鮮やかに切り取り、現代の男女をリアルに描く。
  • 盗まれたエジプト文明 ナイル5000年の墓泥棒
    5.0
    エジプト史は盗掘と略奪の歴史だった! 5000年前からナイルの秘宝は盗まれ続けてきた。 ローマ人の略奪、ハワード・カーターの世紀の発見、地元の泥棒一族、ナポレオン、大道芸人、現代のISの破壊行為まで……、 時に大発見にも繋がる盗掘は、悪なのか? エジプトの文化財は一体誰のものか? 盗掘と略奪を知ることで、人を惹きつけてやまないエジプトの魅力が見えてくる。 新聞社の元カイロ特派員が、お宝を盗みまくった者たちの歴史に迫る。
  • 盗まれた顔
    3.7
    手配犯の顔を脳に焼き付け、雑踏で探す見当たり捜査。記憶、視力、直感だけが頼りの任務に就く警視庁の白戸は無逮捕が続き、刑事としての自信、存在意義を見失いかけていた。そんな時、見つけたのが死んだはずの元刑事。白戸が追い始めると元刑事にまつわる陰謀が露見する……。超デジタル時代に究極のアナログ捜査を貫く刑事を描く迫真の警察小説。
  • 盗む男 ミステリ短篇選
    4.0
    人間は謎の中に産み落とされ、やがて謎をほとんど解くことなく死んで行く――。 その作品すべてにミステリ要素を組み込んだと言われる井上ひさし。なかでも、ミステリ色濃厚な隠れた名品を精選。 浅草のストリップ劇場を舞台に、芸以外に芸人の大切なものを盗んで掟を破った男の末路を描く表題作。そして蔦重も登場、『戯作者銘々伝』中の傑作「唐来参和」ほか、暗号トリック、どんでん返し、時代物、実録物、詐欺師……。 文庫未収録を含む短篇と関連エッセイで味わう、井上ミステリの見本市。 文庫オリジナル。 【目次より】 *短篇 「ドラ王女の失踪」 「唐来参和」 「自転車お玉」 「盗む男」 「捨て子」 「あぶらかたぶら泪橋」 「天狗の鼻」 *関連エッセイ(ミステリ作家・作品論) 「一人二役ということについて」 「昭和のホームズ言行録」 「清張文学 魅力のすべて」
  • 盗んで食べて吐いても
    値引きあり
    3.9
    1巻1,178円 (税込)
    どうかあなたに、希望の光がさしますように。 「太ったら、食べちゃダメなの」。幼いころに聞いた母の言葉をずっと忘れられないでいる早織。 早織は小学校6年生ごろから体重が増えはじめ、体型を何よりも重視する母は彼女の食事量を厳しく制限した。お菓子はダメ、お代わりはダメ。でも、もっと食べたい、もっと痩せたい。 早織は食べて吐くを繰り返すようになり、吐くための食料を手に入れるため、食べ物を万引きするようになってしまう。結婚をして夫と娘と仲良く暮らしながらも、彼女は万引きをやめられないでいた。 そんなある日、早織は妹からの電話を受ける。それはずっと避けていた母の命が、もう長くないと告げるものだった――。 母の呪縛。痩せたいという願い。間違いだとは分かっているのに、今日も彼女は正解を選べない。 既刊続々実写ドラマ化、『殺した夫が帰ってきました』『塀の中の美容室』で大注目の著者が描く新境地の傑作小説。
  • ぬばたま(新潮文庫)
    3.4
    ときどき、こんな人がいるのです。山に入ったまま、帰って来られなくなってしまった人が──。仕事も家族も失い、絶望のうちに山を彷徨う男が見た恐ろしい幻影。少女の頃に恋した少年を山で失った女の、凄絶な復讐。山で見たおぞましい光景が狂わせた、幼なじみ三人の運命。死者の姿が見える男女の、不思議な出会い。闇と光、生と死、恐怖と陶酔が混じり合う、四つの幻想的な物語。
  • 沼地のある森を抜けて(新潮文庫)
    4.0
    はじまりは、「ぬかどこ」だった。先祖伝来のぬか床が、うめくのだ――「ぬかどこ」に由来する奇妙な出来事に導かれ、久美は故郷の島、森の沼地へと進み入る。そこで何が起きたのか。濃厚な緑の気息。厚い苔に覆われ寄生植物が繁茂する生命みなぎる森。久美が感じた命の秘密とは。光のように生まれ来る、すべての命に仕込まれた可能性への夢。連綿と続く命の繋がりを伝える長編小説。
  • 沼の王の娘
    3.9
    バリー賞2018年度最優秀作品 父を狩る。生き延びるために。 映画化決定! 「才気迸る、出色のスリラー!」 ニューヨーク・タイムズ紙 「父への娘の愛憎が物語をより力強くしている」 パブリッシャーズ・ウィークリー誌 「鳥肌が立つほどの衝撃のクライマックス!」 カリン・スローター 拉致監禁犯の男とその被害者のあいだにできた娘――それがわたしだ。原野の沼地で生き抜く術を熟知した父を太陽のように崇めながら、12歳まで電気も水道もない小屋で育った。そう、あの日までは。そして今日、終身刑の父が看守を殺して逃走した。父を捕まえられる人間がいるとしたら、父から手ほどきを受けたわたし以外にいない。父と娘の緊迫の心理戦、究極のサバイバルゲームがいま始まる!
  • ヌメロ・ゼロ
    3.8
    隠蔽された真実の告発を目的に、創刊準備号(ヌメロ・ゼロ)の編集に取り組む記者たち。嘘と陰謀と歪んだ報道にまみれた現代社会をミステリ・タッチで描く、現代への警鐘の書。
  • ぬるい毒(新潮文庫)
    3.7
    あの夜、同級生と思しき見知らぬ男の電話を受けた時から、私の戦いは始まった。魅力の塊のような彼は、説得力漲る嘘をつき、愉しげに人の感情を弄ぶ。自意識をずたずたにされながらも、私はやがて彼と関係を持つ。恋愛に夢中なただの女だと誤解させ続けるために。最後の最後に、私が彼を欺くその日まで──。一人の女の子の、十九歳から五年にわたる奇妙な闘争の物語。渾身の異色作。
  • ぬるくゆるやかに流れる黒い川
    3.5
    1巻1,133円 (税込)
    六年前、武内譲は二つの家族を惨殺し動機を明らかにしないまま拘置所で自殺した。遺族の栗山香那と進藤小雪は事件当時の武内と同じ二十歳になったときに再会する。「事件を改めて調べよう」と小雪は香那を誘う。なぜ私たちの家族が殺されなければならなかったのか。真相の周縁にあったのは、世代を超えて女性憎悪の感情で繫がる男の存在だった。注目の作家がおくる長篇サスペンス。
  • ネイティヴ・サン―アメリカの息子―(新潮文庫)
    4.8
    1930年代、大恐慌下のシカゴ。アフリカ系の貧しい青年ビッガー・トマスは、資本家令嬢で共産主義に傾倒する白人女性を誤って殺害してしまう。発覚を恐れて首を斬り、遺体を暖房炉に押し込んだその時、彼の運命が激しく変転する逃走劇が始まった――。現在まで続く人種差別を世界に告発しつつ、アフリカ系による小説を世界文学の域へと高らしめた20世紀アメリカ文学最大の問題作が待望の新訳。
  • 姉ちゃんの詩集
    4.4
    1巻880円 (税込)
    その物語は、「姉ちゃんの自作の詩集をみつけた」という、掲示板に書き込まれたひとつの投稿からはじまりました。お姉さんがひそかにつづり、書きためていた詩を弟が発見。1編ずつネットの掲示板に公開していったのです。その詩は、思春期の女の子らしい奔放さで読む人をどきっとさせながら、たとえば描かれる家族、の情景のあたたかさが人の心に癒しと笑いをもらたすという、今まで誰も見たことがない魅力に満ち溢れていました。サマーさんの詩は、楽しいだけではなく、ときに比類なく美しい瞬間を見せます。
  • ネオサピエンス 回避型人類の登場
    4.1
    人類は今、新たな進化の段階に突入している。 産業革命は社会を変えたが、IT革命は人間の心を変えようとしているのだ。 共に働き、共に生活していた「家族」が、都市化や産業化、核家族化を経て崩壊しようとしていた時、IT革命が起きた。 IT革命は社会システムを大きく変えたが、もっとも重要な変化は、人間の脳神経回路を組み替え、愛着システムを変容させたことだ。 通常なら数万年、数十万年のスケールで起きる生物学的な変化が、数十年の間に進行している。 27年ほど前、医療少年院で一人の回避型愛着を示す若者に出会った。 今や、そうした人々は普通の家庭や社会にあふれている。 急激に増えつつある「回避型人類」の特徴は ・単独生活が基本 ・セックスをしない ・子育てに関心がない ・集団への嫌悪と恐怖 ・人より物、物より情報を好む ・ルールと統制を重視する ・キレると何をするかわからない ・蔓延する依存症と刺激中毒 ・突然襲ってくる自殺衝動 ・死を悲しまない そんな「回避型人類」の数が、共感型の旧人類を上回るとき、一体何が起きるのか。 最前線の臨床医が最先端の進化論と出会って辿り着いた、驚愕の未来レポート。
  • ネガティヴ
    3.7
    妻に不倫の恋をさせ、それを材料に、同時進行で作品を書こうともくろんだ流行作家。この「仕組まれた恋」を発端に、不気味な連続殺人がはじまった……。いつのまにか現実と物語との境界がうすれ、この世の裏側(ネガティヴ)の世界が現実にまぎれこんでくる――底知れない怖さを描く、異色のサスペンス長篇!
  • ネガレアリテの悪魔 贋者たちの輪舞曲
    3.7
    1~2巻704~814円 (税込)
    ロシアで発見されたルーベンスの新作。それを「贋作」と断じる美貌の青年との出会いが、エディスを贋作に宿る怪物との戦いに巻き込んでいく。19世紀末の英国を舞台に繰り広げられる、絵画を巡る冒険活劇!
  • 願わくは今この瞬間が、ささやかな幸せのはじまりでありますように
    3.0
    1巻1,144円 (税込)
    心が弾む恋、徐々に近づく恋、運命の恋――。 じんわりと胸があたたかくなる、12人の女性の恋愛模様。 大人のための、とっておきの短編集。 「急いてはだめ。待ちすぎてもだめ。なんでもそうじゃない?」(——『暁星』より) ”最愛の人と出会う”、日常で起こるその小さな奇跡と素直な気持ちを丁寧に綴った物語。

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  • 願わくば海の底で
    4.2
    1巻1,699円 (税込)
    東北地方沿岸部のとある高校。そこで起こるささやかな謎の中心には、いつだって彼がいた。校舎が荒らされた前夜に目撃された青い火の玉。プールサイドで昼食を取っていたとき、話しかけてきた同級生を水中に突き飛ばしてしまった女子生徒の真意。テーマ不明の、花瓶に生けられた花の絵。そして、高校卒業後大学に入学するまでの何者でもなかった二〇一一年の“あの日”以来、私たちの前から姿を消してしまった彼自身──。これは大切なものほどなくしてしまう悪癖に悩まされ、それでも飄々と振る舞う青年が歩んだ、高校生活三年間の軌跡を辿りなおす物語。
  • ネクロダイバー 潜死能力者
    3.8
    物部聖が目覚めると、そこは出口のない手術室だった。そこで出会ったひとりの男に、聖はネクロダイバーの存在を教えられる。人の死に潜り、暴走した人の想いを消去する唯一無二の存在。聖はネクロダイバーとして、次々と理不尽な死と対面し、苦悩しながらも死の記録を消し去っていく。しかしそれを阻止する存在“死神”たちが聖の前に現われるのだった……。新感覚のサスペンスホラー!
  • ネクロポリス 上
    3.8
    英国と日本の文化が融合した世界「V.ファー」の「アナザーヒル」では、死者と交流する「ヒガン」と呼ばれる行事が毎年行われている。「V.ファー」で連続殺人事件が発生した年、聖地である「アナザーヒル」でも事件が起きる。犯人探しが進むなか、不思議な風習に彩られた「アナザーヒル」が変質し始める――。著者初の上下巻作品となった大作ファンタジーが待望の文庫化。
  • 猫狩り族の長
    4.1
    今まで虚構を描いてきた。 初めて本当に思っていることを書きました――麻枝准 *** 『CLANNAD』『Angel Beats!』『神様になった日』―― 話題作を作り出し続けるカリスマの内心が初めて明かされる処女小説、緊急刊行 *** 海辺で出会った彼女は、美しく饒舌で世界で誰よりも――死にたかった。 猫が戯れるのを眺めていた女子大生・時椿は、断崖絶壁に立つ女性に声をかける。 飛び降りようとする黒髪の美女・十郎丸は、多くのヒット曲を手がける作曲家だった。 彼女は予想に反して、雄弁で自信に満ちた口調で死にたい理由を語ってのける。 人生で初めて出会った才能豊かな人間が、堂々と死のうとしている事実に混乱する時椿。 なんとかその日は十郎丸を翻意させ、下宿に連れて帰ることとなる。 なぜか猫に嫌われる死にたい天才作曲家と、何も持たない大学生。 分かりあえない二人の、分かりあえなくもあたたかい6日間が、始まった。 麻枝 准の生きている世界はこんなにも苦しくて、理不尽なものだった――。 「泣ける」ことだけにこだわり創作してきた彼が純粋に書きたいものを初めて書いた処女文芸作品。
  • 猫舌男爵
    4.1
    棘のある舌で少女を舐め苛む怪異な男爵の物語……? 日本の稀覯本『猫舌男爵』の翻訳に取り組む外国人翻訳家ヤン。だが、言葉と文化のギャップは誤解と憶測を呼び、ヤンと本の関係者たちを思いがけない運命へ導く。爆笑必死の表題作他、死期が近づくと水槽に入る奇妙な世界の死生観と孤独を描く「水葬楽」、女性画家の生涯を死亡時点から遡ることで驚愕の真実が明かされる「睡蓮」等、小説の無限の可能性を広げる奇談集。収録作:猫舌男爵/オムレツ少年の儀式/睡蓮/太陽馬
  • 猫と漱石と悪妻
    3.8
    見合い相手としてあらわれた夏目金之助(漱石)に一目惚れした鏡子。「苦労するが大成する」相手だという占い師の言葉を支えに結婚を決めるが、慣れぬ土地での新婚生活に戸惑う。しかし、それは今後ふりかかる苦難の序章にすぎなかった……! 漱石没後100年に読みたい、山あり谷ありの文豪一家グラフィティ。文庫書き下ろし作品。
  • 猫と針
    3.1
    1巻396円 (税込)
    高校時代の友人が亡くなり、映画研究会の同窓生男女5人が葬式帰りに集まった。小宴がはじまり、四方山話に花が咲くが、どこかぎこちない面々。誰かが席を外すと、残りの仲間は、憶測をめぐらし不在の人物について語り合う。やがて話題は、高校時代の不可解な事件へと及んだ……。15年前の事件の真相とは? そしてこの宴の本当の目的は? 著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。
  • 猫にならって
    3.5
    1巻1,925円 (税込)
    ときには、猫のように生きてみる。 高校生、バーの店員、獣医師……のら猫との出会いと、生命をめぐる8つの物語。 ・病気で臥せっている小学生・芳子の部屋で子猫が4匹生まれた。芳子は小さな子猫チビのことが気がかりで……(「ミー子のおしえ」)。 ・高校を中退し新宿二丁目のゲイバーで働いているエーイチ。ごみ収集を生業にしながら、のら猫をバーの屋上に住まわせている伝説の「エルヴィスさん」と出会い……(「逃げればいい」)。 ・孤独な獣医の湯出。思いがけないトラブルから逮捕されてしまい……(「猫の恩返し」)。 『おれのおばさん』『大きくなる日』『駒音高く』ほか家族小説の名手が描く感動の連作短編集。 ◆目次◆ 第一話 ミー子のおしえ 第二話 やさしく透きとおる 第三話 それぞれのスイッチ 第四話 男の子たち 第五話 エイミー先生 第六話 気になるあのひと 第七話 逃げればいい 第八話 猫の恩返し 装画/とりごえまり
  • 猫の舌に釘をうて〈青春篇〉
    4.0
    “私はこの事件の犯人であり、探偵であり、被害者……”一人三役というアクロバティックな設定が、主人公の手記を通して、変奏されながら明らかになっていく華麗なる本格推理。同時に、この作品は、青春の傷(いた)みをせつなく感じさせる恋愛小説としての魅力も併(あわ)せ持つ(「猫の舌に釘をうて」)。ほかに、郷愁を誘う幻の珠玉短篇集『哀愁新宿円舞曲』を完全収録。
  • 猫の話をそのうちに
    値引きあり
    3.6
    1巻900円 (税込)
    燃え殻さん絶賛! 元カノ青春小説。  永遠だと思った日常は、今の僕には眩しくてもう見えない。  どこか自分の作品と似た匂いを感じました――燃え殻さん  お前はひどい奴だよ。でも、歌うしかないんだよ、彼女のことを。  売れないギターデュオ・ネクストマンデイのひとり、野崎周一郎は、相方がこの業界から去り、覚束ない日々を送っていた。そんなある日、偶然居合わせた居酒屋で、人気ミュージシャン・黒沢と飲むことになる。その場で、説教をされ、号泣した野崎だったが、翌日、何事もなかったように黒沢から飲みの誘いを受ける。以降、野崎は、気が付けば頻繁に黒沢と飲むようになった。だが、元カノとの中途半端な交際を指摘されたことをきっかけに、野崎と黒沢は連絡が途絶えてしまう。それから、長い時間が流れた――。
  • ネコのムル君の人生観(上)
    3.7
    人のことばを理解し、読み書きを習得した雄ネコのムルが綴る自伝と、架空の音楽家クライスラーの伝記が交差する傑作長編。上巻はムルの生い立ちから、友だちのプードル犬ポントとの友情、美猫との恋話など青春時代まで。愛猫家必読! 豊富な訳注と抜群に読みやすい訳文で、奇才ホフマンが放つ、世界に冠たるネコ文学の世界を堪能する。
  • 猫はこう語った
    5.0
    1巻880円 (税込)
    人間と猫が対等に互いの「現状と未来」を語り合う。 2018年9月上旬、10歳の少年が首相官邸に送ったメールをきっかけに、K大学獣医学部「いぬねこ研究室」の猪狩一夫は、政府から猫の実情調査を任される。一夫と猫たちとの交流が深まるにつれて明らかになる、人間に対する猫の本当の気持ちとは。

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  • 猫はときどき旅に出る
    4.0
    第1部発表から十一年を経て完成された長編小説の傑作! 作家兼脚本家兼映画監督兼劇画原作者兼誠実なる酔っぱらい人間、楠三十郎の遍歴。
  • 猫弁と魔女裁判
    値引きあり
    4.5
    事務所に来ない。最愛の婚約者との挙式の相談もすっぽかした。天才弁護士・百瀬は、青い瞳をした女性国際スパイの強制起訴裁判にかかりきりになっていたのだ。それはまさか、幼い百瀬を置き去りにしたあの人? 百瀬によって幸せをつかんだ皆が、一心不乱に仕事をする彼の力になろうと立ち上がる。
  • 猫町
    無料あり
    4.0
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • 猫目石(上)
    5.0
    SF作家にして名探偵の栗本薫クンは逗留先の軽井沢で、女流作家・藤波武子女史からアイドル歌手・朝吹麻衣子を紹介され、すっかり心を奪われてしまう。その夜から藤波女史の別荘に泊ることになった薫クンは、麻衣子の周りで起こる連続殺人事件に巻き込まれてゆく。そして伊集院大介が登場し、独自の調査に乗り出した! 栗本薫との二大名探偵夢の競演!!
  • 猫も杓子も
    3.5
    自分に夢中な可愛いお坊ちゃん、つかみどころのない素朴な美しい男、遊び慣れた大人の男。仕事と複数の恋を楽しみながら、自由を謳歌する30歳の阿佐子。女子に大人気のイラストを描き、かわいい物語を書き、脚本もたしなみ、テレビに出て歌もうたうタレントだ。「わたしは人生の美食家」──欲望に正直に生きる楽しさの底で、しかし人生の孤独も知っている1人の女性の、甘やかな遍歴の行方は……。50万人に愛された、時代を超える恋愛傑作長篇。
  • ねじの回転
    3.8
    両親を亡くし、英国エセックスの伯父の屋敷に身を寄せる美しい兄妹。奇妙な条件のもと、その家庭教師として雇われた「わたし」は、邪悪な亡霊を目撃する。子供たちを守るべく勇気を振り絞ってその正体を探ろうとするが――登場人物の複雑な心理描写、巧緻きわまる構造から紡ぎ出される戦慄の物語。ラストの怖さに息を呑む、文学史上もっとも恐ろしい小説、新訳で登場。
  • ねじの回転(新潮文庫)
    3.8
    イギリス郊外に静かに佇む古い貴族屋敷に、両親と死別し身を寄せている眉目秀麗な兄と妹。物語の語り手である若い女「私」は二人の伯父に家庭教師として雇われた。私は兄妹を悪の世界に引きずりこもうとする幽霊を目撃するのだが、幽霊はほかの誰にも見られることがない。本当に幽霊は存在するのか? 私こそ幽霊なのではないのか? 精緻で耽美な謎が謎を呼ぶ、現代のホラー小説の先駆的な名著。
  • ねじまき鳥クロニクル(第1部~第3部)合本版(新潮文庫)
    4.3
    1巻2,970円 (税込)
    「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。(本文より) ※当電子版は新潮文庫版『ねじまき鳥クロニクル』第1部~第3部の全3巻をまとめた合本版です。
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)
    完結
    4.1
    全3巻880~1,155円 (税込)
    「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。(本文より)
  • ねじれた文字、ねじれた路
    3.9
    周囲に白眼視され孤独に生きる自動車整備士ラリーは、ある事件を契機に疎遠だった少年時代の親友、人種も境遇も超えて友情を育んだサイラスと再会するが……。英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー(最優秀長篇賞)受賞作!ホラー小説を愛する内気なラリーと、野球好きで大人びたサイラス。1970年代末の米南部でふたりの少年が育んだ友情は、あるきっかけで無残に崩れ去る。それから25年後。自動車整備士となったラリーは、少女失踪事件に関与したのではないかと周囲に疑われながら、孤独に暮らす。そして、大学野球で活躍したサイラスは治安官となった。
  • ねずさんの 日本の心で読み解く「百人一首」
    4.8
    1巻2,860円 (税込)
    これまでに「百人一首」を学ばれた方は、本書の解説が類例を見ないこと、そして「百人一首」が、百首で一首の抒情詩だという説に、おそらく驚かれたことと思います。けれど、読めば読むほど、調べれば調べるほど、それ以外に解釈のしようがないのです。 以下、著者講演会での感想文より。 ○涙が出てくる「百人一首」の解説は初めてです。やはり千年前も日本人は日本人なのだと思いました。 ○補助線1本で、幾何の難問が簡単に解けるように、長年の疑問がものの見事に氷解していきました。 ○45分の古典の授業は寝てしまいましたが、90分の小名木先生の講演は興奮と感動でアッという間でした。 ○和歌は日本文化の原点ということが本当によく分かりました。この本は「日本人の魂の書」になると思う。 ○子供たちに文法や知識を教える前に、日本の心を教えないといけない、反省とともにそう強く感じました。 ○恋をして、涙を流して、なよなよと……そんな平安貴族のイメージが吹っ飛んだ! ○和歌の概念がひっくり返るほどのインパクトです。史実に裏打ちされた解釈に反論の言葉もありません。 ○「百人一首」に初めて血の通った人間を感じて、感動の涙をこらえるのに必死でした。 ○文法的な解釈よりも、時代背景を知り、歌人の立場で考えることが、いかに大切かを教わりました。 ○話の内容にビックリ! そして、今までこんなスゴイ解釈がなかったことに、もっとビックリ!!
  • ねずみとり
    3.9
    若夫婦の山荘に、大雪をついて五人の泊り客、そして一人の刑事がやってきた。折しも、ラジオから凄惨な殺人のニュースが流れる。やがて不気味に緊張感がたかまり、舞台は暗転した! マザー・グースのしらべにのって展開する、スリリングな罠。演劇史上類をみないロングランをほこるミステリ劇。

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  • ネタバレ厳禁症候群 ~So signs can’t be missed!~
    3.0
    これほどのトリック柾木政宗がやらずに、誰がやる。女子高生探偵と助手が挑む奇怪な連続殺人――あなたは真相を見抜けるか?「読者への挑戦状」つき。女子高生探偵のアイと助手のユウは、ひょんなことから遺産相続でモメる一族の館へ。携帯の電波が届かない森の中、空一面を覆う雨雲……外界から閉ざされた館で発見されたのは男の刺殺体だった。遺体に載った巨大な鶴の銅像と被害者の異様な体勢、それらが意味するものとは? 謎解きの最中に第二の不可解な殺人も発生。さらには二人にも魔の手が。やりたい放題ミステリ開幕!「読者への挑戦状」 本作の登場人物数名には、ある重要な秘密があります。私は読者の皆様から、それを巧妙に隠しております。 その秘密は、本作において非常に重要な意義があり、そして作中のあちこちに散りばめられた手がかりに気付けば、誰にでも見抜けることをお約束します。 そのため今ここで、僭越ながら挑戦状を掲げさせていただきます。 登場人物に隠された秘密とは何か。 ぜひ頭をフル回転させて、解き明かしてみてください。 なお、物語の途中で秘密に気付いた聡明な方へ。ネタバレは厳禁でお願いします。 秘密が明かされるには、適したタイミングがあるというものです。 物語のクライマックスだったり、登場人物のターニングポイントとなる瞬間だったり、 そして、事件の真相が明かされるときだったり……。 それでは、ご健闘をお祈りいたします。 作者 拝
  • 熱帯植物園
    3.0
    覚えたてのセックスは考えてたよりよかった。正直いっていまは猿のようにはまってる。でもあたしには生理がまだない。女じゃないのにセックスしてる――。16歳になった日、下校途中に、薔薇の花束を抱えた派手な女が待っていた。あたしと同じ名前のおやじの愛人が……。ほとんど拉致されて連れて行かれたレストランで、おやじの愛人・由美が言った。「名前を変えてほしいの」――。10代の生と性を描いた5編を収録。R指定の室井佑月衝撃のデビュー作!

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  • 熱波
    3.9
    内閣情報調査室の磯貝竜一は、米軍基地の全面撤去を前提にした復興計画が進む沖縄を訪れた。だがある日、磯貝は台湾マフィアに拉致されそうになる。政府と米軍をも巻き込む事態の行く末は? 傑作長編小説。
  • 寝ても覚めても 増補新版
    3.7
    話題の映画原作、待望の増補新版! 濱口竜介監督 東出昌大主演 第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品 2018年9月1日全国公開 運命の人は二人いた…… 芥川賞作家の代表長篇に加え、 森泉岳土のマンガとコラボした魅惑の書き下ろし小説を収録。 謎の男・麦に出会いたちまち恋に落ちた朝子。だが彼はほどなく姿を消す。三年後、東京に引っ越した朝子は、麦に生き写しの男と出会う……そっくりだから好きになったのか?好きになったから、そっくりに見えるのか?運命の恋を描く野間文芸新人賞受賞作。
  • ネヌウェンラーの密室
    3.4
    古代エジプト遺跡の宝庫「王家の谷」。新発見された王墓に足を踏み入れた大学の考古学研究室一行を待っていたのは、出口なき死の迷路であった。一人また一人と罠に落ち、血にまみれた死体と化していく。4000年の時を超えて繰り返される惨劇は、古代の呪いか、殺人者の魔の手か。本格歴史ミステリの傑作。歴史と密室、二重の謎に挑む!
  • 根の島
    4.0
    生物学的な男(メイル)が生まれなくなった近未来。 メイルは貴重な資源とされ、無生殖能力者(スュード)である鶫(ツグミ)は、 メイルの略奪者として働いていた―― 「スュードに生まれるのは悪いことなの? なぜ、こんな生き方を選んでしまったのだろう」 任務に背いてメイルを解放した鶫。 そのメイルを連れ、唯一メイルが生まれる太母市に潜入する。 そこで鶫が見たものとは―― === 決断したという自覚さえないままに、鶫は戦士になっていた。 なぜ、こんな生き方を選んでしまったのだろう。 およそ、この世に略奪者ほど卑しく汚い仕事はないのに。 あるいは、それだからこそだったのか。 スュードは何も生み出さない。 無意味で不毛な人生を送って虚しく死んでいくだけだ。 やりたいこともなりたいものも特に見つからなかった。 それとも、考えようともしなかったのか。 母親にさえ見捨てられる無価値な存在が 人生について真剣に思い悩んだところで何になる。 自分には人に蔑まれる仕事こそがふさわしいのだ。 ===
  • 眠っているあいだの無防備
    完結
    4.0
    全1巻275円 (税込)
    男たちが「しなかった」話 登場人物は5人だ。女が2人と男が3人。仕事が終わり、誘い合って食事をし、次の店に移る。3人の男たちはそれぞれ、過去の「しなかった」話をする。つまり、明らかに女性の側からモーションをかけられていながら何もしないままに時を過ごした、いわば「据膳食わぬは……」という経験だ。これが前振り。その他愛も無い経験談を受けて、二人の女性のうちの一人がもう一人の女性の部屋で無防備にも寝てしまい、そこを3人の男たちが囲んでいる、という状況ができる。さて、そこから何がどうなるか、ならないか。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ねむりねずみ
    3.1
    「ことばが、頭から消えて行くんだ」若手歌舞伎役者の中村銀弥は、役者生命を奪いかねない症状に苦しんでいた。妻の一子は文芸誌記者の男性に惹かれている後ろめたさを抱えつつ、夫を気遣うことしかできない。その約二カ月前、銀弥の亭主役を務める花形役者・小川半四郎の婚約者・河島栄が、「絵本太功記」を上演中の劇場内で殺された。衆人環視の状況で胸元を刺されたはずが、犯行を目撃した者は名乗り出ないという。梨園を巻き込む事件を調べ始めた大部屋役者の瀬川小菊とその友人である私立探偵の今泉文吾は、いかなる真相に辿り着くのか。/解説=西上心太
  • 眠りの神
    3.5
    スイスで黙認されている安楽死=自殺幇助を行う団体のスタッフである若き医師・絵里香は東京で起こった自殺幇助事件の真相を確かめるために日本に渡る。尊厳を守るため死を選ぶことは正しいのか、それとも――。
  • 眠りの航路
    4.2
    父子二代の記憶へ漕ぎ出す 鮮烈な長篇デビュー作 台湾を代表する作家であり、世界的に注目を集める作家・呉明益の長篇デビュー作の待望の邦訳。のちに『自転車泥棒』や『歩道橋の魔術師』にもつながる原初の物語である。 台北で暮らすフリーライターの「ぼく」は、数十年に一度と言われる竹の開花を見るために陽明山に登るが、その日から睡眠のリズムに異常が起きていることに気づく。睡眠の異常に悩む「ぼく」の意識は、やがて太平洋戦争末期に神奈川県の高座海軍工廠に少年工として十三歳で渡り、日本軍の戦闘機製造に従事した父・三郎の人生を追憶していく。戦後の三郎は、海軍工廠で働いた影響から難聴を患いながらも、台北に建設された中華商場で修理工として寡黙に生活を送っていた。中華商場での思い出やそこでの父の姿を振り返りながら「ぼく」は睡眠の異常の原因を探るために日本へ行くことを決意し、沈黙の下に埋もれた三郎の過去を掘り起こしていく。三郎が暮らした海軍工廠の宿舎には、勤労動員された平岡君(三島由紀夫)もいて、三郎たちにギリシア神話や自作の物語を話して聞かせるなど兄のように慕われていたが、やがて彼らは玉音放送を聴くことになるのだった――。
  • 眠りの庭
    3.6
    1巻704円 (税込)
    女子校の臨時教員・萩原は美術準備室で見つけた少女の絵に惹かれる。それは彼の恩師の娘・小波がモデルだった。やがて萩原は、小波と父親の秘密を知ってしまう……。(「アカイツタ」) 大手家電メーカーに勤める耀は、年上の澪と同棲していた。その言動に不安を抱いた耀が彼女を尾行すると、そこには意外な人物がいた……。(「イヌガン」) 過去を背負った女と、囚われる男たち。2つの物語が繋がるとき隠された真実が浮かび上がる。
  • 眠りの森クリニックへようこそ ~「おやすみ」と「おはよう」の間~
    4.0
    薫が働くのは、札幌にある眠りの森クリニック。“ねぼすけ”だが腕のいい眠りの専門医・合歓木院長のもとには、毎日ひっきりなしに患者が訪れていた。子どもの夜泣きに悩む母親には「虫切り」のおまじないを、金縛りにうなされる少年には眠りを誘うホットミルクを……。薫は合歓木のもと、眠れない人をさまざまな処方で安らかな夜へと導いていく。
  • 眠りの牢獄
    3.7
    階段から落ちて昏睡状態になってしまった女性をめぐり集められた3人の青年。3人は核シェルターに閉じ込められ、そこから出る条件は彼女を突き落としたのは誰なのか告白することだった。同時に外では完全犯罪の計画がメール交換で進行。ラストで明らかになるあまりにも異常な「切断の理由」。そして……!! (講談社文庫)
  • 眠りを殺した少女
    4.0
    大丈夫、誰も追いかけてなんかこない。誰も私がやったことに気づかない。昨日までと変わらずにおなかいっぱい食事もとれるし、夜はぐっすり眠ることができる。大丈夫、私には何も起こらない。ただ、人を殺しただけなのだから……。正当防衛で人を殺してしまった女子高生・智子。誰にも言えずに苦しむ智子のまわりに奇怪な出来事が続発、事件は思わぬ方向へ展開しはじめて……。少女の心理を描く長編サスペンス・ミステリー。
  • 眠る狼
    3.7
    【アンソニー賞、マカヴィティ賞、ストランド・マガジン批評家賞最優秀新人賞受賞】 帰ってきてほしい――10年前に故郷を離れ陸軍で海外勤務についていたバンに、長い間音沙汰の無かった祖父から届いた手紙。ベテランのプロの泥棒である祖父の弱気な言葉に胸が騒いだ彼は、10日間の休暇をとって帰郷する。だが空港からなつかしき祖父の家に着くと、そこでは頭に銃撃を受けた祖父が倒れていた! 人事不省の祖父を問い詰めることも出来ないバンは、手掛かりを求め、旧知の仲である祖父の仕事仲間に協力を仰ぐ。どうやら祖父は最後の大仕事を行なっていたらしいが……昂奮と哀愁がクロスするサスペンス
  • 眠る魚
    3.5
    ガイドや通訳をしながら南太平洋のバヌアツに暮らす彩実は、東日本大震災からしばらくの後、父の訃報を受けて故郷の北関東の町に一時帰国する。放射線被害についての危機感の相違や、保守的な家族たちの思考と言動に噛み合わない思いを抱くうち、「アオイロコ」という奇妙な風土病の噂を耳にする。そんな中、彩実の口中の腫瘍が悪性と診断され、入院することに――。坂東眞砂子、絶筆作品。
  • 眠れない凶四郎(五) 耳袋秘帖
    3.6
    狂人が描いた絵を見る夜半過ぎ 不眠症が続く凶四郎の身辺に幽霊が出没する。 妻殺しの一件が解決した後も、未だ不眠症の癒えない南町の土久呂凶四郎は、 奉行の根岸の計らいで夜専門の見回りを続けることに。 江戸の闇は意外に騒がしく、今宵もまた幽霊が出る屏風だの、 盗みに入ったお店でお化けが出たと騒ぐ間抜けな泥棒だの、凶四郎は振り回される。 事件を解決する凶四郎に安眠できる日は訪れるのか。 大好評、耳袋秘帖・殺人事件シリーズ第5弾!
  • 眠れない凶四郎(三) 耳袋秘帖
    3.6
    私の妻はこんな事で死なねばならなかったのか! 妻を殺されて不眠症になった同心が、妻惨殺事件の真相に迫る! 妻を池の端の出合い茶屋で惨殺された同心・凶四郎は不眠症となり、 夜回り同心として江戸の町を見守っている。 「武家屋敷に化け猫が出た」「神社の石灯籠が動く!?」――江戸の夜は意外と賑やかだ。 一方妻の実家の主が蝦夷地の交易に密かに手を染めているらしいと判明した。 果たして妻が殺された真相に迫ることが出来るのか!
  • 眠れないほどおもしろい恋する古文[王朝の美女と貴公子篇]
    4.5
    万葉集、伊勢物語、枕草子、源氏物語――“王朝恋物語”のベスト・セレクション!わかりやすいあらすじで、あの名作を一気読み!ロマン溢れる「古典の世界」へ、あなたを誘う本。◇夢かうつつか――在原業平と伊勢斎宮との“禁じられた一夜”◇中宮定子と一条帝――権力に引き裂かれ、なお揺るがなかった愛◇「恋の誘い」に軽妙な切り返し――清少納言の“さわやかな知性”◇嘆きながらの「独り寝」――男と女の“すれ違い”は千年前も同じ◇二人の天皇に愛された魅惑的な女――額田王の才気あふれる一首◇「やまとうた」の最高峰! 「古今和歌集」は平安貴族のバイブル◇芥川、谷崎も作品に取り上げた“平安一の好色者”とは◇『源氏物語』にも影響を与えた「秘琴」と「美女」をめぐる物語――この“切ない恋”から、目が離せない!
  • 眠れないほどおもしろいやばい文豪
    3.7
    いくら天才作家だからって、ここまでやっていいものか――? 誰もが知る文豪の「やばすぎる素顔」に迫る本。酒も女も、挫折も借金も……全部、「小説のネタ」だった!?「あの名作」は、こうして生まれた!◇ハチャメチャな生き方で女にモテまくり! 太宰治◇滅びの美学を表明! 「憂国」の天才作家 三島由紀夫◇「狂気」に呑まれる前に死んでしまいたい 芥川龍之介◇「女は『神』か『玩具』のいずれかである」 谷崎潤一郎◇「知の巨人」は「痴の巨人」でもあった?  森鴎外◇「東大教授の椅子」を蹴った理由は年俸額 夏目漱石◇「文春砲」をつくった男の“男気”と“男色”  菊池寛◇金の使い道の最善は「女へやる事」  直木三十五◇「純愛一筋」から「火宅の人」に大豹変! 檀一雄

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  • 眠れない夜のために
    3.9
    1巻1,584円 (税込)
    また今日も、眠れない――。直木賞作家・千早茜が紡ぐ、ひとりの夜にそっと寄りそう10の物語。挿絵は人気イラストレーター・西淑。
  • 眠れない夜は羊を探して
    3.5
     幸運をくれると人気の占いアプリ〈孤独な羊〉にはある噂が。画面上を行きかうカラフルな羊たちの中に、もしも黒い羊が現れたら、どんな願いも叶うらしい。それが誰かへの殺意だとしても――。  同級生に復讐したい少年。祖母の介護に疲れ果てた女子中学生。浮気した彼氏を殺したい女子大生。周囲に迷惑ばかりかける自分を消したい新入社員。理想の死を追い求める少女。余命宣告を受けたサラリーマン……。真夜中のアプリに集う人々の、いくつもの眠れない夜と殺意を描いた15編の短編集。
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 源氏物語
    3.8
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安時代に紫式部によって著された長編小説、日本古典文学の最高傑作といわれる『源氏物語』は、千年の時を超え、今でも読み継がれる大ベストセラー。光源氏、紫の上、桐壺、末摘花、薫の君、匂宮————古文の授業で興味を持った人も、慣れない古文と全54巻という大長編に途中で挫折した人も多いはず。本書は、登場人物、巻ごとのあらすじ、ストーリーと名場面を中心に解説。平安時代当時の風俗や暮らし、衣装やアイテム、ものの考え方も紹介。また、理解を助けるための名シーンの原文と現代語訳も解説。『源氏物語』の魅力をまるごと図解した、初心者でもその内容と全体がすっきり楽しくわかる便利でお得な一冊! 2024年NHK大河ドラマも作者・紫式部を描くことに決まり、話題、人気必至の名作を先取りして楽しめる。
  • 眠れぬ真珠
    3.9
    出会いは運命だった。17も年下の彼に、こんなにも惹かれてゆく――。孤高の魂を持つ、版画家の咲世子。人生の後半に訪れた素樹との恋は、大人の彼女を、無防備で傷つきやすい少女に変えた。愛しあう歓びと別離の予感が、咲世子の中で激しくせめぎあう。けれども若く美しいライバル、ノアの出現に咲世子は……。一瞬を永遠に変える恋の奇蹟。情熱と抒情に彩られた、最高の恋愛小説。
  • 眠れる美女(新潮文庫)
    4.0
    「女の子を起こそうとなさらないで下さいませよ。どんなに起こそうとなさっても、決して目をさましませんから……」老いを感じ始めた六十七歳の江口が通された部屋には、深紅のビロードのカーテンがかかり、布団の中では、若く美しい娘が裸のまま眠っていた。江口が娘に触れ、布団に入ろうとすると――。「片腕」「散りぬるを」を併録。(解説・浅田次郎)※三島由紀夫による解説は収録しておりません。
  • 眠れる美男
    3.0
    川端康成の『眠れる美女』は、高齢男性の性を扱った。 それから60年。川端を敬愛する台湾の第一線女性作家が正反対の方向からタブーに挑んだ。 すなわち、高齢女性の性に正面から挑んだのである―― 元外交官の妻として裕福な生活を送る殷殷は、行きつけのフィットネスジムのインストラクター、パンに惹かれていく。 少数民族の出身で、眉目秀麗な彼―パンの、色白の肌の下に潜んだしなやかな筋肉に直接触れたいという欲望を、殷殷は抑えきれないでいた。 そしてある夜、パンを別荘に招いた殷殷は、彼に眠り薬を盛るのだった…… 〈本書は長くタブーだった高齢女性のエロティシズムを扱った、きわめて挑戦的な作品だ〉(上野千鶴子・東京大学名誉教授)
  • ネメシスの使者
    4.0
    死刑判決を免れた殺人犯の家族が次々と殺されていく――。 驚愕の結末待ち受ける社会派ミステリ! 死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が犠牲となる連続殺人事件が発生。 殺害現場に残されていたのは、ギリシャ神話に登場する「義憤」の女神“ネメシス”の血文字。 『テミスの剣』の渡瀬刑事が謎を追う。 事件は遺族による加害者への復讐か、はたまた司法制度への挑戦か? “ネメシス”の真の狙いとは!? 〈ドンデン返しの帝王〉が司法システムと死刑制度の矛盾に正面から挑む傑作社会派ミステリ! 解説・宇田川拓也 ※この電子書籍は2017年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 狙われた英国の薔薇 ロンドン警視庁王室警護本部
    4.0
    巨匠アーチャーだから書ける英国王室×警察小説。 ダイアナ妃に陰謀迫る! 全英1位シリーズ最新刊。 〈ウィリアム・ウォーウィック〉シリーズ第5話 警部ウィリアム・ウォーウィックは極秘指令のもと、ロンドン警視庁内で王室警護を担う部署の腐敗を暴く任を受ける。警護官たちは特権を笠に着て、やりたい放題を続けているらしい。一方、ウィリアムの腹心ロスは、かのダイアナ皇太子妃の専属身辺警護官に任命される。やがて華やかな任務の陰で、国家を揺るがす陰謀が差し迫り――。王室を知り尽くす著者ならではのシリーズ最新作!
  • ねらわれた学園
    3.6
    突如、阿倍野第六中学の生徒会長に立候補し、鮮やかに当選してみせた高見沢みちる。それまで目立たない存在だった彼女は、魅力的な微笑と不思議な力で学園を支配していく。美しい顔に覆い隠された彼女の正体と真の狙いとは? 1970~1980年代に大ブームを巻き起こし、幾度も映像化されてきた日本ジュブナイルSFの金字塔。
  • 狙われた羊
    4.2
    カルト宗教は、心を奪い、カネを奪い、家族を壊す! カルト教団によるマインドコントロールの恐怖と、悪辣な集金システムを描いた名作フィクション、緊急文庫化! 最近は浮気調査ばかりしている探偵の牛島のもとに、奇妙な依頼が舞い込んできた。 「人さらいはやってもらえるんでしょうか?」 依頼人の息子は、突如連絡を絶ったのだという。どうやら、あやしげな団体に深入りしているらしい。 「厄介な仕事」と踏んだ牛島は当初依頼を断ったが、秘書の坂巻に説得されて調査を開始。すると、依頼人の息子は、近年様々な問題を起こしているカルト教団に入信していることが判明した――。 世間を騒がすカルト教団、そして家族を取り返すために戦う人々を描く!
  • 年月日
    3.5
    中国文学の巨匠が描く〈現代の神話〉 山深い農村が千年に一度の大日照りに襲われた。村人たちは干ばつから逃れるため、村を捨てて出ていく。73歳の「先じい」は、自分の畑に一本だけ芽を出したトウモロコシを守るため、村に残る決意をする。一緒に残ったのは、目のつぶれた一匹の犬「メナシ」。メナシは雨乞いの生贄として縛り上げられ、太陽の光にさらされ、目が見えなくなってしまったのだ。 わずかなトウモロコシの粒をめぐり、ネズミとの争奪戦の日々が続く。やがて井戸も枯れ果て、水を求めて谷間に赴くと、池でオオカミの群れと出くわし、にらみ合う……。 もはやこれまでか……先じいが最後に選んだ驚くべき手段とは? ネズミやオオカミとの生存競争、先じいとメナシとの心温まるやりとりを中心に、物語は起伏に富む。意外な結末を迎えるが、受け継がれる命に希望が見出され、安らかな余韻を残す。作家は村上春樹に続いてアジアで二人目となる、フランツ・カフカ賞を受賞し、ノーベル文学賞の次期候補と目される中国の巨匠。本書は魯迅文学賞をはじめ、中国国内で多数の栄誉に輝いている。また数多くの外国語に翻訳され、フランスでは学生のための推薦図書に選定されている。
  • 年に一度、の二人
    3.7
    医師の夫との偽りの結婚生活に疑問を感じながらも、1歩を踏み出せずにいる沙和子。そんな時、出張先の香港で門倉と出会う。強く惹かれあうが、互いを縛りつけることのできない2人が行き着いたのは「年に1度だけ、同じ日に、同じ場所で」という約束。電話番号もメールアドレスも知らない2人の、愛の姿を描く。(講談社文庫)
  • ねんねこ書房謎解き帖 文豪の尋ね人
    3.5
    古書店に持ち込まれる謎を無頼派店主があざやかに解決! 関東大震災で職を失った17歳の石嶺こよりは、仕事を求めて神保町の裏通りにある小さな古書店の戸をたたいた。ぼさぼさ頭の無愛想な店主・根来佐久路は、本業の傍ら「萬相談」を受けているらしい。解決のヒントになるのは芥川龍之介『羅生門』、谷崎潤一郎『秘密』、そしてあの文豪も登場して――謎と秘密を「本」で解き明かす、大正古書店ミステリー!

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