作品一覧

    • かずをはぐくむ
      NEW
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      1巻1,980円 (税込)
      「生まれたばかりの息子を初めて腕に抱いたとき、いつか彼が数をかぞえたり計算をしたりする日が来るとは、まだとても信じられなかった。言葉もない、概念もないのだ」(本書より)。しかし、やがて、子どもの心の中には数が“生まれ”、おとなと共に“育み”あうようになる。3歳と0歳のきょうだいが、8歳と5歳になるまでの驚きに満ちた日々。独立研究者、森田真生があたたかく見守り、やわらかに綴る。画家、西淑による挿絵もふんだんに掲載。
    • 探していたのはどこにでもある小さな一つの言葉だった
      3.5
      1巻1,760円 (税込)
      【日本経済新聞で話題の連載「言葉のちから」書籍化】 〈お金では買えない「人生の富」はどこにある?〉 NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家が、「手放す」「信じる」「応答する」「聞く」「読む」「書く」などの小さな言葉から、深く生きるためのヒントを照らすエッセイ集。 ********** 解答を多く持つ人は、世のなかで華々しく活躍するかもしれない。 しかし私は、存在の深部で人生の問いに応答し続ける人たちにも出会ってきた。 そうした人たちと言葉を交わすたび、財産とはまったく異なる人生の富と呼びたくなるようなものを受け取る。(本文より) ********** 【目次】 この本の用い方―はじめに 1.失われた物語性を求めて……新美南吉 2.老いて増す能力……永瀬清子「第三の眼」 3.花について……岡倉天心『茶の本』 4.読書家・購書家・蔵書家……井筒俊彦とボルヘス 5.伝統と因習について……池田晶子の教え 6.話す・書く・聞く……金子大栄「対応の世界」 7.信念について……小林秀雄・論語・坂村真民 8.かなしみとは……鈴木大拙『無心ということ』 9.良知とは何か……王陽明の教え 10.偶然と運命について……九鬼周造の思索 11.人生の問い……C・S・ルイス『悲しみをみつめて』 12.言葉を練磨する……マラルメ「詩の危機」 13.本との出会い……石垣りんの詩と随筆 14.たった一つの言葉……サン=テグジュペリと須賀敦子 15.研究・調査・読書……井筒俊彦の創造的「誤読」 16.意志について……フィヒテ『人間の使命』 17.画家の原点……中川一政『画にもかけない』 18.写生について……正岡子規から島木赤彦へ 19.創造的に聞く……ミヒャエル・エンデ『モモ』 20.抽象と具象について……道元『正法眼蔵』 21.読むことの深み……ドストエフスキーをめぐって 22.想像力について……三木清『構想力の論理』 23.好奇心について……アーレントとモーム 24.手放すとは……『ゲド戦記』と美智子さまの詩 25.深秘とは……リルケと原民喜 おわりに ブックリスト **********
    • 眠れない夜のために
      3.5
      1巻1,584円 (税込)
      また今日も、眠れない――。直木賞作家・千早茜が紡ぐ、ひとりの夜にそっと寄りそう10の物語。挿絵は人気イラストレーター・西淑。
    • 自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと
      3.4
      1巻1,760円 (税込)
      〈日経新聞で話題の連載「言葉のちから」待望の書籍化〉 古今東西の名著の中には、生きるための知恵、働くうえでのヒントが詰まっている。 NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家による、自分の本当のおもいを見つけるための言葉。 ********** 【目次】 この本の用い方──はじめに   1………言葉の重みを感じとる──神谷美恵子『生きがいについて』 2………事実と真実を感じわける──遠藤周作『イエスの生涯』『深い河』 3………沈黙の世界、沈黙のちから──武者小路実篤「沈黙の世界」 4………世界と向き合うための三つのおきて──柳宗悦「茶道を想う」とノヴァーリス「花粉」 5………叡知を宿した人々──ユングとメーテルリンク 6………語られざるおもい──司馬遼太郎と太宰治 7………美とは己に出会う扉である──岡本太郎のピカソ論 8………書くとは時に止まれと呼びかけることである──夏目漱石と鷲巣繁男 9………心だけでなく、情[こころ]を生きる──ピカート『沈黙の世界』 10……人生のモチーフ──小林秀雄『近代絵画』 11……書くとはおもいを手放すことである──高村光太郎と内村鑑三 12……人生はその人の前にだけ開かれた一すじの道である──アラン『幸福論』 13……経験とは自己に出会い直すことである──ヴェーユ『重力と恩寵』 14……ほんとうの私であるための根本原理──志村ふくみ『一色一生』 15……思考の力から思索のちからへ──ショーペンハウアーの読書論 16……観るとは観えつつあることである──今西錦司の自然観 17……本質を問う生き方──辰巳芳子さんとの対話と『二宮翁夜話』 18……ことばは発せられた場所に届く──河合隼雄と貝塚茂樹 19……賢者のあやまり──湯川秀樹『天才の世界』 20……三つの「しるし」を感じとる──吉田兼好『徒然草』 21……力の世界から、ちからの世界へ──吉本隆明『詩とはなにか』 22……書くことによって人は己れに出会う──ヴァレリーの『文学論』 23……念いを深める──ティク・ナット・ハン『沈黙』 24……運命に出会うために考えを「白く」する──高田博厚とロマン・ロラン 25……着手するという最大の困難──カール・ヒルティ『幸福論』 26……語り得ないこと──リルケ『若き詩人への手紙』 27……沈黙の意味──師・井上洋治と良寛 あとがき ブックリスト
    • 愛する力。 ~続 愛する人に。~
      4.3
      1巻1,222円 (税込)
      「愛する人に。」続編登場!今も少なくない数の、愛に心を痛める人へ石井ゆかりが新たに語りかける優しい言葉。【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されているイラストは収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
    • 愛する人に。 ~新装版~
      5.0
      1巻1,222円 (税込)
      愛に心を痛める人に向けて、石井ゆかりが綴った16のテーマ。続編と装丁をあわせた新装版!【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されているイラストは収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
    • 眠れない夜のために

      Posted by ブクログ

      この薄さでこの満足度…良質…
      めちゃくちゃ沁みた…

      少し湿っているような、
      夜風のような美しい短編集。

      やっぱり個人的に千早さんの作品が
      とても好きだなあ。

      もう中学くらいからずっと不眠ぎみで
      眠れなくて、1人で、暗い夜とたくさん過ごした。
      だから余計にさらりと寄り添って貰えた気持ちに。

      他の小説読んでると「本当に甘い毒みたいだな」といつも思うんだけど、この本はとてもいい薬って感じ。大人によく効く。

      イラストや扉絵も美しい、よい1冊

      0
      2025年03月29日
    • 眠れない夜のために

      Posted by ブクログ

      寝る前に1夜ずつ読んだ。
      1話ではなく、1夜。大人の童話って感じ。
      「第十夜 仕舞いの儀式」が心に刺さった。

      千早茜さんの紡ぐ言葉はどれも美しくて落ち着く。
      そして西淑さんの絵も不思議で美しくてとても素敵。

      0
      2025年03月27日
    • 眠れない夜のために

      Posted by ブクログ

      押し絵が素敵でまるで大人のために作られた絵本みたい。夜更かしする時に読むと、読書の湖に潜り込めるからとてもおすすめです!文庫本化してほしい〜!文庫本で持ち歩きたい!

      0
      2025年02月17日
    • 愛する人に。 ~新装版~

      Posted by ブクログ

      ひどい別れ方も、見方を変えれば“その人の優しさや幼さ”なんだって。へぇー。笑

      関係性や状況、正義や常識や理性ではなく、“その人”を見ること。更には”自分”の声を聞いてあげること。

      全て取っ払ったら、中心に幸福な感情がある。
      小さくてよく見えなくても、時に真っ暗になっても、そこにはちゃんと光るものがある。

      0
      2024年02月26日
    • 愛する人に。 ~新装版~

      Posted by ブクログ

      ネタバレ

      何かを真剣に見つめている横顔には、
      嘘がありません。
      真剣な人は、人からどう見られるかを考えて
      取り繕う余裕はないからです。
      何かを見つめる横顔は「素顔」そのものです。
      だからこそ、
      その人の価値や生き方がそのままに表れます。
      その人の人間的存在が鮮やかに浮かび上がり、
      そのほんとうの表情に
      人は自然と惹きつけられるのです。

      何かに一生懸命になってたり、
      真剣になってたりする人は、
      素顔がしっかり入ったすてきな横顔を持っています
      そんな横顔には多くの人が惹きつけられます。
      さらに、人の横顔に興味がある人は、
      人を「人間」として捉える力のある人です。
      そういう力を持つ人もやはり、
      強い魅力を放

      0
      2021年01月25日

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