西淑のレビュー一覧

  • 眠れない夜のために

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    「夜」というテーマ一つで、経験したような夜にも、これからも見ることができない幻想的なファンタジーの世界にも、静かに、気づいたら深く入り込める作品でした。

    間に挟まる挿入の絵も綺麗なものばかりで癒されました。

    夜は、自分の嫌いな自分と対峙してしまう時間でもあるけれど、裏腹に、次への一歩を踏み出す決意ができる時間でもあるんだな。

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    2026年01月12日
  • 眠れない夜のために

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    装丁から挿絵、文章のすべてが良い。
    「眠れない夜」をテーマにしていることもあり、あたたかい物語ばかりではなかったけれど、読み終えて本を閉じて、表紙を眺めて呆然としてしまうほどに良かった。

    著作に『わるたべ』シリーズがあるためか、第二夜『森をさまよう』に出てくるインスタントラーメンの描写があまりに良く、お腹がグルグルと鳴いてしまう。
    第八夜『繡しい夜』の挿絵が特に美しく印象的だった。「知らない」ということは本当に罪なのか?と何度も問うてしまうような物語だった。

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    2026年01月12日
  • かずをはぐくむ

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    ネタバレ

    ほんと、この人の言葉が好き。私が大切にしたいと思ってることを掬い上げてくれるよう。
    動画やゲームなどの人から与えてもらう楽しみだけではなく、自分で楽しみを創り出せる人になるためには、「感じる」「分かち合う」経験をいかにしてきたかだなと思った。


    ・今回改めて実感したのは、虫や草花や木々や土など、人間でない者たちの存在がいかに、子どもたちの才能を引き出していくかだ。「教室」で「人間」の話だけを聞くという特殊な環境に「education」を閉ざしてしまっては、あまりにもったいないのである。
    ・食べ物や、資源を社会で分け合うときも、厳密な数値や計算を提示すると、いかにも公平感を演出できる。だが、分

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    2025年11月28日
  • 眠れない夜のために

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    ネタバレ

    千早茜さんの短編集。第一夜から第十夜まで、どの編も眠れない人が主人公です。第一夜の主人公は、眠れない夜にクッキーの缶を開ける。クッキーの缶っていいよね。小さい頃、ドキドキして開けて、姉と中身を分けたことを思い出すけど、そういう描写があって良い。ただ、この主人公は明らかに過食症だよね笑。シンクの下に、そうやって空にしたクッキー缶がたまっている。第三夜の「水のいきもの」は、不眠を克服する話なんだけど、自分と同じ不眠の青年に、深夜の住宅街で出会って、そっと手を差し伸べてもらったことがきっかけで、眠れない夜に出てくる水の中のイメージが克服できる。なかなか素敵なお話だった。
    雨が降ると、身近な人の気持ち

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    2025年09月28日
  • かずをはぐくむ

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    子どもを見つめる森田さんの心の豊かさ。
    子どもだからこその、今だけの感じ方を面白がり、大事にしているのがいい。
    私はできていないなぁと、我が心の貧しさを自省する、、

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    2025年09月15日
  • かずをはぐくむ

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    子育て中の私にとっては、書き留めてずっと手元におきたくなるフレーズ、情景、捉え方ばかりでした。
    すばらしい一冊、大好きな一冊。良い本と出会えました。

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    2025年07月25日
  • かずをはぐくむ

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    幼い子どもの何気ない言動が、一層特別なものに感じられそう。
    新しいものに出会った瞬間や、好きなものに触れている時の子どもって、本当にキラキラしてる。
    つい見過ごしてしまうけれど、その「一瞬」を大切にしなければ。

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    2025年07月12日
  • かずをはぐくむ

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    子どもが数と出会うというのはどういうことなのかを優しくエッセイ調で書いた本。
    挿絵も美しい。

    著者のお子さんが乳幼児期の体験がもとになっている。
    子どもはどうやって数的概念を取得するのか、言葉などの発達とも絡めながら書かれている


    あいまいで数のない世界から、客観的で数値化された世界へ

    一度数字で囲まれた世界にいるとそれが当然のようだが、数字がない世界を味わうことができる時期も限られているんだなぁとも思わされた。


    ・「あと10日で引っ越す」「注射は2秒で終わる」など「かぞえる」ことが未来に備える手助けになる

    ・楽しみな未来は数えなくていい
    (「いつまでこの家に住めるの?」→「まだま

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    2025年07月11日
  • 愛する人に。 ~新装版~

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    ひどい別れ方も、見方を変えれば“その人の優しさや幼さ”なんだって。へぇー。笑

    関係性や状況、正義や常識や理性ではなく、“その人”を見ること。更には”自分”の声を聞いてあげること。

    全て取っ払ったら、中心に幸福な感情がある。
    小さくてよく見えなくても、時に真っ暗になっても、そこにはちゃんと光るものがある。

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    2024年02月26日
  • 愛する人に。 ~新装版~

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    ネタバレ

    何かを真剣に見つめている横顔には、
    嘘がありません。
    真剣な人は、人からどう見られるかを考えて
    取り繕う余裕はないからです。
    何かを見つめる横顔は「素顔」そのものです。
    だからこそ、
    その人の価値や生き方がそのままに表れます。
    その人の人間的存在が鮮やかに浮かび上がり、
    そのほんとうの表情に
    人は自然と惹きつけられるのです。

    何かに一生懸命になってたり、
    真剣になってたりする人は、
    素顔がしっかり入ったすてきな横顔を持っています
    そんな横顔には多くの人が惹きつけられます。
    さらに、人の横顔に興味がある人は、
    人を「人間」として捉える力のある人です。
    そういう力を持つ人もやはり、
    強い魅力を放

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    2021年01月25日
  • 愛する力。 ~続 愛する人に。~

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    平積みになっていた。馬の絵が気になって手に取ってみた。重い強い力のある言葉が飛び込んできた。その場では読めなかった。だから買って、しっかりと読むことにした。しっかりと心を観察し、意味を考えないと紡げない言葉たち。出会いに感謝。

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    2014年06月28日
  • 愛する人に。 ~新装版~

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    本屋で中身をちらとみて、今読むものだな。と、思い続編とまとめて購入。前のめりになり、ブレーキの効かなくなる自分にはすごく良かった。わかりやすい。

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    2014年03月15日
  • 探していたのはどこにでもある小さな一つの言葉だった

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    「人は捜しているものを見つける」という言葉のとおり、私は、このようなエッセイを捜していたのだと感じた。

    抽象的な表現を理解するのが苦手だ。詩は私にとって難しい。かと言って、小説ではなく、もっと端的に、作家たちの考えに触れたいと思ってきた。エッセイを読めばいいのかと気づいた。

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    2026年01月18日
  • 自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと

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    日本経済新聞に2023年4月から2024年3月まで、「言葉のちから」として連載されたものから27篇を選び一冊の本にしたもの。

    〝言葉〟の持つちから、面白さが詰まっていて、何度でも手に取りたくなる本でした。

    一篇はどれも「誰かの言葉を引用した作品」になっており、例えば…
    武者小路実篤『沈黙の世界』より引用
    ──言葉の世界に住んでいると、沈黙の世界がなつかしくなる

    など、作家や哲学者の言葉が多く取り上げられている。

    他に面白いと思ったのは、
    『念い(おもい)を深める』
    の一篇で「おもい」を表現する漢字が沢山あるということ。
    思い、想い、意い、憶い、惟い、顧い、懐い、忖い、恋い…
    それらを熟

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    2025年12月29日
  • 眠れない夜のために

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    深い夜と夢を想わせる、美しい装丁に一目ぼれ。 寝る前に一話ずつ読み進めるのにちょうどいい、夜をテーマにした短編集。

    人気イラストレーター・西淑さんの挿絵がひっそりと美しく、物語の奥へと誘ってくれる。

    なんなら、読まなくてもいい。 ただ寝る前にページを開くだけで、心がほどけていく。 ずっと枕元に置いておきたい一冊。

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    2025年12月17日
  • 眠れない夜のために

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    夜にぴったりの物語。

    真っ暗な寒い夜、あたたかい飲み物を片手にゆっくり読みました。

    第九夜が一番のお気に入りです。
    こんなふうにそばにいてくれる人がいたらいいな、と涙がほろりとこぼれました。

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    2025年12月11日
  • 眠れない夜のために

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    誰にとっても平等にやってくる夜が苦しみなのか、前を向くために必要な時間なのかは人それぞれだな〜と

    一夜のクッキー缶、君の声が聴きたい四夜のあめ、涙が出てくる程美しい九夜の寝息が好きです

    私は眠れない夜は、私に寄り添ってくれる本を読む!

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    2025年11月30日
  • 眠れない夜のために

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    夜の読書タイム、静かなピアノの曲やあたたかなお茶と一緒に読むのにピッタリでした。
    "第九夜 寝息"が好き。
    夜の底の黄金、なんて素敵な表現なんだ。
    眠れない夜、隣にいる君を起こさないように、まんじりともせず睡魔の訪いを待ったこと。救急車の音で目が覚めて寝返りをうったら、向かい合わせになった君はサイレンも構わず熟睡していたこと。
    そんなことを思い出したりしますね。

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    2025年11月16日
  • 眠れない夜のために

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    少し小さなサイズで、夜を思わせる深いブルー系の幻想的な装丁におさめられた、十の掌編。

    眠れない夜、夜だけの自由を謳歌したり、朝を待ったり。
    どれも良かったが、第三夜「水のいきもの」第四夜「あめ」第七夜「夜の王」がマイベスト3か。
    …いや、コレも良かったな…とページをめくっていると、またもうひと巡り読み返してしまった。

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    2025年11月09日
  • 眠れない夜のために

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    眠れないそれぞれの主人公のお話が十夜。「空洞」「森をさまよう」「水のいきもの」「あめ」「しじまの園」「木守柿」「夜の王」「繍しい夜」「寝息」「仕舞いの儀式」挿絵も素敵でどれも美しい文章。夜寝る前に、2、3話ずつ読みました。

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    2025年10月21日