作品一覧

  • 僕たちはどう生きるか めぐる季節と「再生」の物語
    3.0
    1巻616円 (税込)
    未来はすでに僕を侵食し始めている。未曾有のパンデミック、加速する気候変動……。人類の自己破壊的な営みとともに、「日常」は崩壊しつつある。それでも流れを止めない「生命」とその多様な賑わいを、いかに受け容れ、次世代へと繋ごうか。史上最年少で小林秀雄賞を受賞した若き知性が2020年春からの「混沌」と「生まれ変わり」を記録した、四季折々のドキュメント・エッセイ! 不気味で、不透明で、不確実なこの時代をしなやかに生き抜くための必読書!!
  • センス・オブ・ワンダー
    4.6
    1巻1,870円 (税込)
    先駆的に化学物質による環境汚染を訴え、今に続く環境学の嚆矢ともなった『沈黙の春』の著者であり科学者であるレイチェル・カーソン。そのカーソンの最後に遺した未完の作品が『センス・オブ・ワンダー』だ。本書は独立研究者・森田真生による新訳と、「その続き」として森田が描く「僕たちの『センス・オブ・ワンダー』」で構成する。カーソンが残した問いかけに応答しつつ、70年後の今を生きる森田の問題意識に基づいた、新しい読み解き、新しい人間像の模索を行う。
  • 計算する生命(新潮文庫)
    3.0
    1巻693円 (税込)
    「計算」は私たちの生活のそこかしこに現れる。では、指やペンを使う足し算や筆算と、膨大な電力を消費する巨大コンピュータによる計算は、何が異なるのだろうか。機械が人間の能力を遥かに超越し、日夜無言で計算し続けるいま、私たちには一体何が残されるのだろうか――。気鋭の独立研究者が数学史を遡り、いつしか生命の根源まで辿り着いた果てに提示する新たな地平。河合隼雄学芸賞受賞作。(解説・下西風澄)
  • 数学する人生(新潮文庫)
    4.2
    1巻605円 (税込)
    日本が誇る世界的数学者にして、畑仕事と研究だけに没頭した孤高の人――。数学の枠にとどまらない、その思想エッセンスを余すところなく一冊に凝縮。「人は本来、物質的自然の中に住んでいるのではなくて、魚が水の中に住んでいるように、心の中に住んでいます」と語る哲学的にして詩的な世界観を、小林秀雄賞を最年少で受賞し、岡に私淑する俊英の編集により完全再現した驚異的選集。(解説・角川祐司)
  • 数学する身体(新潮文庫)
    4.0
    1巻539円 (税込)
    数学はもっと人間のためにあることはできないのか。最先端の数学に、身体の、心の居場所はあるのか――。身体能力を拡張するものとして出発し、記号と計算の発達とともに抽象化の極北へ向かってきたその歴史を清新な目で見直す著者は、アラン・チューリングと岡潔という二人の巨人へと辿り着く。数学の営みの新たな風景を切りひらく俊英、その煌めくような思考の軌跡。小林秀雄賞受賞作。(解説・鈴木健)
  • センス・オブ・ワンダー

    Posted by ブクログ

    センスオブワンダー。
    このまるで神託のような、日記のような、心の奥に届く懐かしさや発見を含んだ本の新訳。

    これに「そのつづき」が加わっているのだか、これもいい感じに力が抜けていてよい。訳者が3年かけて翻訳する間の子どもたちと庭の話を中心に、自然と人間のかかわり、生きるとはどういうことなのか、を寺田寅彦や河合隼雄を引用しながら解き明かしていく。結論ありきの論文調ではなく、物語のように、一緒に感じたり考えたり、寄り道しながら一緒に散歩しているようでこころが和んだ。結論にも大きく頷いて、生きることの力強さや煌めきに希望を見た。

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    2024年12月18日
  • センス・オブ・ワンダー

    Posted by ブクログ

    「知ること」も大事だけど実際に体験して「感じる」ことはもっと大事。いろんなものに触れて、良かったことも悪かったことも全部大切にしたい。

    0
    2024年12月13日
  • センス・オブ・ワンダー

    Posted by ブクログ

    レイチェル・カーソンの綴る本文もさることながら、後につづく訳者のエッセイにも生命にふれる歓びがみずみずしく描き出されている。
    読み進めるたびに心洗われるような気分になった。
    装丁も端正で、あまり本を読まない人にもプレゼントしたくなる一冊。

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    2024年12月03日
  • センス・オブ・ワンダー

    Posted by ブクログ

    タイトルが目に入って手に取って読み始めた本だけど、運命だったかもって思えるほど、忘れかけていた大切な言葉たちが沢山あった。
    自然に行きたくなったし、またすぐに読み返してチャージしたいって思える本
    センス・オブ・ワンダー忘れずに生きたい
    この本は生きる希望道しるべ

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    2024年11月02日
  • 数学する人生(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    通読できたわけではないから、いずれまた読み返して 今度は通読できたらと思う。
    社会→自然界→法界、より大きな外側へ意識を向けていくことで得られる境地がある。自分はまだ法界というものを実体験として感じたことがないが、いつかそこに辿り着けるよう人生を刻んでいきたい。

    0
    2024年10月14日

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