計算する生命(新潮文庫)

計算する生命(新潮文庫)

ビジネス・実用
693円 (税込)

3pt

3.3

「計算」は私たちの生活のそこかしこに現れる。では、指やペンを使う足し算や筆算と、膨大な電力を消費する巨大コンピュータによる計算は、何が異なるのだろうか。機械が人間の能力を遥かに超越し、日夜無言で計算し続けるいま、私たちには一体何が残されるのだろうか――。気鋭の独立研究者が数学史を遡り、いつしか生命の根源まで辿り着いた果てに提示する新たな地平。河合隼雄学芸賞受賞作。(解説・下西風澄)

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 理工
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    計算する生命(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1455976
  • 電子版発売日
    :
    2023年11月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

計算する生命(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    数学を語るという行為において、もちろんいろんな着眼点はあると思うのだけど。
    情的に語ると言うと、語弊があるような気もする。
    私たちが生きることとの結び付け方が上手いな、と思う。

    何より、これからも読みたいと思わせる力がある。

    「連続的な多様体を生み出す概念の例の一つとして彼は、『色彩』を挙げる。『色彩』という概念について考えるとき、私たちは無意識のうちに、心のなかに様々な色を思い浮かべるだろう。それら色彩の全体は、ある空間的な『広がり』とともに、連続的なグラデーションをなす」

    幼い頃にやったゲームでは、パラメータの色をRGBでグリグリと変えることが出来た。
    「そういうもの」と思って使っていたけれど、何事も「そういう表し方」を思いついた祖がいるわけで、あらためて、ほう、と感じたことだった。

    「いつの時代も人は、未知の事物を、手許にある概念に喩えて理解しようとしてきた。かつて人間の心は、蒸気機関の比喩で語られることもあった。現代の人工知能や人工知能の研究者は、『計算』という概念を頼りに、コンピュータのメタファで、知能や生命の謎に迫ろうとしている。だが、本当にこれが正しいメタファなのだろうかと、ブルックスはあらためて問うのだ」

    「GPT-3は、ウェブな電子書籍から収集した何千億もの単語の統計的なパターンを学習して文章を作成していて、人間のように言葉を「理解」しながら作文をするわけではない。肝心なのは、意味よりもデータであり、理解よりも結果なのだ。こうした技術が目覚ましく進歩していくなかで、意味や仕組みを問わずとも、計算の結果さえ役に立つなら、それでいいではないかという風潮も広がってきている。
    だが、意味や理解を伴うことのないまま、計算が現実に介入するとき、私たちは知らず知らずのうちに他律化していく」

    二つの引用をしたが、疑うことも、思考停止に陥ることも、私たちにはどちらも「できる」。
    ただし、結果的に人間は無能化してしまう、そんな結末もあるのかなと思う。
    何も判断しなくても、生きていける世界。
    それを、果たして、幸せと感じるのだろうか。

    0
    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    わからん。けど何故だか最後まで読めた。数学と哲学が関連づけてあるのは面白いし、AIをどう捉えるかという点は考えさせられる。

    ただ前作の”数学する身体”にもあったが、検証しづらい(できていない)のにさもあるかのような記述が見受けられるのが、個人的に残念な点である。

    0
    2026年04月12日

    Posted by ブクログ

    トークン メソポタミア 数える対象と紐付け → 粘土板の記号へ
    算用数字 16世紀に普及 10個の記号であらゆる数を書き表す
    数直線 数を「量」ではなく「位置」を表す 
    虚数 平面 数直線の0の前後でなく上下にある

    計算+演繹という推論  仮説から出発 推論を頼りに結論を導く
     ギリシャ数学 図と口語による定型表現 知的ゲーム
     ユークリッド「原論」BC3C 12世紀アラビア経由で西欧へ 

    高校までの数学=18世紀以前の数学=数式と計算
    現代数学=直観的な要素を混入させない

    リーマン
     19世紀後半  複素関数=平面間の写像 式ではなく 多様体
    カント  
     認識=感性:空間と時間の枠組み 直観(直に受取る)→知性:概念からの判断
    フレーゲ
     案数=対応の法則  命題:主語~述語 →関数と項  数学は分析的かつ拡張的
     判断の分析で概念を形成する  思考は意識ではなく言語が支える→人工知能
    チューリング
     計算=記号の規則的な操作 
    ブルックス
     外界のモデルは不要 脳だけではない 状況性と身体性=センサーとモーター

    数理モデルと政策  天気予報 ウイルス感染拡大 気候変動 
     意味や理解より結果が役立ってしまう 過去に設定した仮説に
     →計算の帰結に生命として応答する自律性

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    数式を極力使わずに、数学が何を目指して進化してきたのかを、節目となる数学者の紹介も含めて、ソフトな哲学エッセイ風に描くと、こういうふうになった、という感じ。

    0
    2023年12月16日

計算する生命(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 理工
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    計算する生命(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1455976
  • 電子版発売日
    :
    2023年11月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

森田真生 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す