森田真生のレビュー一覧

  • センス・オブ・ワンダー

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    森田真生さんが新訳をし、更に京都を舞台とした自らの「センス・オブ・ワンダー」を書いた本です。

    「センス・オブ・ワンダー」とは、驚きと不思議に開かれた感受性のことです。子どもがそれを保ちつづけるためには、少なくとも一人の大人の助けが必要だそうです。レイチェル・カーソンは、この本で幼い子どもと接するときに大切なことを教えてくれています。自然を子どもとどう味わえばいいのか。そして子どもが大きくなる前の大切な時間の過ごし方です。世界的ベストセラーのこの本は、特に幼い子どもと接する人におすすめです。

    視覚、嗅覚、聴覚を研ぎ澄ますと、自然の奥深さに改めて気づかされます。海、空、土、木々、花、そして小さ

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    2025年11月28日
  • かずをはぐくむ

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    ネタバレ

    ほんと、この人の言葉が好き。私が大切にしたいと思ってることを掬い上げてくれるよう。
    動画やゲームなどの人から与えてもらう楽しみだけではなく、自分で楽しみを創り出せる人になるためには、「感じる」「分かち合う」経験をいかにしてきたかだなと思った。


    ・今回改めて実感したのは、虫や草花や木々や土など、人間でない者たちの存在がいかに、子どもたちの才能を引き出していくかだ。「教室」で「人間」の話だけを聞くという特殊な環境に「education」を閉ざしてしまっては、あまりにもったいないのである。
    ・食べ物や、資源を社会で分け合うときも、厳密な数値や計算を提示すると、いかにも公平感を演出できる。だが、分

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    2025年11月28日
  • センス・オブ・ワンダー

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    森田真生さん。彼の感じていること、紡ぐ言葉がとても好きだ。思考が深く、あたたかい。
    私も息子も自然や生き物が好きなので、自分の経験や思い出と重なるようなエピソードもあって、読んでいて面白かった。

    レイチェルカーソンのセンスオブワンダー。
    自然や命の美しさに目を見はる感性や力。子どもたちには育んで行きたいし、大人になって忘れてしまったのなら取り戻していきたい。

    別の方が、買って一生読み返したいと感想に書いていたが、私もそう思う。宝箱があるなら、大切にその中にいれて何度も読み返したい。

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    2025年11月05日
  • かずをはぐくむ

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    子どもを見つめる森田さんの心の豊かさ。
    子どもだからこその、今だけの感じ方を面白がり、大事にしているのがいい。
    私はできていないなぁと、我が心の貧しさを自省する、、

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    2025年09月15日
  • センス・オブ・ワンダー

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    センスオブワンダーはもちろん、訳者さんのエッセイがとても良かった。窮屈な人間社会から一歩解き放った見方を教えてくれる。
    何度も読みたい本になった。

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    2025年08月30日
  • センス・オブ・ワンダー

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    『センス・オブ・ワンダー』の素晴らしさを、新訳と著者の子どもさんの自然との関わり方を通して教えていただけました。身近な自然の姿を見逃さないように、時間と心の余裕をそして観察眼を持つようにしたいと思いました。

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    2025年08月23日
  • かずをはぐくむ

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    子育て中の私にとっては、書き留めてずっと手元におきたくなるフレーズ、情景、捉え方ばかりでした。
    すばらしい一冊、大好きな一冊。良い本と出会えました。

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    2025年07月25日
  • かずをはぐくむ

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    幼い子どもの何気ない言動が、一層特別なものに感じられそう。
    新しいものに出会った瞬間や、好きなものに触れている時の子どもって、本当にキラキラしてる。
    つい見過ごしてしまうけれど、その「一瞬」を大切にしなければ。

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    2025年07月12日
  • センス・オブ・ワンダー

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    美しい文章でした。
    新訳も、その「続き」も、世界の美しさが言葉の質感とともに読者である私の内側に広がってくるようでした。

    子どもとともに世界を見ていくこと。出会い直していくこと。
    瑞々しい感性を持ち続けるために自分ができそうなことに思いを馳せながら読みました。

    雨の続く季節にこの本を読めて幸せでした。

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    2025年06月25日
  • 数学する身体(新潮文庫)

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    アラン・チューニングと岡潔の数学、心、身体、自然とのつながりなど。

    いずれも、映画化やドラマ化された人物だ。

    アラン・チューニングについては、映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」(2014年)
    岡潔については、ドラマ「天才を育てた女房~世界が認めた数学者と妻の愛~」(2018年)

    映画やドラマは、脚本家や監督によって見せ方のアプローチが違うだろうから、映画やドラマがすべてではないだろう。

    この本は、特に岡潔さんの魅力が伝わってくる。

    小川の流れについては、ドラマでも描かれていて、私はそのシーンに衝撃を受けたけど、この本を読むと、そのシーンは実際何を伝えたかったの

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    2025年06月18日
  • センス・オブ・ワンダー

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    昨年、森田真生さんの新訳で出版された名著に森田さんによるつづきが加えられた書籍。敬愛する西村ツチカさんの装画・挿絵も素晴らしく、自然に触れ感受性を育むことの重要性を再認識した。
    地球は生きている。

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    2025年05月23日
  • かずをはぐくむ

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    子どもが数と出会うというのはどういうことなのかを優しくエッセイ調で書いた本。
    挿絵も美しい。

    著者のお子さんが乳幼児期の体験がもとになっている。
    子どもはどうやって数的概念を取得するのか、言葉などの発達とも絡めながら書かれている


    あいまいで数のない世界から、客観的で数値化された世界へ

    一度数字で囲まれた世界にいるとそれが当然のようだが、数字がない世界を味わうことができる時期も限られているんだなぁとも思わされた。


    ・「あと10日で引っ越す」「注射は2秒で終わる」など「かぞえる」ことが未来に備える手助けになる

    ・楽しみな未来は数えなくていい
    (「いつまでこの家に住めるの?」→「まだま

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    2025年07月11日
  • センス・オブ・ワンダー

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    驚くほど繊細な感性に、胸を打たれた。
    喧騒の社会に揉まれ、いつしか置き去りにしていたあの感覚。
    いつの日か孫を授かったなら、手を取り合い、静かな森を歩きながら、この豊かな地球を共に味わいたい。そんな情景を浮かべた。

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    2025年05月13日
  • センス・オブ・ワンダー

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    自分の近くにあるけれど、知らない世界や遠い世界がこんなにもあるんだ!という気持ちにさせてくれた本。
    知っていないと楽しめないと思いがちだけれど、本当は知っていることなどなくても感じることができることの方が大切だなぁと思った。
    青空と宇宙の例えが自分にとっては印象的だった。
    昼間は青空が宇宙を隠していて、でもすばらしく広大な宇宙が夜だけしか見られないからこそ、そのすばらしさにも気がつける(意訳だけど)というのが、全ての時に歓びがあると言ってくれているみたいで感動した。
    あと、読み終えてから人間は自然と対になるもの、という考えではなくて、自分たちも自然の一部で、その中で関係しあって生きているという

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    2025年04月02日
  • センス・オブ・ワンダー

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    もともと大切に思っていた話に、改めて出会い直せた!年を重ねた今だからこそ、感じられることも多いのかも。

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    2025年03月30日
  • センス・オブ・ワンダー

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    様々な書籍での引用を見るたび、自分は好きだろうなと思いつつなぜか読んでいなかった「センス・オブ・ワンダー」。訳がとてもいいということもあるのだろうが(「そのつづき」を読んですぐわかった、これまたすごく好き!)、短い文章の中に詰め込まれた、宝石のような言葉たち。
    …なのに、実は私はすばらしい文章を読んだ後、大体何が良かったのか、どういう言葉が良かったのか覚えていない。代わりに、真っ暗で荒れる海とか、一面の星空とか、映像が自分の中に残る。だからそういうお話だったんだと思う。そしてそういう映像の方が、長く記憶、というか体験として自分の中に残り、役に立つとかそういうんじゃないのだけど、自分の糧になって

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    2025年01月01日
  • センス・オブ・ワンダー

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    センスオブワンダー。
    このまるで神託のような、日記のような、心の奥に届く懐かしさや発見を含んだ本の新訳。

    これに「そのつづき」が加わっているのだか、これもいい感じに力が抜けていてよい。訳者が3年かけて翻訳する間の子どもたちと庭の話を中心に、自然と人間のかかわり、生きるとはどういうことなのか、を寺田寅彦や河合隼雄を引用しながら解き明かしていく。結論ありきの論文調ではなく、物語のように、一緒に感じたり考えたり、寄り道しながら一緒に散歩しているようでこころが和んだ。結論にも大きく頷いて、生きることの力強さや煌めきに希望を見た。

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    2024年12月18日
  • センス・オブ・ワンダー

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    「知ること」も大事だけど実際に体験して「感じる」ことはもっと大事。いろんなものに触れて、良かったことも悪かったことも全部大切にしたい。

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    2024年12月13日
  • センス・オブ・ワンダー

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    レイチェル・カーソンの綴る本文もさることながら、後につづく訳者のエッセイにも生命にふれる歓びがみずみずしく描き出されている。
    読み進めるたびに心洗われるような気分になった。
    装丁も端正で、あまり本を読まない人にもプレゼントしたくなる一冊。

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    2024年12月03日
  • センス・オブ・ワンダー

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    タイトルが目に入って手に取って読み始めた本だけど、運命だったかもって思えるほど、忘れかけていた大切な言葉たちが沢山あった。
    自然に行きたくなったし、またすぐに読み返してチャージしたいって思える本
    センス・オブ・ワンダー忘れずに生きたい
    この本は生きる希望道しるべ

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    2024年11月02日