森田真生のレビュー一覧

  • 数学する身体(新潮文庫)

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    同じ著者の『数学の贈り物』を読み、すっかりファンになってしまい読んだ一冊。数学というものを、数字や記号を使った「純粋に」論理的な思考と考えるイメージに対して、そうした思考に「身体」の役割を取り戻そうとする本。

    数学史についての説明は、ユークリッドに始まる古代のギリシア数学から、チューリング機械まで。数学史に関する本を一度でも読んだことがあれば大体知っているような有名どころが押さえられている。
    ただ、面白いのは、古代の数学には、「身体性」があった、というところだ。
    ユークリッドの書いた『原論』には、多くの命題がある。しかし、現代数学の命題と明らかに異なっているのが、命題を読んだだけでは、状況が

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    2023年12月27日
  • 数学する人生(新潮文庫)

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    土井善晴先生の書籍からまさかの岡潔へ
    松尾芭蕉や日本絵画、情緒についてなど数学以外にも深く通じていて、数学だけではない、視野広さと考えの深さがとてつもないと感じる
    岡潔の生涯からなにか1つでも気づきを得たくなってきたので、さらに読んでみようと思う

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    2023年11月26日
  • 数学する身体(新潮文庫)

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    読んだからと言っても…数学が身近になったとは、言えない。だけど、数学する人と話したいな、話を聞いて、感じたいな。と思いました。

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    2023年03月21日
  • 数学する身体(新潮文庫)

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    参考文献が挙げられている本を読んだとき、それらの参考文献のいくつかを読んでみようかなと思うことも、その本自身の面白さを物語る尺度ではないだろうか?数学の魅力を、チューリングと岡潔を取り上げて語る。入りに身体を意識させ、そのごチューリングに至っては、コンピューティングに、最後に身体とつながる心の重要性に向かう。数学読み物としては、なかなか楽しめると思います。間違いなく、(一部は有名な著作も散見されるが)参考文献の何作かは読んでみたいと思いました。

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    2022年10月16日
  • 数学する身体(新潮文庫)

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    【感想】
     面白かった。数学の歴史と発展、記号化と身体化、アランチューリングと数学、岡潔と数学の話のどれもが興味深い。文書が美しく、優しい。この人生において数学を勉強し直すことがあれば、読み返す気がする本。

    【本書を読みながら気になったコト】
    ・小学校で当たり前にならう筆算が定着するまでは、二桁の掛け算は非常に高度なものされていた
     →数学も使用目的によって発展していった。ギリシア数字は計算そのものには使いにくかった。計算に使える数学が生まれたのは、インドに依るところが大きい

    >>数学の目的はかつて、数学的道具を用いながら、税金の計算や土地の測量など、生活上の具体的で実践的な問題を解決する

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    2022年05月31日
  • 数学する身体(新潮文庫)

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    「数学する身体」魅惑的なタイトルです。
    著者は、京都に拠点を構え、独立研究者として活動する数学者だそうです。「数学の演奏会」なるライブ活動で、数学に関する彼の想いを表現しています。そして、本作で最年少で小林秀雄賞受賞されています。(小林秀雄先生の著作を理解できたことが無いのですが)

    「はじめに」において、この作品を 数学にとって身体とは何か、ゼロから考え直す旅とします。まず、著者の文章力に驚きます。どなたかが、悟りを開いているようなと形容されていました。明確で簡潔。脳と文章が一致しているような印象です。(あくまで個人の感想です。)

    第一章では、数学する身体として、数学は身体を使ってきたこと

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    2022年05月22日
  • 数学する人生(新潮文庫)

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    本を読むと時々、時間が流れていく感覚を静かに、だけど力強く感じることがある。だからヴァージニア・ウルフの小説が好きなんだけど、あの時と同じ感覚になった。数学は苦手だけど、ずっと手元に置いておきたい本。

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    2021年11月28日
  • 数学する身体(新潮文庫)

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    数学から一番縁遠いと思っている自分が、この本に魅了された。岡潔という巨人に導かれながら、著者はこころに迫ろうとしている。文庫174p
    聞くままにまた心なき身にしあらば己なりけり軒の玉水という道元禅師の和歌を岡潔は次のように読み解く。外で雨が降っている。前肢は自分を忘れて、その雨の音に聞き入っている。このとき自分というものがないから、雨は少しも意識に上らない。ところがあるとき、ふと我に返る。その刹那、「さっきまで自分は雨だった」と気づく。これが本当の「わかる」という経験である。
    森田は、それを次のようにとらえる。自分がそのものになる。なりきっているときは「無心」である。ところがふと「有心」に還る

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    2022年11月28日
  • センス・オブ・ワンダー

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    リップスライムの歌詞でセンスオブワンダーってのがあったはず。まさか、レイチェル・カーソンが出典だったとは。植物や昆虫が緻密に生を営んでいる様は本当に興味深くて、NHK特集とかめっちゃ見入る。特に植物の生命力はすごい。たから人間が好き放題して勝手に滅びたあとの地球は植物の天下なんだろうと思う。彼らには何よりそれを気長に待てる胆力がある。環境問題は深刻なのに一向に改めない人間どもよ。ナフサがないとかの問題じゃないんだよ!株価7万円超えとかなんだよ!データセンターって何だよ!月すら開発しようとするなんて。足元見ろよ。一旦落ち着いて。花の中を観察してセンスオブワンダー感じろよ

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    2026年06月19日
  • 計算する生命(新潮文庫)

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    わからん。けど何故だか最後まで読めた。数学と哲学が関連づけてあるのは面白いし、AIをどう捉えるかという点は考えさせられる。

    ただ前作の”数学する身体”にもあったが、検証しづらい(できていない)のにさもあるかのような記述が見受けられるのが、個人的に残念な点である。

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    2026年04月12日
  • 数学する身体(新潮文庫)

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    松尾芭蕉や岡潔、チューリングが出てきたりと、小難しい数式が出てくる内容ではなく、数学史と絡めたエッセーとしての面白さもある。

    特に直近”呉漢”を読んだ直後だったためか、P169の岡潔の言葉(「岡潔集第一巻』「春宵十話」第十話「自然に従う」)を引用されている箇所が心に残った。

    なお同著の”計算する生命”も購入しており、積読にならないよう早々に読みたいと思う。

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    2026年03月02日
  • センス・オブ・ワンダー

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    生命の素晴らしさは、思い出させてくれる本

    誰かに生かされて生きている。

    この一瞬に目を向けて生きていく。

    もう一度読み返したくなる本。

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    2026年02月15日
  • 数学する身体(新潮文庫)

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    森田真生さんの『数学する身体』を読みました。
    その不思議なタイトルから、未知の世界を開いてくれそうな期待を感じます。

    “数学”という言葉に、私はどこか身構えてしまいます。

    “数学”とは難しい公式を覚えて、正解を求めるもの。
    その自由のなさを、ひたすら暗記した私の身体は覚えています。

    数の概念の進化から、哲学の変遷を辿ってみよう。
    数字の美学を、俳句の五七五調とともに考えてみよう。

    そんな授業があったら、私たちの身体に宿る“数学”が躍り出しそうな予感がします。

    「きっと森田さんの授業を受けてたら、もっと数学を好きになってただろうな。」

    20まで数えられるようになった娘の顔を見ながら、

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    2025年12月30日
  • 数学する身体(新潮文庫)

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    タイトルに惹かれて手にして、小説かと思ったら違った。難しかったけど、数学で言えることが、他のことでも言えるような結びつきや普遍性を感じたりして、面白かった。情緒は心の糸口、って知れてよかった

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    2025年12月22日
  • センス・オブ・ワンダー

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    センスオブワンダーとは、驚きと不思議に開かれた感受性。

    親子の教育、子供目線、自然を説く本書。

    読んでいると、子への向き合い方が素晴らしいな、と。
    同時に自分の子供時代や親は自分にどう接していたのかを回想する訳ですが。

    皆さんは、子供の頃、今日1日終わる事が惜しいと感じたり、明日が待ち遠しいなんて思いはしませんでしたか?

    大人も子供の時代があったのに、上手く汲み取って上げられず、後々反省、なんてありませんか?

    きっと見方や接し方、感じ方に何かしら変化や気付きを与えてくれるでしょう。!^_^!

    そして、宇宙に地球、そしてそこに存在する様々な生命について、そのサイクルについても考える事

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    2025年12月06日
  • かずをはぐくむ

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    数の学び方についての本かと思えばいわば子育てのエッセイのような本だった。わたしは数学が苦手だけど、まわりはいろんな数であふれている。

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    2025年07月30日
  • センス・オブ・ワンダー

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    自然や生き物に対する素晴らしさ

    自然豊かな田舎で育った自分は、都会に出できたときにメジャーな雑草の名前を知らない友人に驚いたことを思い出した

    きっとこんなふうに育てられた子供は感受性豊かで優しい人になるんだろうなと想像した

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    2025年05月12日
  • 数学する身体(新潮文庫)

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    数学者の岡潔とアラン・チューリングを通し、数学と身体と一見すると全く別のものについて様々なアプローチから迫っていく。

    著者が岡潔の著書を読み感じたことを抜粋すると、『バスケに捧げた日々を思い出した。この人にとって数学は、全心身を挙げた行為なのだと思った。生命を集注して数学的思考の「流れ」になりきることに、この人は無上の喜びを感じていることが伝わってきた。この人の言葉は信用できると直観した。』

    本書を読みながら、著者に対しても言葉に信用が持てると感じた。

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    2025年05月02日
  • センス・オブ・ワンダー

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    やはり我が子とのことを考える。
    感じることを、五感をくすぐるような、
    育めるような関わりを暮らしをしているか。
    私自身はすっかり忘れてしまった、
    そんな感性を。
    消化の準備すらできていない事実、
    次々と与えていないか、自戒する。

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    2025年03月13日
  • 数学する身体(新潮文庫)

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    数学に関しての知識はないが、数学者が探究する姿勢、数学の奥にあるものを見ていきたいという心にグッときた。森田さんの言葉選びが美しい。まさに確信をもって書かれた本。もう一度読み返したいところ

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    2025年02月05日