自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと

自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと

1,760円 (税込)

8pt

3.4

〈日経新聞で話題の連載「言葉のちから」待望の書籍化〉

古今東西の名著の中には、生きるための知恵、働くうえでのヒントが詰まっている。
NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家による、自分の本当のおもいを見つけるための言葉。

**********

【目次】
この本の用い方──はじめに
1………言葉の重みを感じとる──神谷美恵子『生きがいについて』
2………事実と真実を感じわける──遠藤周作『イエスの生涯』『深い河』
3………沈黙の世界、沈黙のちから──武者小路実篤「沈黙の世界」
4………世界と向き合うための三つのおきて──柳宗悦「茶道を想う」とノヴァーリス「花粉」
5………叡知を宿した人々──ユングとメーテルリンク
6………語られざるおもい──司馬遼太郎と太宰治
7………美とは己に出会う扉である──岡本太郎のピカソ論
8………書くとは時に止まれと呼びかけることである──夏目漱石と鷲巣繁男
9………心だけでなく、情[こころ]を生きる──ピカート『沈黙の世界』
10……人生のモチーフ──小林秀雄『近代絵画』
11……書くとはおもいを手放すことである──高村光太郎と内村鑑三
12……人生はその人の前にだけ開かれた一すじの道である──アラン『幸福論』
13……経験とは自己に出会い直すことである──ヴェーユ『重力と恩寵』
14……ほんとうの私であるための根本原理──志村ふくみ『一色一生』
15……思考の力から思索のちからへ──ショーペンハウアーの読書論
16……観るとは観えつつあることである──今西錦司の自然観
17……本質を問う生き方──辰巳芳子さんとの対話と『二宮翁夜話』
18……ことばは発せられた場所に届く──河合隼雄と貝塚茂樹
19……賢者のあやまり──湯川秀樹『天才の世界』
20……三つの「しるし」を感じとる──吉田兼好『徒然草』
21……力の世界から、ちからの世界へ──吉本隆明『詩とはなにか』
22……書くことによって人は己れに出会う──ヴァレリーの『文学論』
23……念いを深める──ティク・ナット・ハン『沈黙』
24……運命に出会うために考えを「白く」する──高田博厚とロマン・ロラン
25……着手するという最大の困難──カール・ヒルティ『幸福論』
26……語り得ないこと──リルケ『若き詩人への手紙』
27……沈黙の意味──師・井上洋治と良寛
あとがき
ブックリスト

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    名言たくさんでガンガンメモりました!!引用されていた本がどれも読んだことのない本ばかりで、ただただ無知の知を感じさせられた…人生生涯勉強だなぁ。

    p.36 知を蓄える。すると人は無意識に知において貧しい人を軽んじるようになる、とメーテルリンクは警告する。知だけではないのかもしれない。私たちは何か

    0
    2024年07月12日

    Posted by ブクログ

    初めて随筆集というものを読みました。
    全て違う人の本から引用し、書かれていたので、勉強になりました。

    ブックリストにある本を見つけて読んで、深めていきたいと思います。

    0
    2024年07月03日

    Posted by ブクログ

    なかなか深くまで入り込めない。言葉を主に、言葉を大切に扱っていると感じるが、実はその奥にある言葉ではとらえられない領域に光を当てて我々に見えるようにしてくれているのだと思った。だが、わたしの力量が足りないのか、あるいは結局言葉によってしか受け止めることができないのか。今一度研鑽して、改めて読んでみた

    0
    2024年10月21日

    Posted by ブクログ

    『悲しみの秘儀』に感銘と衝撃を受けて以来、若松さんの本を読むのは背筋がピンと伸びる感覚になる。
    どこまでも深い。本一冊としての重みだけでなく、言葉や表現一つ一つに質感があり、厳密だけど限りなく余地がある。
    私がこの本を本当の意味で読むには、まだまだ何もかも未熟なのかもしれないと思わされた。いつかまた

    0
    2024年07月21日

    Posted by ブクログ

    言葉のちからをよく考えて、どの言葉を選ぶか、語彙力を増やして今後の人生をより豊かにしていきたいと思います。
    「魂を顧みる」という感覚が素敵でした。

    0
    2024年06月25日

自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す