作品一覧 2023/04/27更新 硬きこと水のごとし 試し読み フォロー 作家たちの愚かしくも愛すべき中国 なぜ、彼らは世界に発信するのか? 試し読み フォロー 四書 試し読み フォロー 父を想う 試し読み フォロー 年月日 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 閻連科の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 年月日 閻連科 / 谷川毅 今年読んだ本で一番の衝撃を受けたっていえる。 手垢がついたような、くだくだしいいいまわしのおされなほんはくそくらえというまでに。 とあるサイトで知ったこの作家、少し、暫く読み浸りたい。 中国の、ほぼ私と同じ世代の方、習近平と同対峙しているんだろう。 中国は時にとてつもない題材、人物、そして表現スタ...続きを読むイルを提供する。 何がどうと言えない孤の中身、一読しかない。 詰らない私がコメントするなど、滅相もない。 Posted by ブクログ 父を想う 閻連科 / 飯塚容 文章や表現が美しい。 自分の知っている中国の貧困層の生活様式を家族の温かさと生活の厳しさを交えて書かれていて、初心者にも大変読みやすい一冊だった。 Posted by ブクログ 父を想う 閻連科 / 飯塚容 国際的に著名な中国人作家による自伝エッセイ。文革時の農村の日々といってもただ懐かしむような筆致ではなく、どこか自己を突き放すような冷徹さがある。著者の父の世代がどれほど生活すること、生きることに精魂つき果たしたか、その日々が描かれる。一家を守るために肉体の限りを尽くし、子供たちの家を建てて所帯を持た...続きを読むせる、それが親というものの役割だと言わんばかりに命を削る父親たちはとてつもなく偉大であり、その父たちへのまなざしは尊敬と温かみで満ちている一方で、子どもに必要とあらば一瞬にして暴力装置が作動し、制御不能の移動式生き地獄と化すのは中上文学における父親っぽくて圧巻。そうかと思うと強く偉大なところだけじゃなく、ギャンブルに溺れて手をつけちゃダメなお金まですってすっからかんになって家族泣かしちゃって、それでどうしようもなくなって自殺未遂しちゃうようなダメな親父でもある。そのダメさというのがどうも責めるの責められない、なんというか楽しむということのやり方もわからずに生きてきて、それではじめてギャンブルの世界を覚えてしまったのが運の尽きというか、これは仕方ないんじゃないか?そこに音楽やらアートやら、映画やら文学やら、あるいはスポーツやら各種の趣味やらを持ち出して、ギャンブルよりもそっちの方がいいだろうと指摘するのは明らかに上から目線で貧しさというものの本質をわかっていない。貧しさというのは牢獄だ。限られた世界で生きるということだ。その世界の外にさらなる世界があるという可能性すら知らないことだ。本なんて読むのは怠け者だという世界のことだ。それは本を読むことの価値よりも、生活の価値の方が優先されることでもある。それが象徴的に描かれるのが、文革時の都市部の知識青年の放下の場面だ。これほどの格差の溝の深さはいかにして埋めようもないだろう。それで著者は小説と出会い、過酷な肉体労働の合間に文学修行をし、軍に入って村から逃れることができた。その罪の意識のせいか、全体的に後ろめたさが潜んでいるような気がするのは気のせいではないだろう。全体的に優れた散文詩のようでもある。アジア圏で村上春樹の次にフランツカフカ賞をとった作家でもあるが、まあ村上春樹とは対極的な位置にいるのかもしれない。 Posted by ブクログ 年月日 閻連科 / 谷川毅 山深い農村が千年に一度の日照りに襲われ村人たちが村を捨てて逃げていく中、73歳の「先じい」は目の見えない犬1匹と共に一本だけ芽を出したトウモロコシを守るためにたった1人村に残り、日照りや飢餓、ネズミやオオカミと戦っていき、最後には‥ ただおじいさんと犬が日々生き抜いていく、それだけのストーリーなの...続きを読むに、胸に響き、圧倒的に引き込まれ、いっきに読み終えてしまいました。 帯のコメントで 「洗練の正反対にある生き方がもたらす感動は、地球サイズ、いや宇宙レベルといっていいほど大きいし、深い」 とあるのですが、まさにその通りの深い深い感動がありました。 著者は、中国河南省の貧しい農村で生まれ、飢えと孤独の中で幼少期を過ごした、と紹介にあります。 その生い立ちがあるからこそのリアルな農民の姿が深く心に響きました。 Posted by ブクログ 作家たちの愚かしくも愛すべき中国 なぜ、彼らは世界に発信するのか? 飯塚容 / 高行健 / 余華 / 閻連科 やっぱ余華て小説よりエッセイやノンフィクションのほうが面白いのでわw そして相変わらず大江健三郎は書いてることも言ってることもなぜ尊敬されてるかも全然わからん。閻連華が、星新一に触れてるのはちとうれちい。そして遠慮がちにだがみんなにdisられる村上春樹w Posted by ブクログ 閻連科のレビューをもっと見る