猫と針

猫と針

396円 (税込)

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高校時代の友人が亡くなり、映画研究会の同窓生男女5人が葬式帰りに集まった。小宴がはじまり、四方山話に花が咲くが、どこかぎこちない面々。誰かが席を外すと、残りの仲間は、憶測をめぐらし不在の人物について語り合う。やがて話題は、高校時代の不可解な事件へと及んだ……。15年前の事件の真相とは? そしてこの宴の本当の目的は? 著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。

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猫と針 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年06月11日

    キャラメルボックス2007チャレンジシアターvol.5の為に書かれた、恩田陸の初の戯曲。
    男女5人が葬式がえり、喪服でする会話。いない人物の話をする、不在と喪失によって浮き上がる物語。

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    Posted by ブクログ 2013年04月08日

    恩田陸が、劇団キャラメルボックスのために書いた戯曲です。小説ではありません。
    恩田陸は劇中劇を小説の中に入れ子にすることもあるので、そう思って読んでしまうと失敗します。
    あくまで戯曲だとわかった上で読まないと理解できなくなる可能性があります。

    内容は、密室心理サスペンス劇。
    テーマは「人は、その場...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月10日

    これ、「戯曲」なんだけど、こういうのってそのまま「台本」になるのかな。何にせよ、この不穏な雰囲気を上手いこと見せてくれるなら、舞台化したのも見たかったなー。けど、けっこう地力のある集団じゃないと、つまんなくなりそう。

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    Posted by ブクログ 2021年04月15日

    恩田さんの初舞台脚本、らしい。
    あとがきよんでキャラメルボックスで上演したとしり、見たかったなあ、と。
    劇団は活動停止になったみたいで、寂しいかぎり。

    高校の同級生が集まって話している、というだけの話。
    だんだんとその関係性とそこにいない人間の姿が浮かび上がってくる。
    ちょっと不穏な空気になりはし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月30日

    高校時代の同級生の葬式に集まった男女五5人をえがいた会話劇です。

    強盗に襲われて亡くなったオギワラの仕事や、このタイミングで映画への出演を依頼するタカハシの真意、そして15年前の食中毒事件など、さまざまな謎が絡みあい、登場人物たちが疑念のなかに投げ込まれていきます。

    巻末には、開演日が迫るなかで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月23日

    恩田陸の初戯曲。慣れてない感が満載。
    レザボアドッグスじゃなくって、お得意の藪の中の方が良かったんじゃなかろうか?

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    Posted by ブクログ 2017年10月27日

    舞台の脚本。学生時代恩田さんの小説が好きだったので再読してみたけど、この本に関しては舞台を実際に見ないと良さを十分には感じられないかもしれない。ただ「Q&A」とかもそうだけど、会話のみでストーリーを進めていくことが元々得意な方なので、戯曲であってもかなり引き込まれた。回収されない伏線もあるけど、そこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月28日

    小説かと思ったら戯曲だった。登場人物の名前がカタカナなので、最初のうちはどれが誰のセリフかを理解するのに手間取った。いかに普段漢字のイメージに頼ってるのかがわかる。

    席を外した人の噂話によって事件があらぬほうへ展開する…すっきりする終わり方ではないけど、一応一件落着。恩田陸カラーもほどほどに出てい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月21日

    普段解説を読まないのですが、この一冊に限っては読むべきだと声を大にして言いたいですね。
    舞台で実際「猫と針」の演出をされた横内さんが内情を暴露していて、人気作家ゆえに原稿が遅れたということ、小説家のすごさがべた褒め。
    恩田陸本人の日記も本編以上に面白い。
    小説家のエッセイは苦手なので敬遠してきたが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月10日

    あっという間に読み終わった。映画の『キサラギ』思い出した。名前が平凡すぎて登場人物がこんがらがった。このお話を小説にしたらどうなるのかなあ。面白いかもね。

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