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Posted by ブクログ 2013年04月08日
恩田陸が、劇団キャラメルボックスのために書いた戯曲です。小説ではありません。
恩田陸は劇中劇を小説の中に入れ子にすることもあるので、そう思って読んでしまうと失敗します。
あくまで戯曲だとわかった上で読まないと理解できなくなる可能性があります。
内容は、密室心理サスペンス劇。
テーマは「人は、その場...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月15日
恩田さんの初舞台脚本、らしい。
あとがきよんでキャラメルボックスで上演したとしり、見たかったなあ、と。
劇団は活動停止になったみたいで、寂しいかぎり。
高校の同級生が集まって話している、というだけの話。
だんだんとその関係性とそこにいない人間の姿が浮かび上がってくる。
ちょっと不穏な空気になりはし...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月30日
高校時代の同級生の葬式に集まった男女五5人をえがいた会話劇です。
強盗に襲われて亡くなったオギワラの仕事や、このタイミングで映画への出演を依頼するタカハシの真意、そして15年前の食中毒事件など、さまざまな謎が絡みあい、登場人物たちが疑念のなかに投げ込まれていきます。
巻末には、開演日が迫るなかで...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月27日
舞台の脚本。学生時代恩田さんの小説が好きだったので再読してみたけど、この本に関しては舞台を実際に見ないと良さを十分には感じられないかもしれない。ただ「Q&A」とかもそうだけど、会話のみでストーリーを進めていくことが元々得意な方なので、戯曲であってもかなり引き込まれた。回収されない伏線もあるけど、そこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月28日
小説かと思ったら戯曲だった。登場人物の名前がカタカナなので、最初のうちはどれが誰のセリフかを理解するのに手間取った。いかに普段漢字のイメージに頼ってるのかがわかる。
席を外した人の噂話によって事件があらぬほうへ展開する…すっきりする終わり方ではないけど、一応一件落着。恩田陸カラーもほどほどに出てい...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月21日
普段解説を読まないのですが、この一冊に限っては読むべきだと声を大にして言いたいですね。
舞台で実際「猫と針」の演出をされた横内さんが内情を暴露していて、人気作家ゆえに原稿が遅れたということ、小説家のすごさがべた褒め。
恩田陸本人の日記も本編以上に面白い。
小説家のエッセイは苦手なので敬遠してきたが、...続きを読む
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