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Posted by ブクログ
最終巻にしてついに文句なしの星5!!
いままでは弁護活動というよりは謎解きがメインだったけど、今作は裁判のシーンに焦点が当てられている。
その裁判とはアメリカ人の女スパイを日本の法で逮捕できるのかというものだった。百瀬はそのシュガー・ベネットを起訴する立場となり、前作で「弟」と偽って百瀬に近づいたユリ・ボーンと対決する。
この最終巻ではついに百瀬の母親がどのような人物だったのかが明かされる。ラストの親子のシーンには感動。
さらに赤井玉男や二見純、沢村などいままで出てきた登場人物たちも再結集。大団円といっていい終わり方だ。
百瀬と亜子が迎える結末も予想の斜め上だった。一瞬バットエンドで終わるかと思いひやひやしたが、常人の枠には決して当てはまらない百瀬をそのまま受け入れようとする亜子が健気でよかった。会話文だけのエピローグも素敵。
百瀬にはこれからも「正義の味方」として弁護士を続けいってほしい。
Posted by ブクログ
猫弁シリーズの最終作。
これまでの4冊は、色々なストーリーが重層的に絡み合って最後に纏まって事件解決、あちこちに張り巡らされた伏線が収斂していく過程を楽しむタイプだったが、本作は人の優しさや人生観に焦点を当てており、幾分毛並みが異なっているように感じられた。
猫弁シリーズの軽快な読み口を期待していると、少し重たく、物語の展開としては作り込みが浅いと感じるかも知れない。むしろ、ここまで深化させることの出来る作家さんだということ。元々脚本家が本職だったとのことだが、本編は克明で深みのある内面描写が多く、ドラマ向きではなさそう。
全5作読む間に湧いた登場人物への思い入れとともに読み進めると、一層感無量。
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小説・文芸
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