雪猫

雪猫

小説・文芸
616円 (税込)

3pt

ぼくはタマオ。真っ白な猫だ。生まれたばかりのぼくの命を救ってくれた理々子に恋をしている。ある日あやしい車に追いかけられた彼女を助けようとしたぼくは青年の姿になっていた。夜限定の変身、寿命も縮む。でも愛しい理々子のために……。大人気「猫弁」シリーズの著者による、せつなすぎる涙の恋物語。(講談社文庫)

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雪猫 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    お伽話だと分かっていても 切ないし泣けた
    大山淳子さんの作品は猫弁シリーズで出会い、あずかりやさん等楽しませてもらっている
    本作でテヌーが登場してあららとちょっと嬉しかった

    0
    2026年02月06日

    Posted by ブクログ

    犬派だけど、犬派にもこれは格別にいい本 とっても綺麗で美しく可愛く、あとがきで書かれていたけど、ピュアで透き通った真っ直ぐな感じ。とても素敵な本。猫が人間の言葉を話して、気持ちや感情を持っていることがあるのであれば、このような猫もいるに違いないと思う。儚げで妖艶な猫たちとその世界と飼い主を見事に美しくリアルに書いた逸品。

    0
    2026年03月14日

    Posted by ブクログ

    猫弁がすごく好きだったので購入。雪みたいに白い猫がある女の子に拾われて成長していく。やはりこちらも好きな感じの話でした。何より猫目線っていうのがいかされてる感じで良かったです。ペットを飼っているとか飼ったことがある人ならたぶん、ペットが考えていることが分かったらなあって思うことありますよね。でもラストは悲しかった。

    0
    2016年02月10日

    Posted by ブクログ

    一匹の真っ白な猫の視点から描かれた物語。ファンタジックでほんわかとして、哀しく美しい物語。「猫弁」とのリンクもあります。
    自分を救った少女に恋をした猫・タマオ。少女を守るため、とある能力を手に入れるものの、それは彼の命を削ってしまう。同じような能力を得た猫との出会い・さまざまな事件を通して描かれるタマオの一生。
    ラストはひどく哀しいけれど。それでもこの物語は、とても幸せな猫の物語だったと思えました。

    0
    2014年03月09日

    Posted by ブクログ

    タマオの理々子への純粋な思いに心をうたれる。
    猫目線なので、人間の観点とはずれているところがあって
    ユーモラスにも感じるのだけど、(漱石の『吾輩は猫である』の
    真相には思わず手を打った)美しいラストが待っていた。
    理々子パパとおばあちゃんも、とってもいい人。

    嬉しい再会?もあったし♪

    0
    2014年01月14日

    Posted by ブクログ

    大山淳子さんの心温まるファンタジー小説ですね。
    白猫タマオの一生を、タマオの目線で描かれた童話のような物語です。

     これは白い猫の物語です。
     少女に恋をしてしまった白い猫の物語です。

     人間が猫に恋することはあっても、猫が人間に恋するなんて、普通じゃないです。
     猫は猫にも恋しません。
     猫が愛するのは自分だけです。

     このお話は、できそこないの猫の物語です。

           目次

       第一章 世界をもらう
       第二章 飛ぶ猫
       第三章 京都へ行く
       第四章 ひきこもり屋
       第五章 イヴのすべて
       第六章 雪のなか

     大山淳子さんの物語には、底辺に生きる事の素晴らしさや、なぜ生きるかという使命感が有りますから、しっかりと読めます。
     辛いこと、苦しい事は、人生に付き物です。それをしっかり受け止めてキャラクターが行動します。
     『あずかり屋さん』でも、『猫弁』でも、タマオも自分を見つめながらお話を進めます。
     少しせつない、それでいて心がほんわかと温まるファンタジーに心踊りますね(=゚ω゚=)

    0
    2026年02月13日

    Posted by ブクログ

    大山さんの小説は『猫は抱くもの』を読んでから好きだ。語り口がとても優しくて猫たちの冒険につい引き込まれる。
    しかし…帯のコメントでネタバレするのはやめてほしい。

    0
    2025年06月18日

    Posted by ブクログ

    雪猫
    *
    美しい
    ラストシーンが頭から離れない。
    *
    タマオの気持ち
    イヴの気持ち
    猫の気持ち
    わからないけど、
    このお話のような感じなのだと思う。
    そう信じたい。
    *
    猫も人間と同じような感情を持っていて、
    相手を想い
    想われている事を感じ、
    大切な人を守る。
    タマオの理々子への想い
    イヴの城太郎への想い
    切なくて涙が止まりません。
    その想いちゃんと届いてるよね。
    *
    人の猫への想いも、
    ちゃんと届いているよね。
    *
    「吾輩は猫である」
    読み返したくなりました。
    *
    favorite sentence

    ✒︎ニーチェ
    「事実は存在しない。存在するのは解釈だけである。」✒︎

    ✒︎空気が、おいしい。
    夢中になって、空気をむさぼる。
    生きるっておいしい!
    このときぼくは生きる意味を知った。✒︎

    ✒︎ぼくは決心した。
    この世界をくれた女神を、命がつきるまで愛そう。
    それがぼくの生きるモチベーションのすべてとなった。✒︎

    ✒︎「好き」という気持ちと、「噛みついて壊してしまいたい」気持ちは、同じ波長に乗ってぼくの体を駆け巡る。でもぼくは本能を抑え、精一杯、紳士的にふるまっている。なぜって、理々子の苦痛の上にあるぼくの満足は、ほんものの満足とは言えないからだ。
    本物の満足は、常にどこか欠けていて、うっすらと寂しい。✒︎

    ✒︎人間はあのひ弱な鳥、トキが死に絶えるのは堪え難いらしく、あの手この手で守ろうと必死のようだが、ノミが死に絶えても平気なようで、どんどんノミの住処を奪ってゆく。
    いったい人間にとって、守るべき生物と、見捨てていい生物のさかいめってなんだろう?✒︎

    ✒︎大きなお城みたいな家だってさ。譲っていただいたんだって。
    理々子のあたたかい嘘がぼくの全身を包み込む。
    胸がどきどきして、お腹のあたりがほかほかして、からだじゅうの血が激しくかけめぐる。
    ありがとう、理々子。うそついてくれてありがとう。✒︎

    ✒︎おひとよしは世の中を明るく見せる。✒︎

    ✒︎「あなたは無駄に命を削ってる」と言われてむかついたけど、あの言葉は胸に残った。嫌な言葉って、意味があるものだ。意味があるから、ぐさりとくるんだな。 ✒︎

    0
    2023年05月03日

    Posted by ブクログ

    ネコが好きだから、
    タマオみたいなネコに好かれたら嬉しいなぁ。

    タマオの一途な愛に胸を打たれました。
    たまに読み返したくなる本です。

    0
    2022年07月03日

    Posted by ブクログ

    タイトル買い。
    どこまでも穢れなき真っ白な純粋さに、きゅん。
    猫目線なので少しズレた感じ、清清しい。
    ポールギャリコ作「トマシーナ」「ジェニィ」に次ぐステキな作品。

    0
    2014年03月16日

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