作品一覧

  • コナン・ドイル伝 ホームズよりも事件を呼ぶ男
    5.0
    科学的な推理を身上とする名探偵シャーロック・ホームズを生んだのは、心霊と愛国に没頭するお騒がせ男だった! コナン・ドイルの数奇な人生を、現地で識者に取材した最新証言を交え、作品とともに解説する。 ・40歳で突然「軍隊に入る」宣言 ・「切り裂きジャック事件」の犯人説 ・世間を騒がせた「妖精事件」 ・アガサ・クリスティ失踪で勝手に「心霊捜査」 ・タイタニック号事件をめぐり大論争 ・政治家を目指して二度落選 「科学」と「非科学」の間で揺れ動きながら 名探偵シャーロック・ホームズを生んだ不思議 本書で解ける謎 ・ホームズのモデルとなった恩師・ベル博士はどんな人物か? ・「ワトソン」を発明したドイル。どんな効果を狙っていた? ・19世紀のロンドン近郊で、ホームズが爆発的人気を呼んだ理由 ・ホームズの推理が現代人から見ると時々「かなり雑」なのは? ・ダーウィンの進化論で、英国人が心霊主義に走ったのはなぜ? ・「切り裂きジャック事件」で「医師犯人説」が否定される根拠 ・医師としても成功していたドイルが作家専業を決意したきっかけ ・ロンドン留学中の夏目漱石とドイルが出会っていた可能性は? ・妻が病死し、失意のどん底にあったドイルを元気にした「事件」 ・人気絶頂のホームズをなぜ『最後の事件』で葬ろうとしたのか? 怪しい事象に突き進む、危うい男……なのに なぜ、誰もがドイルを愛したか? ★(巻末付録)世界一短いホームズのブックガイド……ホームズ全60作品を解説・評価
  • 盗まれたエジプト文明 ナイル5000年の墓泥棒
    5.0
    1巻950円 (税込)
    エジプト史は盗掘と略奪の歴史だった! 5000年前からナイルの秘宝は盗まれ続けてきた。 ローマ人の略奪、ハワード・カーターの世紀の発見、地元の泥棒一族、ナポレオン、大道芸人、現代のISの破壊行為まで……、 時に大発見にも繋がる盗掘は、悪なのか? エジプトの文化財は一体誰のものか? 盗掘と略奪を知ることで、人を惹きつけてやまないエジプトの魅力が見えてくる。 新聞社の元カイロ特派員が、お宝を盗みまくった者たちの歴史に迫る。
  • ヒトラーとUFO
    4.0
    ドイツは民間伝承の豊かな伝統を持つ国。街には今も都市伝説があふれ返る。ヒトラー、UFO、フリーメーソン、ハーメルンの笛吹き男……。ドイツの怪しげな話を追った異色のルポ。
  • 独仏「原発」二つの選択
    3.5
    東日本大震災後の原発事故は、世界の原子力政策に大きな影響を及ぼした。欧州を牽引するドイツとフランスも同様。ドイツは二〇二二年までに全原発の停止を決め、フランスは原発依存の低減を目指しながら依然、国策として重視する。廃止を目指すにしても存続するにしても激しい対立と軋轢が起こる。日本ばかりでなく、世界が直面するジレンマである。特派員として両国で取材した記者二人が見た、独仏国内のルポルタージュ。欧州連合(EU)加盟の隣国同士ながら、対応が両極端に分かれたそれぞれの苦悩に迫る。
  • ナチスの財宝
    3.3
    美術館建設の野望を抱いていたヒトラーが、各地で略奪した美術品60万点のうち、現在も未発見のナチス財宝は10万点を数える。今なおトレジャー・ハンターたちを惹きつけてやまない有名な「琥珀の間」など「消えた宝」のゆくえを追う、ベルリン特派員(執筆当時)の毎日新聞記者によるルポルタージュ。ナチスと東ドイツの「亡霊」が浮かび上がってくる、教科書や歴史書には載っていないドイツ史がここに――。(講談社現代新書)
  • 戦後70年へ終わらぬ「戦後」 ナチスの亡霊は生きている
    -
    第2次世界大戦が終結して2015年で70年を迎えます。戦後の歴史は、その悲劇を踏まえて幕を開けたはずですが、今日に至るまで戦火がやむことはありません。いまも世界のどこかで銃声、砲弾がとどろき、軍人だけでなく多くの市民が殺害されています。  果たして、私たち人類は何を反省してきたのでしょうか。  毎日新聞ストーリー編集部では随時、<戦争と平和>をテーマにルポルタージュ記事を提供しています。原爆、パレスチナ、沖縄……。  なかでも好評だったのがベルリン支局のベテラン外信記者によるナチス関連のルポルタージュでした。  同じ敗戦国として、がれきのなかで戦後史をスタートさせてきた親近感もあるのかもしれません。あるいは、日本が中国、韓国などから「歴史責任」を問われているなか、国家の判断としてホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)に手を染めたドイツはそれ以上に糾弾されてきたことへの関心もあることでしょう。  ここに収録したルポは、「ヒトラーの財宝伝説」「ロンメル将軍の財宝を追え!」「ナチ残党支援組織『オデッサ』の闇」――の3本です。いずれも、日本人に知られていなかった「戦争秘史」、それに伴う「ドイツの苦悩」が描かれています。  同時に、ルポを読む楽しさも味わっていただければと思います。

ユーザーレビュー

  • コナン・ドイル伝 ホームズよりも事件を呼ぶ男

    Posted by ブクログ

    「名探偵シャーロック・ホームズの著者」というだけで、昔の人だし、イギリスの人だし、私にとって特別な印象もなかったコナン・ドイル。
    医師で、愛国主義者で、政治家目指したり、探偵の真似ごとしてみたり、おせっかいだったり、と好奇心いっぱいな人間味あふれる数々の事件やエピソードがおもしろくて引き込まれてました。
    新聞社のロンドン特派員であった著者のコナン・ドイルへの探求心と取材力がすごくて、私にもその楽しさが伝わってきます。
    巻末付録にホームズの全60作品の、著者の独断と偏見による5段階と寸評、名言がガイドとして載せられいて、これがまたとてもおもしろいです。

    名探偵シャーロック・ホームズはたぶん小学

    0
    2025年12月17日
  • 盗まれたエジプト文明 ナイル5000年の墓泥棒

    Posted by ブクログ

    古代エジプトと聞くとすごくワクワクします。
    近くで「古代エジプト展」があるとつい行ってしまいます。
    きらびやかな宝石や巨大な建造物、そして多くの謎。
    クレオパトラのお墓は見つかるのでしょうか。

    それにしても墓泥棒‥呪われそうで怖いよね‥

    新聞社カイロ特派員の著者とエジプト人との会話や交流にとても温かさがあって、エジプトにまつわる文化などの情報も興味深く、私にとって遠い存在のエジプトに親近感が持てました。
    エジプト、行ってみたいな。

    0
    2024年03月02日
  • 盗まれたエジプト文明 ナイル5000年の墓泥棒

    Posted by ブクログ

    篠田さんの本めちゃおもしろい!

    去年くらいに読み終わったから感想書くのはちょっと難しいけど、とりあえずこの著者の本が出たら全部買いたいと思う

    ヒエログリフ勉強したいな〜と思ったり
    第5章のベルツォーニの話が面白いな〜と思って読んでたら、彼が19世紀に運び出したラムセス2世の胸像をしっかり2年前のイギリス留学の時に大英博物館で写真撮ってた!

    0
    2022年11月15日
  • 独仏「原発」二つの選択

    Posted by ブクログ

    タイトル通りの内容で、記者さんの渾身の取材結果が原子力問題を直視するための材料を提供してくれている。
    ただ、出版当時から時間が経ち、取り巻く状況はかなり変化しているので、アップデート版が読みたい。

    0
    2024年04月06日
  • ヒトラーとUFO

    Posted by ブクログ

    読みやすく書かれており、内容の信頼度も高い。
    ハーメルンの笛吹き男は、実話であると初めて知った。
    ちょうど世界史を復習しているところで、移民問題ともからみも、特に興味深かった。

    0
    2019年02月17日

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