狙われた羊

狙われた羊

990円 (税込)

4pt

カルト宗教は、心を奪い、カネを奪い、家族を壊す!
カルト教団によるマインドコントロールの恐怖と、悪辣な集金システムを描いた名作フィクション、緊急文庫化!

最近は浮気調査ばかりしている探偵の牛島のもとに、奇妙な依頼が舞い込んできた。
「人さらいはやってもらえるんでしょうか?」
依頼人の息子は、突如連絡を絶ったのだという。どうやら、あやしげな団体に深入りしているらしい。

「厄介な仕事」と踏んだ牛島は当初依頼を断ったが、秘書の坂巻に説得されて調査を開始。すると、依頼人の息子は、近年様々な問題を起こしているカルト教団に入信していることが判明した――。

世間を騒がすカルト教団、そして家族を取り返すために戦う人々を描く!

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狙われた羊 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まさかラストで笑うことになるとは思わなかった。

    自分も高校、大学、就職、どこかで失敗してそんな時に普通に暮らしていたら出会わないような優しさを与えられたらコロッといっちゃうかも……と怖くなった。
    財産も全て手放して、自ら周囲の人々と縁を切って。それから気づいたってもう戻れないし、それが怖くてさらに

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    ⭐︎4.0
    ・未婚の信者を「シープ」と呼び、社会や家族から孤立させることで忠誠を誓わせ、団体の無賃労働者にさせる「敬霊協会」。協会に巻き込まれる若者とその家族、そして内部の者。様々な立場から見た協会の狡猾な"洗脳"の全貌が描かれている。
    ・今作は特に宗教団体の"中身&q

    0
    2025年03月04日

    Posted by ブクログ

    ⭕️️⭕️教会をモデルとしたカルト教団の実態を描いたフィクション小説、教団の経営や洗脳方法や組織図等が詳細に描かれていて成り立ちが良く分かる。
    30年前に木枯らし紋次郎の俳優であり元参院議員中村敦夫さんが、執筆。日本を震撼させた安倍元首相暗殺事件をきっかけに再び注目。熱烈な信者の洗脳を解く事の難しさ

    0
    2024年12月25日

    Posted by ブクログ

    これはあの宗教のことか!とすぐ分かる内容。
    テンポよく進む展開に夢中になった。
    探偵事務所を営む牛島が、出家した信者を家族のもとに取り戻すため奮闘する。
    読みやすかった!

    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    本の題材は明らかにあの宗教だ。

    まさかこの本の初版から30年経っても日本にまだ旧統一教会がはびこっているとは。名前を変えて活動するところまで変わらないとは。一方でこのカルトが人の劣等感にうまく漬け込んで近寄って操られていくあたり、リアルだ。家族の思いを思うにつけ苦しくなる。カルトに子供を取られた家

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    カルト教団の手口を物語風に書き上げた、大変面白い小説であった。特に信者を作り上げるまでの洗脳のノウハウは今話題の統一協会のそれを感じることができた。

    0
    2022年11月23日

    Posted by ブクログ

    知らない世界のこと教えてくれる本や映画って本当に尊い。自分が疑り深い性格で、他人を信用することがなかなか出来ないので被害に遭うことはないかもしれないけれど、そういう人たちの精神状態や、入信、脱会、救出、運営など裏付けされている取材力が30年前とは思えないほどの筆致でいて、物語ベースで描かれているので

    0
    2025年09月26日

    Posted by ブクログ

    宗教にのめり込んでいく始めから終わりまでをみた。やっぱり弱い時には人に見抜かれるのか。そういった団体に何も関わりはないが、いつも隣り合わせにいるのかもしれない。神の存在の有無は人それぞれだが、人に勧めたりする事ではないな。面白かったです。

    0
    2025年04月05日

    Posted by ブクログ

    カルト宗教の内情、子を奪われた家族の様子、経験はないけどきっとこんな感じなんだろうなと感じた。
    カルト全盛期の頃にはまだ生まれてなかったから後付け知識しかないけど、90年代のアレを経験していたらもっと感じ方変わったのかな

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    カルトの内情を詳細と信者とその家族の関係が壊れる様がよくイメージできた作品だった。

    ほんとに怖いのはマインドコントロールや矛盾ばかりの経典よりも訴訟などで成り立たなくなっても
    また名前だけ変えて何度でもやり直せるしぶとさなのかも、、

    0
    2025年03月01日

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