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Posted by ブクログ
あらすじ読んで、これ結構気持ち悪いかもな…と覚悟してたけど本当に結構気持ち悪かったな…笑
時間停止系エロ作品の元祖か?と思った。そういう癖って昔からあるんだな〜
表題作はどうしても気持ち悪さが勝ってしまったけど、「片腕」は結構好きだった。いかがわしいお店とかの気持ち悪…と思ってしまうノイズがない分、私はこっちの方が川端康成フェチズムを存分に感じられました。
片腕を外して一晩貸してあげる、彼女の片腕が喋る、という不思議がさらっと行われるのが良かったです。
彼女の片腕を自分に付けて血を巡らせる、なんて、こんな官能の書き方があるのか……と衝撃でした。
Posted by ブクログ
3.5以上4未満
純文学と言われる枠に 最近たちかえるようになってひしひしと感じるのは、
この時代の純文学小説家は 現代よりもずっと 同じ言語を使える者同士でしか通じ合えなかっただろうな ということ。
日本はなまじ識字率が高い為に「自分は日本語を理解している」と思っている層が大半だと感じているけど、
一方で 本質的な事も含めて言語を理解している層は少ないように思う。
敬語が通じにくい人に敬語を使っても
その心配りが意味をなしにくいのと同様、
日本語に本質的に向き合う人でなければ
本書の深さは伝わらないんだろうなと
なんとなく感じる。
わたし自身がこの書の深さを感じとれている側、と言いたいのではなく…
なんというか 孤高と孤独さをもって 突き放されたような読後感。
純文学に元々壁を感じやすい人には 読み進めにくいように思った。
Posted by ブクログ
小説なので何を書いても良いとはいえ、3篇のどれもなかなかに背徳的で反社会的な要素に満ちている。
「眠れる美女」は情景を想像すると絵面の気持ち悪さが先に立ち、細かな描写が入ってこない。「片腕」にも共通するが、あまり抑揚のない話であり、どこで終わっても良さそうなのに結末だけが突出しているようにみえてしまう。
「散りぬるを」は事件に題材を借りたフィクションなのだが、被害者が実在する以上、今だと何かと物議を醸すことになりそうだ。「狂気による犯罪のほうが正気の犯罪よりも悪である」等の認識は通常の法理を突き抜けているが、今もこうした理由のよくわからない事件は度々起り、真実や動機も結局は裁判の作文の中で片付けられてしまうことに対して、小説家として別の立場を示したのだろうか。
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