盗んで食べて吐いても

盗んで食べて吐いても

1,683円 (税込)

8pt

どうかあなたに、希望の光がさしますように。

「太ったら、食べちゃダメなの」。幼いころに聞いた母の言葉をずっと忘れられないでいる早織。

早織は小学校6年生ごろから体重が増えはじめ、体型を何よりも重視する母は彼女の食事量を厳しく制限した。お菓子はダメ、お代わりはダメ。でも、もっと食べたい、もっと痩せたい。

早織は食べて吐くを繰り返すようになり、吐くための食料を手に入れるため、食べ物を万引きするようになってしまう。結婚をして夫と娘と仲良く暮らしながらも、彼女は万引きをやめられないでいた。

そんなある日、早織は妹からの電話を受ける。それはずっと避けていた母の命が、もう長くないと告げるものだった――。

母の呪縛。痩せたいという願い。間違いだとは分かっているのに、今日も彼女は正解を選べない。

既刊続々実写ドラマ化、『殺した夫が帰ってきました』『塀の中の美容室』で大注目の著者が描く新境地の傑作小説。

...続きを読む

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    288ページ
  • 電子版発売日
    2025年07月09日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

盗んで食べて吐いても のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みながら息が詰まって息苦しく感じたし思わず呼吸を浅くしてしまうほど苦しかった
    食べることは幸せなはずなのに彼女に取っては苦しいこととセットになってしまってる


    彼女は周りに助けてもらい病気に向き合い母親とのことも内省を始める
    そんなことが彼女を助けまた他の人を助けるという良いループに入って私も息

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    なんで、この方はここまでリアルに心の葛藤が言語化できるんだろう…
    こういう、自分ではわかってるのに、どうしようもできない現実にぶつかったことがあるのだろうか。
    真面目なのになぜ、、、ではなく、真面目だからこそ、こうなってしまうことがあるんだ

    適度に人前でもだらしなくできなり、ダメな部分を見せられた

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    自分も拒食からの過食、そして過食嘔吐を経験したからわかるなーって読んでた。幸い盗んだりとかはなく短期間で終わったけど、今でも太るのは怖いし、嘔吐もゼロではない。「治る」とかはなくて、うまく付き合って生きていかなきゃいけないもの。時々その事実に苦しくなるけど、しょうがないよね、それが自分だし。

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    主人公がずっと一人で抱え込んでいた苦しみ。真面目で優しいが故に誰かのせいにする訳でなく、自分を責める。物語の中で誰かに頼ってと何度も思いました。人はひとりでは生きていけないし、相手の本当の思いを知ることが大事だなと思いました。

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    法に触れることではないけれど、衝動的に止まらない、きづいたらやってしまう。それがすごくわかって、苦しくなった。

    読後感は不思議と悪くなく、良かったと思う。

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    ヒリヒリするような焦燥感で一気読み。摂食障害に窃盗症の早織は自らの衝動が抑えきれずに万引きと過食嘔吐を繰り返してしまい、家庭を壊してしまう。刑務所に入って出た後にもこれらの症状に苦しみ、読んでるこっちはヒリヒリ、ヒヤヒヤが止まらなかった。依存症ってこんなに苦しいんだ…ただ、早織が立ち直れたラストは本

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    窃盗症と摂食障害を繰り返していた主人公。
    逮捕、離婚、子供から嫌われても、辞めることができなかった。病気と向き合う中、自分の過去を繰り返しているような高校生まりのに出会う。過去と向き合い、もがきながらも毎日盗らないと苦悩する主人公に、頑張れと願いたくなる。

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    自分に窃盗や過食嘔吐の経験はないが、何かを辞めたいのに辞められないという気持ちはすごく身に覚えがある。主人公が万引きや過食嘔吐を繰り返す度に共感し、苦しくなりながら読んだ。(本書の場合は母に、父にも)自分を大事にしてもらったという実感がないから、自分を大事にする方法がわからないというのが理由の一つと

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    続きが気になってあっという間に読んでしまった。
    過去の自分を自分で救うという擬似体験をすることで、今の自分が救われるんだよなぁと思った。

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    好き。私の好きな本。本の装丁からすき、水色と白と青に綺麗な食器にケーキの食べカス。全て好き。しかも題材が過食嘔吐。もうこれだけで刺さる。早織にとって母は母ではなくて尊敬とか畏怖とか憧れの対象でしかなかったんだなって思った台詞が何個かあった(付箋貼ろうと思ったけど今度でいいやと思って貼らなかった^^;

    0
    2025年07月19日

盗んで食べて吐いても の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    288ページ
  • 電子版発売日
    2025年07月09日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

桜井美奈 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す