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スイスで黙認されている安楽死=自殺幇助を行う団体のスタッフである若き医師・絵里香は東京で起こった自殺幇助事件の真相を確かめるために日本に渡る。尊厳を守るため死を選ぶことは正しいのか、それとも――。
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Posted by ブクログ
デビュー作「人間狩り」で一気にハマってしまった犬塚さんの二作目。 本作もただのミステリーだけに留まらず、日本国内ではまだ認められていない安楽死についても深く考えるきっかけとなった。 主人公はスイス人の父と日本人の母を持つ医師・絵里香・シュタイナー。 東京で起きた自殺幇助事件の真相を確かめる為に日本...続きを読むに渡る所から物語は展開して行く。 自殺幇助団体“ヒュプノス”の元メンバー・神永がひた隠す秘密に胸を打たれるも、立て続けに起きる自殺幇助事件と合間に挟まれる犯人の日記には不気味さを感じる。 予想外の犯人とエピローグは衝撃的。
08月-11。3.0点。 スイスの自殺幇助団体で勤務する、スイス人とのハーフ女医が主人公。 日本で自殺幇助は認められていないが、自殺幇助殺人が日本で発生。被害者は、スイスの団体で断られた人達だと判明し。。 珍しいテーマを選んだ感じ。読みやすい。但し、犯人の動機が少しありふれた感だった。
* 安楽死、尊厳死がテーマ。 スイスでは自殺幇助が黙認されているが、 日本では安楽死は認められていない。 日本とスイスでは国民性も異なるが、 死生観はそれ以上に各々ので異なる。 当然のように生を大切にするけれど、 それは、死も同じように大事に扱うこと なのかもしれない。 医師の視点から語ら...続きを読むれると同時に、 死へ向かう人の想いの中で何を尊重すべきか、 考えさせられた物語。 ミステリーとしては、えっ!?と驚くラストと 再度の価値観への問いかけに物思いに耽る感が 心地よい余韻でした。 以下、お話の内容となりますので、 読もうかと検討中の方は見ない方が楽しめます。 すいません。 安楽死が黙認されているスイスで 絵里香は半年前から自殺幇助団体に ボランティアをしていた。 スイスでも安楽死への考えは人それぞれで、 個人の尊厳死と捉える人、殺人だと忌み嫌う人 がいる。 殺人だと罵倒する人からの攻められ、 絵里香はボランティアを続けていくことを 悩んみはじめる。 団体で共にボランティア活動をするハンナは、 正しいと思った信念に基づいて動く強い人 だと絵里香は思い憧れていた。 ハンナから幇助した時は、正しいことをしたか 悩むし苦しみもあると聞き、絵里香は 悩むとこは恥ではなく死に無関心になることが 一番よくないと気づく 日本から団体への依頼者へのヒアリングに 絵里香が行くことになるが、丁度その頃、 自殺幇助が認められていない日本で 第三者の手による安楽死(殺人)が発生する。 過去に団体に所属していた日本人が、事件に 関係しているのではないかと疑念が生まれ 絵里香は脱退した医師の神永を探ることになる。 神永の行方へを追う中で、彼の過去の出来事にも 疑問が生じてくる。 事件の犯人はだれか。 神永は関係しているのか。 事件は思わぬ方向へ進んでいく。
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