灰色の評決

灰色の評決

1,870円 (税込)

9pt

被告人は無罪か、有罪か?

裁判員として公正であろうとした婚約者は何故姿を消したのか。
裁判員だった主人公がたどりつく、意外な真相とは――

読みながら、彼女の無事を願わずにはいられなかった。/織守きょうや

ごく普通の一般人である二宮智樹はある殺人事件の裁判員として裁判に参加することになる。その裁判では、美容師の男が若い姉妹を殺害した事件が裁かれることになっていた。智樹ら裁判員の多くが美容師の有罪へと意見が傾くなか、八木麻衣子と名乗る若い女性は美容の無罪の可能性を訴える。だが評決になって、麻衣子は一転して有罪へと意見を変え、美容師には死刑判決が下る。裁判から数か月後、智樹は麻衣子とつきあうようになり結婚を申しこむが、なぜか麻衣子はそれを拒む。折しも美容師の事件の控訴審が開かれ、麻衣子は再び美容師の冤罪の可能性に言及していた。その矢先、麻衣子は忽然と姿を消してしまう――。

横溝正史ミステリ大賞・優秀賞作家、渾身のリーガルミステリ!

金子幸代・装画

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灰色の評決 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月18日

    デビュー作『人間狩り』で心を鷲掴みされた犬塚理人さんの三作目となる本作も期待を裏切らない。

    裁判員制度にミステリを絡めたテーマは新鮮。
    リーダビリティ抜群の文章で頁を捲る手が止まらない。

    サイコパスを匂わせる衝撃的なプロローグから裁判シーンへの切り替えは鮮やか。
    人が人を裁く事の重責、裁判員の葛...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月24日

    裁判員制度の裁判員を務めた麻衣子と智樹。
    犯人を有罪と思う裁判員が殆どの中、麻衣子は無実を疑っていたが最終的に有罪だと思い、裁判員としての任務を終了し第一審は終わる。
    2人はその後偶然の再会の後交際を始める。
    しかし、控訴され第二審を傍聴しに行った麻衣子はそのまま行方不明になり、智樹は麻衣子を捜し出...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月28日

    二宮智樹は姉妹を殺害した事件の裁判員として裁判に参加する。
    被告人である五十嵐を有罪とする意見が多いなか、八木麻衣子だけは無実の可能性もあるのではないかと言っていたが、最後の評決になって有罪へと意見を変え、五十嵐には死刑判決が下る。

    裁判後に二宮と麻衣子は付き合うようになるが、五十嵐の控訴審が開か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月08日

    怪しいと思っていたひとは全然犯人じゃなかった(^_^;)
    っていうか、最後の20ページくらいまで誰が犯人かまったく分からなかった。
    裁判員裁判の制度にクローズアップした作品でおもしろかったです。

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    Posted by ブクログ 2022年02月07日

    犬塚理人さんによる裁判員裁判をテーマとしたリーガルミステリー。マンションの一室で姉妹を惨殺したとして、殺人事件の罪に問われた被告は、裁判員裁判にかけられる。有罪に慎重だった裁判員の麻衣子が突然意見を翻して、結局は犯人は有罪となるのだが、その後冤罪ではないかと疑いだした麻衣子が失踪してしまう… 同じく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月07日

    裁判員裁判が題材に描かれていますが、内容的に難しいことはなく、テンポよく物語が進んでいきます。
    人間味が溢れる描写もありとても読みやすい作品でした。
    ただ、性暴力の事件であるが故に、犯人の残虐性も際立つと思うのですが、読む人を選んでしまう可能性もあるような気がします。

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    Posted by ブクログ 2023年04月13日

    04月-07。3.0点。
    同居している姉妹二人を殺害した被告の裁判員裁判、被告は死刑になるが、当初より「はめられた」と無実を主張。
    裁判員で出会った女性と交際し、結婚を申し込むが、答えを保留され。。。

    うーん、ありがちなストーリーかな。あっけなく冤罪だったという感じだが、二人も殺害されているので、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月05日

    ❇︎
    選任された裁判員が裁判官と共に
    審理に参加する裁判員制度。

    裁判と向き合う裁判員の心の葛藤と
    関係者の思惑が絡み合った事件の真実に
    迫る物語。

    ーーー
    以下、あらすじ。

    姉妹二人が殺害された事件の裁判で裁判員に
    なった二宮は、裁判後同じ裁判員だった
    八木麻衣子と偶然再会し付き合うことにな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月06日

    話の展開が気になって、一気に読んだ。失踪した彼女の捜索と、事件の真相とは?の二つが絡み合って、面白かった。

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    Posted by ブクログ 2021年12月29日

    裁判員裁判を題材にした社会派の物語ですが、ちょっと現実離れした描写がちょくちょくあって、首を傾げざるを得なかったのが残念でした。

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灰色の評決 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    二見書房
  • ページ数
    328ページ
  • 電子版発売日
    2022年07月01日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    4MB

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