人間失格 グッド・バイ 他一篇

人間失格 グッド・バイ 他一篇

616円 (税込)

3pt

「恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです」――世の中の営みの不可解さに絶えず戸惑いと恐怖を抱き、生きる能力を喪失した主人公の告白する生涯。太宰が最後の力をふりしぼった長篇『人間失格』に、絶筆『グッド・バイ』、晩年の評論『如是我聞』を併せ収める。 (解説 三好行雄)

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人間失格 グッド・バイ 他一篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年02月09日

    現代にも普通にいてもおかしくありませんね。全く古さを感じさせない人物像です。
    なぜか共感できる部分が多い。

    この本を読んで「世間」とは何なのか、誰のことを言っているのかを自分なりに深く考えることができました。

    まさに名著という本なので、一度は読んでもらいたい本です。

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    Posted by ブクログ 2016年01月20日

    『人間失格』
    文体も展開も分かっているのに、この人間臭さに惹かれるようにふと手に取ってしまう。もはや喜劇。

    『グッドバイ』
    未完の絶筆。主人公・田島は妻子を持ちながらも酒と女に溺れ、愛人を10人近く持つ。ある日気持ちに変化が生じ、愛人一人一人と縁を切り、真面目に生きる決心する。『人間失格』が陰なら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年07月03日

    これは読者に対する許しの物語だと思った。
    読者は引き込まれてしまって、常に鞄に入れて持ち歩いてしまうのではないだろうか。
    端から見ると、とてつもなく人間として駄目な部類なのだが、目の前に現れたとき助けてしまうかもしれない。主人公にはそんな不思議な魅力があったのかもしれない。
    彼は人間失格なのか、それ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月12日

    この本は本当に難しかった。途中でやめたくもなったけど、無事読み終えられてよかった。この主人公は吃りとか意味不明で考えてることも何か文学的で、全く理解できなかった。おかげで時間はかかったが、文学の読解力はついたと思う。

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    Posted by ブクログ 2017年09月09日

    最低な男である。いつも人の顔色を伺っているくせに、自分に好意的な人の気持ちは踏みにじる。他人が自分を受け入れてくれないと傷つくのに、自分は他人を受け入れようとはしない。自分から社会に背を向けておいて、社会から拒否されたと言って嘆く。自分の感情にばかり気をとられて、他人の感情を思いやるゆとりがない。自...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年08月25日

    自分ダメなんですっていうことをモテ自慢を盛り込みながら告白する。
    イライラするけど、文豪は人の内面を表現するのがうまいんだろうなって思ってしまった作品

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    Posted by ブクログ 2009年11月02日

     太宰作品の王道。

    大学時代に太宰治の本を、毎週読んで授業に挑む、、、

    というのがあったのですが、毎月、ど~もブルーでした。

    でも、それが大人への道だったのだと実感しています。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    私もこれは私のことだと思ってしまった。
    何回も読んでしまう一冊。

    「生まれて、すみません」。。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    映画になるというので読んでみました。
    有名すぎて読む気がしなかったもののひとつ。
    デジャヴュを感じたのでもしかしたら読んだことがあったのかもしれません。



    金閣寺は挫折しましたが
    これは一気に読みきりました。
    ていうか(こういう言い方は変かもしれないけど)ちょっとなぐさめられる。


    「つまり、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月03日

    主人公、「女達者」で「卑猥で不名誉な雰囲気」を漂わせているので、出会う女全てモノにしていくのだが、後半はもう女と出逢ったら過程とかすっ飛ばしてページめくったら同棲してるの面白すぎる

    読者を死に誘うような魔力は感じられなかった

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