【感想・ネタバレ】人間失格 グッド・バイ 他一篇のレビュー

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ネタバレ

『人間失格』と『グッド・バイ』の温度差が激しすぎて『グッド・バイ』の話がよく分かりませんでした。そのため7年の時を経て再チャレンジ。

改めて読み返すと、『グッド・バイ』は完全なギャグでした。ギャグ漫画として世に出ても不思議じゃないぐらいです。愛人全員と別れたあと、キヌ子さんはどうするのか、本当の奥さんはどうなったのか生きて最後まで書いてほしかったです。

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2023年04月21日

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ネタバレ

 この作品は、人間の営みや苦しみ、幸福などが理解できず、その恐怖から、自分の内心を押し殺して「道化」を演じる生き方を選んだ主人公「大庭葉蔵」が、恋愛や酒、自殺などを繰り返しながらも必死に生きる物語です。
 その中で私が最も好きな場面は、一回目の自殺を決意する場面です。最初の愛人「ツネ子」の口から「死」という言葉が出ると、葉蔵も「自分も、世の中への恐怖、煩わしさ、金、女、学業、考えると、とてもこの上こらえて生きて行けそうにもない。」と返します。そうしてその夜、2人は暗い鎌倉の海に飛び込みます。世界の全てに希望が持てず、そんな世界から抜け出す為の唯一の手段が、死ぬことしかなかった。そんな葉蔵の複雑な心境が印象的でした。結果的に、葉蔵は助かります。その為、更に辛く、苦しい思いをしますが、逆にあの時点で死んでいたら、二人目の愛人「ヨシちゃん」との結婚とその喜びは、味わえません。果たして、どっちの方が幸せだったのか、なんとも言えない気持ちになりました。
この作品の作者「太宰治」は、「人間失格」の原稿を書き終えると、その一か月後に、愛人「山崎富江」と共に自殺しました。二人の遺体は、奇しくも太宰治の39回目の誕生日に発見されます。この太宰治の「死」までもが、作品の様に感じるほど、深く考えさせられる作品になっていると私は感じました。

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2021年07月31日

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現代にも普通にいてもおかしくありませんね。全く古さを感じさせない人物像です。
なぜか共感できる部分が多い。

この本を読んで「世間」とは何なのか、誰のことを言っているのかを自分なりに深く考えることができました。

まさに名著という本なので、一度は読んでもらいたい本です。

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2019年02月09日

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ネタバレ

他人の視線に怯えて生きている主人公。
怯えるあまりに、人生の歯車を狂わせて行く・・・。

・・・この文章を書いていても、どんどん気持ちが落ち込んでいく↓
気持ちが上がり気味の時にまたじっくり読もうと思います。

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2016年10月13日

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『人間失格』
文体も展開も分かっているのに、この人間臭さに惹かれるようにふと手に取ってしまう。もはや喜劇。

『グッドバイ』
未完の絶筆。主人公・田島は妻子を持ちながらも酒と女に溺れ、愛人を10人近く持つ。ある日気持ちに変化が生じ、愛人一人一人と縁を切り、真面目に生きる決心する。『人間失格』が陰ならば、こちらは完全に陽。田島のダメ男っぷりが光ります。舞台にしたくなるほどのテンポの良さ。絶筆が悔やまれる。

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2016年01月20日

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ネタバレ

この作品(人間失格)は、もしかしたら一番読んでいるのではないだろうか。初めに出会ったのはいつだろう。とにかくすごい衝撃を受けたことを覚えている。今回読んでやっと半分ぐらい理解できたかできないか。グッド・バイと如是我聞は初めて読んだが、どちらも凄かった。食慾における淫乱なのだ。

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2015年05月12日

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これは読者に対する許しの物語だと思った。
読者は引き込まれてしまって、常に鞄に入れて持ち歩いてしまうのではないだろうか。
端から見ると、とてつもなく人間として駄目な部類なのだが、目の前に現れたとき助けてしまうかもしれない。主人公にはそんな不思議な魅力があったのかもしれない。
彼は人間失格なのか、それとも……

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2014年07月03日

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この本は本当に難しかった。途中でやめたくもなったけど、無事読み終えられてよかった。この主人公は吃りとか意味不明で考えてることも何か文学的で、全く理解できなかった。おかげで時間はかかったが、文学の読解力はついたと思う。

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2012年05月12日

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最低な男である。いつも人の顔色を伺っているくせに、自分に好意的な人の気持ちは踏みにじる。他人が自分を受け入れてくれないと傷つくのに、自分は他人を受け入れようとはしない。自分から社会に背を向けておいて、社会から拒否されたと言って嘆く。自分の感情にばかり気をとられて、他人の感情を思いやるゆとりがない。自分のことしか考えられない、情死の相手の名前すら覚えていない、そんな男。

そんな男の告白を、他人事だと切り捨てることができないのは何故だろう。実在したらとても付き合いきれないはずのこの男に、惹かれてしまうのは何故だろう。一人の弱い男が転落していくだけの話なのに、そこに祈りを見てしまうのは何故だろう。

私の中にも、彼の持つ「非合法」な何かがあるからだろうか? それとも、私は所詮「合法」の人間で、彼――というより、作者・太宰の、血を吐くようなお道化のサーヴィスを、憐れむふりをして楽しんでいるだけなのだろうか? 安全地帯から彼を見下ろして、こんな駄目人間でなくて良かったと、胸をなでおろしているにすぎないのだろうか? そもそも、この告白はどれが事実でどれが創作なのか、どこまでが本心でどこからが演技なのか?

とにかく無数の「?」が頭に浮かび上がる。ある場面では主人公の駄目っぷりにイライラさせられながら、別の場面では「その通りだ!」と一緒に叫びたくなってしまう。読んでいて、こんなに心を掻き乱される小説は、そう多くない。しかも、どうしようもなく泥沼な心理状態を描いているのに、文章としては圧倒的に美しいのだから不思議だ。

さらに、肝要な点が語られていないのも不思議だ。なぜ主人公がかくも執拗な対人恐怖に苛まれることになったのか、父との確執や幼少時の性的虐待に鍵がありそうなのだが、それらについては不自然なほど僅かにしか語られていない。書かなかったのか、書けなかったのか。赤裸々に告白しているようでいて、核心に触れることは決して許さない、そんなミステリアスな所にも惹かれてしまう理由があるのかもしれない。

物語の終盤に主人公が達した、「ただ、一さいは過ぎて行きます」という心境は、絶望なのか、それとも救済なのか。それは読者が自分で判断するしかない。この作品は太宰の事実上の遺稿だというが、ここまで人生を捧げなければ人々の心を震わせる傑作は書けないのだとしたら、文学とはなんと激しく凄まじいものなんだろうと改めて思う。それはともかくこの作品は、極めて技巧的な優れた小説でありながら、小説という枠を超えた特殊な代物であるように、私には感じられた。

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2017年09月09日

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自分ダメなんですっていうことをモテ自慢を盛り込みながら告白する。
イライラするけど、文豪は人の内面を表現するのがうまいんだろうなって思ってしまった作品

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2010年08月25日

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 太宰作品の王道。

大学時代に太宰治の本を、毎週読んで授業に挑む、、、

というのがあったのですが、毎月、ど~もブルーでした。

でも、それが大人への道だったのだと実感しています。

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2009年11月02日

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私もこれは私のことだと思ってしまった。
何回も読んでしまう一冊。

「生まれて、すみません」。。

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2009年10月07日

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映画になるというので読んでみました。
有名すぎて読む気がしなかったもののひとつ。
デジャヴュを感じたのでもしかしたら読んだことがあったのかもしれません。



金閣寺は挫折しましたが
これは一気に読みきりました。
ていうか(こういう言い方は変かもしれないけど)ちょっとなぐさめられる。


「つまり、わからないのです。隣人の苦しみの性質、程度が、まるで見当つかないのです。(中略)
 …考えれば考えるほど、自分には、わからなくなり、自分ひとり全く変わっているような、不安と恐怖に襲われるばかりなのです。」



「自分をいさぎよく死へ死へと追い込んでいくためにこの作品を書いた(解説より)」


…解説も衝撃的でした。あっちにひっぱられるよ・・・やばい。

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2009年10月07日

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主人公、「女達者」で「卑猥で不名誉な雰囲気」を漂わせているので、出会う女全てモノにしていくのだが、後半はもう女と出逢ったら過程とかすっ飛ばしてページめくったら同棲してるの面白すぎる

読者を死に誘うような魔力は感じられなかった

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2023年12月03日

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太宰治は1948年6月13日に、玉川上水にて山崎富栄と入水自殺しました。
本作収録の3作は、太宰治の死後発表された作品です。

三作品それぞれ内容は大きく異なっているのですが、何れにせよ"死を前にして書いた"というには、あまりにもいつもどおりであると感じました。
晩年の芥川龍之介のような、読み手に作者の不安定さが伝わるような作品ではなく、一作品として楽しめる3作です。

そもそも太宰治の入水にも色々憶測があり、遺書も見つかっていることから自殺には違いないと思われますが、その死の間際の思いは不明、というかわかりようがないです。
愛人と入水しましたが、遺書には「小説を書くのがいやになつたから死ぬのです」とあり、本当に死ぬつもりだったのか、と思います。

各作品の感想は以下の通りです。

・人間失格 ...
1948年5月12日脱稿。
連載中に太宰治の入水死があり、最終回は死後の掲載となりました。
そのため、太宰治の遺書として捉えて読まれることも多いです。

私、という第三者が、京橋のスタンドバーで、小説のネタとして3枚の手記と3枚の奇妙な写真を渡される場面から始まります。
気味の悪い笑みを浮かべる少年の写真、恐ろしい美貌を持つが生きている感じを受けない青年、表情がなく座ったまま死んでいるような男、それらの写真はすべて「大庭葉蔵」という男のもので、以降、彼の手記の内容について書かれ始めます。
「恥の多い生涯を送って来ました。」という有名な書き出しで始まるその手記は、自分を誰にもさらけ出すことができず道化を演じ続けてきたその男の半生が書かれています。
太宰治自身の生涯に重なる部分もあるのですが、彼が太宰治自身を重ねた人物であるかは特に言及はなく、創作小説であるという見解が一般的です。

どこか強く惹かれるところのある作品だと思います。
本当の自分を決して表面化させないようにして道化として生きる葉蔵的な部分は皆必ずあって、共感するところがあるのではと思います。
ただ、葉蔵を知るバーのマダムは、葉蔵は「とても素直で、よく気がきいて」「神様みたいないい子」と評します。
それは表面だけのことなのか、表面としてもそれは葉蔵の一部ではないのか、擬態に成功した喜ばしいことなのか、否か、色々考えさせる一作と思いました。

・グッド・バイ ...
連載中に太宰治が亡くなり、絶筆となった作品です。
状況的に悲壮に感じるタイトルですが、内容は陽気で軽いので、読むと本当に人間失格と同時期に書かれたのかと驚きます。
主人公「田島周二」は、終戦で妻と娘を妻の実家に預け、東京で一人暮らしをしています。
闇商売で儲け、愛人を10人も囲っている色男ですが、気持ちに変化が出てきて、女房子供を呼び寄せて闇商売から足を洗い、雑誌編集の仕事に専念しようと思います。
その手始めとして愛人ひとりひとりにお別れを告げようというストーリーです。

とても読みやすく気楽な文体で、本作執筆中に自殺するとは思えない内容です。
最後はまさかの女房からグッド・バイされるというオチを考えていたそうで、おもしろくなりそうなのですが未完となってしまい、とても残念に思いました。

・如是我聞 ...
本作は小説ではなく随筆です。
冒頭にて、「この十年間、腹が立っても、抑えに抑えていたことを」書く旨、書き出しがあり、自分の作品に対する批判や、志賀直哉氏に対する強烈な抗議と批判が認められています。
書かれているのは"怒り"と読んでいいエネルギーで、本作も自殺直前の作品とは思えない勢いを感じました。

自分の作品に対する批判に対する回答が主ですが、正直なところ怒りが全面に出て回答になっておらず、感情的すぎて読みづらいです。
書きたいことを書きなぐった感じがあり、当時、太宰治が志賀直哉をどう思っていたかがよく分かる書だと思います。
ただ、本書も未完となっています。
本書の(3)と(4)は、太宰の死後に掲載されており、死んでからも批判し続けていたと思うと、志賀直哉も拳の落とし所に困っただろうなと思いました。

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2021年12月19日

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ネタバレ

文ストに最近ハマって、太宰治が気になりこれを読みました。

、、。重いですね。
女の人との絡み。
最後は恋人と入水するようですが、幼少期から感情が豊かで頭が良くてその中での苦しみ、葛藤が沢山あったのが良く分かりました。
太宰治が幸せと感じることはどのくらいあったのでしょう。
酒に溺れ薬も中毒に、致死量程度の睡眠薬を服用
全て女の人が関わっています。
人はみな孤独を嫌い救おうとするからこうなるのでしょうか。

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2021年07月18日

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40年以上経って再読した『人間失格』は、10代の頃とは全く違ったところに刺さってくる。
太宰治の真の凄まじさに気付いたのか、自身の経年による部分的な鈍化が明らかになったのかは不明。
数十年後にもう一度読むとその答えに近づくかもしれない。

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2020年05月04日

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グッド・バイ すごく面白かった。
最初の3ページで情報と雰囲気がぎゅっと凝縮されて詰め込まれてて、心もってかれた。
太宰うまいなぁと心から思った。
最後まで描いて欲しかった。残念。

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2020年01月24日

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『人間失格』
文章の構成がうまい。自伝的な部分はあるにしても、それだけでは単なる自意識過剰になると分かっているので、客観的な視点を持ち込み、そして、最後に一文で、人間の複雑さを表現している。
太宰治のことはそれほど好きではないけれども(行間がうるさい、というか、「俺ってすごくない?」という主張がうるさいので)、彼の文章のうまさは本物だと思う。

『グッド・バイ』
未完が惜しまれる。
10人くらいの愛人がいる田島でも、キヌ子には形なし。その喜劇性が面白い。

『如是我聞』
実際のところ、太宰治は頭の良い人だったのだろうと思う。だから、周りの人間が馬鹿に見えて仕方ない。
それに、いつの世にも、「権威」にあぐらをかく輩はいるものだ。

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2019年10月19日

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この本を読んだ後、非常に戸惑いました。
私はこの本から一体何を感じ取ったのか、頭の中で整理しようとしても、何故かうまくできません。この物語の主人公はただ、「人間」という到底理解できるものではない存在に対して、怯え、暮らしていただけなんです。それだけなのに、得体のしれないモヤモヤが胸に引っかかります。きっとこれも「人間」の仕業なのでしょう。

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2016年07月15日

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今まで太宰といえば『人間失格』で、暗いというイメージだったしあまり読みたいと思わなかったけれど、試しに読んでみようと思って手に取りました。思った以上に読みやすい。でも内容はずっしりきた。太宰もこういう気持ちで人生を過ごしていたのかと衝撃をうけました。そしてまったく異なるグッド・バイ。未完なのが残念、続きはどうなる予定だったんでしょう。書かれているところはとても面白いし太宰にしてはさくさく読めるなあという感じでした。如是我聞、かなりざくざくと書いていてすごい面白い。こちらも未完なんだ…

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2016年02月10日

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太宰治の最晩年3作を所収した一冊。

『人間失格』
子供のころから、他人・世間の条理が理解できず、恐怖と戸惑いを感じながら、それでもやっていくために道化を演じ、酒を飲み、身を持ち崩していった男の独白。
理解できない、理解されない。下手にうまく世を渡ってしまったものだから一人深く悩んだまま、答えは見いだせず。
ここまでとはいかなくとも、周囲に溶け込めず、集団の中で孤立あるいは浮いてしまった経験のある人なら、この辛さを理解できるし、この辛さを世のマジョリティたちにぶっ放した太宰に喝采を送りたくなる、そんな作品。

『グッド・バイ』
闇市でやり手の主人公は、恋愛もやり手で愛人が10人ほど(妻も子もある)。でも34歳になり、そろそろ身を落ち着けようと、愛人たちとの別れを決断する。そのために取った手段というのが、美人の旧知の女性を妻と偽証して、愛人たちのもとを一人一人訪問するというもの。
このトンデモアイデアが巻き起こす騒動劇・・・。
のはずだが、絶筆にて未完。
「人間失格」とは似ても似つかないコメディタッチ。策略に利用する美人の女性というのが、美人だけどガテン系で普段は至極だらしないというのも面白い。
シニカルにコミカルに男女関係を描いていったであろう本作、残されている部分だけでも楽しく、何とも続きが気になりとても残念。

『如是我聞』
昨今の文壇に対して太宰が書いた捨て身の小論文。
案外と、太宰は情熱家というか、感情の強い人間だったんだなあ。多少、理不尽な個所があっても読み手を思わず頷かせてしまうほどの迫力で、外国文学者や先輩文人たち、特に志賀直哉を徹底的にこき下ろす。
当時の文壇について無知なので何とも言えないが、太宰という人を理解するのには分かりやすい一品かもしれない。

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2013年05月16日

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「人間失格」
初めて読んだ。思っていた以上に胸を打って、おもしろい。
道化になり、お茶目な振りをするのはたいていの人がそうなんだと思う。そしてたいていの人は、そのことを受け入れて生きているんだろうなぁ。少なくとも自分は、そう。
だからこそ、男のもがき苦しむ様子に胸を打たれた。自分の軽薄さが身に染みるな。その軽薄さを嫌っているのに、実のところそれを憎みきれないでいる。

男のジゴロっぷりが結構目から鱗。女から女へと渡り歩くってそんな感じなんだ。この突き抜けた身勝手さ(と言い換えられると思う)は凄い。


「グッド・バイ」
そうかこれが伊坂幸太郎の「バイバイ、ブラックバード」のやつか!最後でようやく気付いたぞ。
おもしろく読めて、なんかこの辺が太宰治の道化な部分を感じた。まぁわからんけど。キヌ子さんと田島のやりとりをもっとみたかったな。残念。

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2012年05月28日

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ストラディストラダ。
アントニムとシノニムのくだり、ずっと昔に読んだことがあったのはこの本でしたか(^_^;とても昭和20年代の作品だとは思えない新しい文学です。村上春樹の酒と女との扱い方は太宰治に似ていたのですね またまた人生は流れる。ストラディストラダ!!

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2015年03月18日

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ネタバレ

角田光代さんが人間失格をテレビで紹介してるのを見て読んだ。
正直言ってよくわからなかった。私には難しかったみたいです。
でも読んでいて女や酒やモルヒネに依存してしまい、自分もそれに気づいているのにやめられない大庭葉蔵を悲しく思った。
時間を置いてまた読みたい。


『ビブリア古書堂の事件手帖』で大庭葉蔵の名前は知っていたからフルネーム出てきて嬉しくなった笑

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2024年05月07日

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・名作と呼ばれる本が、こんな多くの人間に共感されるものが、こんな内容でよいのか、となんだか腑抜けした

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2020年04月06日

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時間がなかったので、「グッドバイ」だけ読ませて頂きました。未完ですが面白かった。「人間失格」もざっと見た感じ面白そうだったので次回挑戦させて頂きたいと思います。

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2019年02月09日

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学生時代に読みました。昔の人も同じよーな事で悩んでるんだけど、頭良過ぎるゆえに難しくしすぎじゃね?って思いました(笑)高学歴な人って大変ね・・・。

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2010年03月28日

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とりあえず「人間失格」部分だけ読んでみた「"文学少女"」関係強化プロジェクト第一弾。
正直先入観もあってもっと陰惨な文章かと思ってたけど、意外とスイスイ読み進められた。
しかし自分もそういうふうに感じたこともあるかも・・・と思わせるに充分な内容、筆致に、もはや脱帽です。
"文学少女"での手紙部分がいかに暗く深く、しかし人間の本心を抉っているかは・・・本作品とともに「"文学少女"と死にたがりの道化」を読んでみてください!

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2009年10月28日

Posted by ブクログ

「人間失格」をメインに舞踏と朗読を組み合わせたショウを観たことがあって、印象が強烈でした。共感できる点が多いとみるか、本当にダメ人間だとみるかはその人次第。どちらも悪くないのですね。ただ私は、この作品を太宰の自伝や遺書として読むべきだとは思いません。これはあくまで作品で、そこには何某かの狙いがあると思って読んでいます。その狙いが「太宰治」像の演出にあったとしても不思議ではないですね。
むしろこの人の性格がはっきり出ているのは他一編、つまり「如是我聞」。冷静さを欠いてはいますが、マイノリティーの立場に立った覚えのある人は、この激しい文章から滲む怒りとやるせなさに胸を引き毟りたい気分を思い出すことでしょう。

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2009年10月07日

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