植松三十里の作品一覧
「植松三十里」の「帝国ホテル建築物語」「かちがらす 幕末の肥前佐賀」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「植松三十里」の「帝国ホテル建築物語」「かちがらす 幕末の肥前佐賀」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
江戸時代、役人や身分のある流人が島妻を娶り、刑期を終えて本土に戻ることを許されても島妻は一緒について行くことができない。現代の感覚からすると理不尽なことだと憤りたくなるけれども、当時の奄美は薩摩藩に従属する立場であり、島の人々の地位が低かったことを初めて知る。
島妻の愛加那が西郷と暮らしていたのは3年にも満たない。二人は愛しあいながらもそれぞれが別々の思いを抱えているのが何ともせつない。西郷は国政を、愛加那は家族のことを。やがて帰還命令が下り別れの時が訪れる。
西郷が去った後の人生は愛加那にとって苦悩に満ちたものだったのだろうか。ユタという奄美の巫女が、本当の幸せとは自分がだれかの役に立つ
Posted by ブクログ
明治11年、1人のイギリス人旅行作家が日本人青年を通訳にし、日本を記録する旅に出た。
明治維新を経て、日本は欧州列強の仲間入りを果たそうと必死だった。
国の形、人々の風俗や生活、身なり、そして言葉を変え、近代国家を目指して奔走した。
しかし、たった10年で、人々の生活はそう簡単に変わらない。
地方の貧しい姿を日本の恥と捉え、その姿を世界に晒してほしくないと願う通訳と、貧しい姿が恥ではなく、それを見下す人がいることが恥だと諭した旅行作家……。
彼女が本を通して世界に訴えかけたかったことは何だったのか?
『日本奥地紀行』では描かれない2人の旅の物語
Posted by ブクログ
ライト館の建築から明治村へ移築されるまでに、これほど多くの人が関わり、長い年月を要したことに驚きました。
日本人の技術の高さ、ライトの強い拘り、凄まじい労力の結晶を是非私もこの目で見てみたいし、諦めずに明治村への移築を実現してくれた方々に感謝をせずにいられません。
もし最後までライトが指揮をとり完全なるライト館ができていたらと思うと悔しいですが、膨れ上がった総工費がとんでもなく莫大で、むしろよくもっと早くに解雇されなかったなと、、、。
いくつもの困難を乗り越えながらもライト館が建築されたことも、それを明治村に移築されたことも、長い年月の中で途方に暮れて誰がいつ投げ出してもおかしくないのに実現に