【感想・ネタバレ】梅と水仙のレビュー

あらすじ

佐倉藩士として生まれた津田仙は、幕府通詞として福沢諭吉らとともにアメリカへ派遣されるなど将来を目されたものの、幕府瓦解後は農村改革を夢見るにとどまっていた。黒田清隆のもとで働く中、女子留学生を渡米させる計画を聞いた仙は、わずか6歳の娘・梅子を推薦する。日本初の女子留学生として、最年少で渡米した梅子だったが、17歳で帰国した時、彼女は日本語さえ忘れていた――。日米の文化の違いや周囲との軋轢、父との葛藤に悩みながら、女子教育のために直向きに歩みを進めた津田梅子の生涯を描いた感動作。

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Posted by ブクログ

今話題の新5千円札になった津田梅子さんの物語。
明治維新後の激動の時代に世の中がまだまだ男社会であった頃、女性の地位向上の先駆けとして力強く生き抜いた梅の様は大変勇気を貰えました!日本女性がこの時代に、でもこの時代だからこその意義があったんだろうと思います。今でもまだまだ男女対等とは言い難い世の中ですが、それでも私たち女性が社会に出て活躍できているのは間違いなくこの時代に女性初のアメリカ留学を果たした幼い少女たちの勇気と頑張りがあってこそ!物語としてもとてもドラマティックで面白かったです。

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2024年07月04日

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