帝国ホテル建築物語

帝国ホテル建築物語

1,699円 (税込)

8pt

「かたちあるものは必ず滅す。しかし、かたちを成すために命をかけた人々の志は、本書によって神々しく蘇る」阿川佐和子氏推薦! 帝国ホテルライト館建築をめぐる熱き男たちの物語 世界的建築家、フランク・ロイド・ライトの飽くなきこだわり、経営陣の追及……それでも彼らは諦めなかった! そして関東大震災が――1923年(大正12年)に完成した帝国ホテル2代目本館、通称「ライト館」。「東洋の宝石」と称えられたこの建物を手掛けたのは、20世紀を代表する米国人建築家、フランク・ロイド・ライトだった。明治末期、世界へと開かれた日本において相応しい迎賓館が必要だと気づいた大倉喜八郎と渋沢栄一が、ニューヨークで古美術商として働いていた林愛作を帝国ホテル支配人として招聘したことから、このプロジェクトは始まった。しかし、ライト館完成までの道のりは、想像を絶する困難なものだった――。ライト館の建築に懸けた男たちの熱い闘いを描いた、著者渾身の長編小説。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    336ページ
  • 電子版発売日
    2019年04月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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帝国ホテル建築物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    帝国ホテルライト館をめぐっての人間の執念のドラマが描かれている。
    ロイド・ライトは、個人の中に、狂気が宿っているのかもしれない。
    建築家というこだわりよりも、芸術家としてのこだわりが強い。
    日本びいきで、日本の良さをどう自分のものにするのか?
    帝国ホテルで、ロイド・ライトがチャレンジしたのは、
    ライ

    0
    2020年04月17日

    Posted by ブクログ

    大正時代に建てられた帝国ホテルライト館。
    その建設に関わった男達の熱い戦いを描く物語。

    予備知識なし。
    帝国ホテルは今の姿しか知らず、ライト館のような建物があったことも知らず、映像を調べ、その美しさに魅了されながら読み進めました。

    経営陣と現場の人間、建築家達の気持ちの食い違いや葛藤が興味深かっ

    0
    2019年09月29日

    Posted by ブクログ

    有名どころのいろんな方々が関わっていたんですね
    美しく物語は描かれていて読んでよかったーって思いましたが
    実際はちがっていたんでしょうね
    志なかばで去っていったライト氏が気の毒です

    生きた建築として保存活用されている建物もありますが
    ライト館は、過去の時代のものとして保存になってしまったんだなぁ

    0
    2019年06月16日

    Posted by ブクログ

    初出2017〜18年の月刊「歴史街道」
    さすが植松三十里。感動の長編。

    大正年間に建設された帝国ホテルライト館は、外国人をもてなす日本の迎賓館とすべく、日本古美術商の山中商会ニューヨーク店の林愛作を支配人に引き抜き、日本美術に深い理解があるアメリカ人ロイドに設計を頼み、ロイドに深く傾倒し東大の建築

    0
    2019年06月10日

    Posted by ブクログ

    今は明治村にある帝国ホテルの建設物語り。
    2024年から建て替えと聞き、気になったので読んでみた。

    帝国ホテルのとこは全く知らなかったが、1つのホテルを建てるのにあれだけの苦難があるとは驚きだった。立場も拘りも違う男たちの執念で出来上がったようなホテルで、いつか明治村に見に行きたい。

    0
    2024年01月23日

    Posted by ブクログ

    インスタで見つけて、明治村の帝国ホテルが好きでよく写真を撮りに行っている友達の誕生日プレゼントの候補として、とりあえず自分で読んでみることに。。。
    
これが!すっごく面白かったです。

    明治村が犬山にあって身近なことや、常滑の焼き物も(INAXは帝国ホテルのレンガを作るところから始まったメーカーでし

    0
    2023年10月09日

    Posted by ブクログ

    フランクロイドライトで有名な帝国ホテルの竣工に至る迄の壮絶な物語。本当に凄い人間物語だと読み進めるうちに気持ちが重くなっていく
    常滑の黄色の煉瓦を作った伊奈長三郎はINAXの発祥
    この辺りのテラコッタ、煉瓦の製作苦労も取り上げてももう一つの物語があったと想像

    0
    2021年10月01日

    Posted by ブクログ

    天才と付き合うのは、大変である。しかし、天才は、人の求めるもの、次世代の様子が見える。ライトもそういう人だった。明治村に行きたい。

    0
    2021年02月03日

    Posted by ブクログ

    明治村が好きで何回か帝国ホテルを見ていたが、
    こんなに色々な人間模様や苦労があったとは
    知らなかった。ライトが最後まで日本で帝国ホテル
    を見る事が無かった事が残念だ。
    こんなにも明治村で最も愛される建物になるとは
    ライトが知っていたらきっと感激するだろう。

    0
    2019年11月04日

    Posted by ブクログ

    明治村の帝国ホテル玄関を見たのは昭和54年。当時の彼女がぜひ見たいと言う事で行ったのだが、このような背景があったのか、というのがやっと理解できた。
    フランク・ロイド・ライトという妥協を許さない設計者とそれに応える職人達の努力の結晶であり、火事と関東大震災にも耐えたホテルだった。

    0
    2019年06月23日

帝国ホテル建築物語 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    336ページ
  • 電子版発売日
    2019年04月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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