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Posted by ブクログ 2015年09月07日
ときどき、こんな人がいるのです。
山に入ったまま、帰ってこられなくなってしまった人が。
これはとてもすき。
自然って癒しとか優しいだけではない。不気味でおそろしい場所でもある。だけどその自然をただ忌避するのではなく、自然が畏敬の対象であることを改めて感じさせてくれる幻想的なはなし。
一番すきだっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月24日
職場の不祥事の責任を負わされて辞職し、妻にも子供にも愛想をつかされてしまった男。
故郷からの一本の電話を機に、幼い頃の約束を果たすためにふるさとに向かった主婦。
自殺した友人の葬儀のために田舎に戻った青年。
死者が見えるという不思議な能力を持ち、彼らに「山に還りなさい」と諭して、いわば成仏させ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月02日
あさのあつこさんの本は今まで読んだことなかったんですが、
ホラーっぽいので店頭で手にとりました。
この年でバリバリの青春ものを取るのはなんだか気が引けてしまって。
血肉が飛び散る等の表現があるので、
好き嫌いが分かれると思いますが、
私は大丈夫でした。
全体に何とも言えない薄気味悪さがあって、好...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月01日
この本を読んだら、なんとなく緑繁る山には行きたくなくなってしまう。そんな妖しさを秘めた4つの物語を収録。
物語の中には高校時代に習った中島敦の『山月記』を彷彿とさせる場面や種田山頭火の「分け入っても 分け入っても 山の中」という俳句が頭をよぎるものがある。
『バッテリー』や『ランナー』など青春...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月07日
「山」を神秘的で畏敬な存在と捉えた四話の怪綺談。不思議な怖さがありますね。一話目は、繰り返される踊りのフレーズが印象的でした。「左手がひょい 横に流れて 斜めに下がる 右手を翳して」これだけで不気味な感じですよね。背筋がぞぉ~としてきます。気に入ったのは四話目ですね。哀しい話なのに結末に心が温まりま...続きを読む
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