野火、奔(はし)る

野火、奔(はし)る

1,870円 (税込)

9pt

小間物問屋『遠野屋』の主、清之介は、嵯波の紅花産業に莫大な金を注ぎ込んできた。その紅餅を積んだ船が突然消えた。さらに奉公人のおちやにも騒動が起きる。事件が続くことに北定町廻り同心、木暮信次郎と岡っ引、伊佐治は不審に思う。次々と『遠野屋』に降りかかる不穏な動き、清之介に纏わりつく、血の臭い、底なしの闇。ニヒルな同心信次郎、元刺客の商人清之介。尋常ならざる男と男がうねり合う「弥勒シリーズ」第12弾!

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野火、奔(はし)る のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月01日

    弥勒シリーズも12作目となりこの物語が何処に辿り着くのか目が離せない。清之介と信次郎の会話は相変わらず刀で切り合っているように心を抉る。2人の間に岡っ引きの伊佐治が加わり3人の男達のバランスが何とも絶妙だ。こんな人間関係を作り上げた作者のあさのあつこって凄い。
    今回は、おこまちゃんの名前は出るけれど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月20日

    おっとぉ、こりゃまたダークな閉じ方じゃないの。なにせ此度の信次郎ときたらやたらよく喋る。でもって、いつもは安楽椅子に腰を据えているとまでは言わないが、なぜか足を使う。単身で八代屋に乗り込みおちやを救う?平塚の方は引き受ける?どういう了見だろうかと訝しんではいたのだ。この男、最後は清之介といかなる決着...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月20日

    数ある弥勒シリーズの中でもサスペンスに富んでいる。木暮信次郎の魅力がぐんと増した。先を先をと読み進めたくなった。あさのあつこさん、まだまだ続けてくださいね。

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    Posted by ブクログ 2023年12月16日

    「弥勒」シリーズ第12弾。

    前巻からの展開で、読み始めは記憶を呼び起こしながら。
    相変わらず信次郎の闇を見透かす力が冴える。
    遠野屋に降りかかった難儀も落ち着いたかに見えたが、ラストの展開に次が気になる。
    次巻が待ち遠しい。

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    Posted by ブクログ 2023年11月29日

    12作目の「弥勒」シリーズ、登場人物もさらに増え、益々読み応えがあった。頭の中には、もう私なりの解釈をしたキャラクターが出来上がっていて、読書ではなくお芝居を見ているよう。
    これって、時代劇として、ドラマになったら面白いはず。(最近は、ほとんど時代劇はないけれど。)
    いつかそうなることを妄想しながら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月21日

    遠野屋清之介、同心木暮信次郎、岡っ引きの伊佐治の三人が織りなす連続時代小説。
    発売の都度、つい買ってしまう「弥勒」シリーズも、はや第12巻に。
    今回は、遠野屋の嵯波からの紅を運んだ船が行方不明に、さらに八代屋のおじょうさんで今は遠野屋の奉公人のおちやが強引に八代屋に連れて行かれそうに。
    一方、路地に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月18日

    弥勒シリーズ最新刊
    あさのあつこさんのもので一番楽しみにしているシリーズ。
    今回もゾクゾクさせられました。

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    Posted by ブクログ 2023年12月26日

    待ちかねた遠野屋さん伊佐治親分そして同心の木暮さんの登場。同心の木暮さんのあくの強さ全開。楽しめました。次作の展開が待ち遠しい。

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    Posted by ブクログ 2023年12月13日

    (2023年12月10日から12日にかけて読破)
    お金の使い方は、今も昔も気をつけた方がいいと感じた。

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    Posted by ブクログ 2024年04月19日

    信次郎の頭の切れが化け物じみて…いや、最初からか。親分や遠野屋さんは色々いうけれど、私にはいい人に見えるんだがなあ。
    内容はおちやちゃん周辺と紅花問題を引きずった感じ。

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