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Posted by ブクログ 2021年05月15日
あさのあつこさんの初期の2作品が収められた文庫です。
「あかね色の風」は小学6年生の少女二人の短い出会いから別れまでのお話です。主人公の遠子のクラスに千絵という転校生がやってきます。そもそも田舎で1学年1クラスしかありません。古い靴屋を営むおばあさんの家に身を寄せ、化石が好きで、複雑な家庭環境も屈託...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月20日
2019/10/20
児童文学作家として有名なあさのあつこさんの作品をはじめて読んでみました。バッテリーがすごく有名だったので、青春系の男の子の描写を書くのが上手いのかなーという印象でしたが、この本の主人公は両方とも女の子です。
あかね色の風の方は、主人公の遠子の近くに千絵が引っ越してきて、二人の仲...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月08日
5年生の女の子たちが口をそろえて面白いというので読んでみた。なるほど!確かにみんなが好きそうなのが分かる。とくに“ラブレター”の方は、等身大の5年生にぴったりくるようなドキドキするかわいいお話。いいお話だった。ときどきこっそりと「恋愛っぽいのが読みたい」と言ってくる女の子たちに手渡してあげたい。”あ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月29日
ラブ・レターのほうのレビューが残っていたので転載。
とてもかわいらしくて爽やかな、それでいて心の奥が、ホットミルクを飲んだときのようにあたたかくなるお話でした。
主人公の愛美(まなみ)は小学5年生で、隣の席の楽(らく)くんの、大好きな馬の話をする声の嬉しそうな色とか、髪が太陽に透けて茶色に輝...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月23日
小学生の少女の心の揺れをテーマとした2作品を収録。どちらも明るい作品で、テンポよく読み進めることができる。読んでいるとなんとなく「こうだったよな」と懐かしい気分になる。
どちらも高学年の少女を主人公にしているが、なぜか「ラブレター」は幼く見えてしまう。「あかね色の風」の主人公のほうがしっかりした...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月15日
あさのあつこの初期の中篇。「ほたる館物語」と同じように小学校六年、五年の女の子が主人公。けれども一子のように、家族のことを心配する「いい子」じゃない。親の言うことは、ちがうぞ、と反発する自我を持った子供だ。そうしてたった半年だけど遠子はかけがえのない友を持つ。
遠子は「バッテリー」の原田巧の原型だ...続きを読む
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