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2013年の未来都市《NO.6》。人類の理想を実現した街で、2歳の時から最高ランクのエリートとして育てられた紫苑は、12歳の誕生日の夜、「ネズミ」と名乗る少年に出会ってから運命が急転回。どうしてあの夜、ぼくは窓を開けてしまったんだろう? 飢えることも、嘆くことも、戦いも知らずに済んだのに……。「わたしはNO.6という物語の中で、生きる希望とやらを掴んでいけるのだろうか」――あさのあつこ
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Posted by ブクログ
びっくりです。何度も言わせてください。ええ、びっくりです。 娘と久しぶりに本屋に行ったんです。 「テスト終わったし、No.6を読みたいから買ってくれや」とねだってくるので、 「えー、お母さんに頼めやー、しかもハードカバーもってくんなや」とブツブツ言いながら買ってあげたわけです。ええ。 なけなしの...続きを読む小遣いから買ってあげたので、面白かったかどうか気になるわけです。 なので次の日に、どうだったか聞いたわけです。 すると 「買ったのがNo.6再会というやつで、元々のNo.6を読まんと意味わからん、だけんNo.6買ってや」と娘。 「リサーチ不足やろ、もっと調べて、ねだってこいよ」と父。 仕方なく、元々のNo.6を買いに再び本屋へ。するとありましたよ、 「えーっと何々、きゅっ、9巻もある・・・9巻!ふぁっ、えっえ、えー。まっ、まじでお母さん連れてこなー」 そんなこんなで、始まりましたNo.6シリーズ。 読むと意外に大人も楽しめる内容。No.6の世界観をつかむのが最初は難しかったんですが、わたくしも読むことに決定! 娘を本屋に連れて行くときには、お母さんも連れていくことも同時に決定!
書店に並ぶ『No.6 再会』という本を見かけました。 「No.6…?なに?なんかのシリーズもの?」 調べてみると『バッテリー』で有名なあさのあつこ先生が描く冒険譚。気になり本作を読んでみました。 面白い…。 完全に調和された理想都市、No.6を舞台に起こる"寄生バチ"事件。犯人に...続きを読む仕立て上げられた主人公の前に数年前命を助けられた男、ネズミが現れる。追っ手から無事に逃げるも主人公の体には宿主の命を奪う寄生バチが巣食っていて…。 プロットの無駄の無いザ・エンターテイメントな面白さ。ネズミのキャラクターも、紫苑のお茶目なところも好感が持てて好きになりました。 これから紫苑はどういった行動を取っていくのか?ネズミは紫苑とどう付き合っていくのか?先の見えないストーリーテリングに、ワクワクとした気持ちが抑えられません。 次巻も楽しみです。
続編発行とのことで再読。美しい都市に住む純粋培養の少年と、その都市の外側に住む危険な匂いのする少年が、不思議な巡り合わせで強く結びつく物語。 紫苑とネズミ。当然、無垢で理論的な少年が紫苑であり、薄汚い場所から乱暴者がネズミである。しかしネズミは、粗忽者としか思えない登場の仕方なのにも関わらず、古典...続きを読むや物語に精通した教養を備えており、時折紫苑を小馬鹿にしたように使う敬語も美しく、なんとも途方もなく、魅力的な少年なのである。 紫苑はネズミによってその命を救われる。が、ネズミは紫苑によって、過去すでに命のみならず、その心をも、はからずも救われていたのであった。 「救いの手が奇跡のように差し伸べられることもあるんだって……あんたが初めて、教えてくれた。 ここにある何千という物語のように、人間には予想もつかないことが起こるんだ。だから、おれは、生き延びることができた……あんたの言うとおりだ、人は確かに人に救われることがある。それをあんたが教えてくれたんだ。あんただけが教えてくれた……そっちの貸し分は高い。悔しいけどな」 これはネズミの台詞であるが、最も好きな言葉でもある。 自分に希望を与えてくれた、ただ命を救うよりその価値の方が重いというネズミの言葉を、とても好ましく思う。 この美しく整備された都市の本性と、その外側について、読者は紫苑と共に少しずつ触れていくのである。
こういった世界、現代とも通じるものがあり、もしかして本当に私たちが知らないところではあるのかもしれないと思った。 もし、優秀でなくて選ばれなかったとしたら。。 いや、優秀だからいいのか?? 物語だからの良さがあり、ドキドキハラハラ。 大人になって読んでも面白い。
あさの作品初読み。 全9巻中の1巻目 主人公紫苑は12歳か…と思ったら、あっという間に16になってた。理想都市から、アンダーグラウンドへ。ここからどうなっていくんだろう?
学生時代に夢中になって読んだシリーズ。 私が本を好きになるきっかけとなった作品です。 14年ぶりに続編が発売されるという、最高に嬉しいニュースを聞いたので久しぶりに再読。 読んでいた当時は紫苑たちと同世代くらいだったのに、いつのまにかずいぶん年上になってしまったなぁ 何度読んでもワクワクドキド...続きを読むキしてしまう。
子どもの頃、愛してやまなかったシリーズ。 子供の頃に読んだ本を大人になってから読むと、色褪せて見てることも多々ありますが、No.6は色褪せるどころか、さらに色鮮やかでした。 この本が舞台化され、その舞台を観に行ったことで、どうしても読みたくなり、全巻購入。 昔持っていたのですが、なぜ手放してしまっ...続きを読むたのかと自分を責めています。 本当に大好きで大好きで仕方がなく、私の読書人生を代表する本です。
学生時代に狂ったように読んでた愛読書。 社会人になって久々に読み返すと、年上だった2人が自分よりかなり若い少年になっていてすごく眩しく感じた。 でも、あの頃感じていたワクワクとネズミ・紫苑への憧れは健在で、強くて賢い2人のこの物語がやっぱり大好きだと再認識した!
これ本当に好き。 壁の中と外、現実主義と理想主義、ネズミと紫苑 対比されるもの同士がうまく絡み合って完璧な構成のストーリーでおもしろい 全巻集めて書いたい
小学生の頃以来ぶりにあさのあつこ先生の作品読みました。読みやすく、あっという間に読み終えてしまった。まだまだ話は序章だけど、犇めく謎に今後の展開がワクワクします。ネズミと紫苑の成長が楽しみです。
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