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ファイア・ドーム
※本タイトルは2026/6/5発売予定 『ファイア・ドーム』上巻、下巻(著/辻村深月)の冒頭試し読み特別版です。 人はなぜ大きな事件に魅了されてしまうのか 噂は、軽薄な娯楽だ。 25年前、平穏だったはずの地方都市は、百貨店受付嬢誘拐殺人事件の発生、その報道により揺り動かされ、「噂」という大量の炎が、加害者のみならず被害者にも降り注ぎ、燃えさかった。ようやく静けさを取り戻したかに見える町に燻り続ける因縁が、いま新たな事件を呼び起こす――。 「もう言われてるよ! どうせ、親が殺したんだろうって!」――本文より 「今の私のすべてをかけて、書き上げました。 『ファイア・ドーム』、どうぞよろしくお願いいたします」 ――辻村深月 デビュー22周年記念刊行作品 渾身の本格的現代長編ミステリー! 執筆開始から7年。ついに完成した、2026年を席巻する記念碑的傑作! ※本電子書籍に掲載されている二次元バーコードは、端末の機種やアプリの仕様によっては読み取れない場合があります。その際はURLからアクセスしてください。 -
文藝春秋
◎愛子天皇は歴史の必然である 保阪正康 ◎【深層レポート】悠仁さま 天皇教育の波紋 本誌編集部 ◎禁断の「継体天皇」対談 万世一系か始祖王か 水谷千秋 河内春人 【高市早苗研究 第5回】 ◎高市早苗「苛烈な母への愛と畏れ」 甚野博則&本誌取材班 ◎高市・維新「関西ヤンキー連立」が呼ぶ消費税解散 新町隆史 ◎消費減税に私が反対した理由 稲田朋美 ◎「日本一悪い男」の告白 藏内勇夫 ◎「中国の新型統一戦争に屈しない」日本メディア初 台湾国防部長を直撃 峯村健司 ◎「倒産まであと30日」エヌビディアの爆走経営 杉本りうこ 【転倒・骨折を防ぐ新常識】 ◎部屋・靴・歩き方・食事 チャート・テスト付 データでわかる転倒・骨折予防術 山田実 ◎おひとりさまの「転倒サバイバル」 上野千鶴子 ◎3分に一人が…「骨折手術」最前線 梶山寿子 ◎吉川美代子/林家木久扇/冨士眞奈美/大村崑 私たちはこうして骨折から蘇った 秋山千佳 ◎辺野古ボート転覆事故 両親独占手記 支えられていたのは、ママの方でした「ともちゃん、ごめんね」 ◎プーチン、トランプと戦う赤根智子さんの素顔 鳥嶋七実 ◎トヨタ副社長「章男会長とのケンカの真相をお話しします」 井上久男 ◎オリオンビールはこうしてブランドになった 村野一 ◎怪物・尚弥と不屈・拓真 井上兄弟の育て方 井上真吾 ◎公立高校の甲子園 書かれざるカネと夢 田中仰 ◎「有明高校の夏」かくして旋風は起きた 田口元義 ◎熊本地震戦記 木村敬(知事) ◎芥川賞選考委員退任に寄せて 小川洋子 ◎【日本の顔 インタビュー】佐藤雅彦「数年に一度、大きいのがボンと来る」」 【連載】 ◎【新連載】世界と戦う「AIインテリジェンス」 伊藤錬(Sakana AI社長) ◎【新連載第3回】底線思考 「強靱国家」中国はどこでつまずくか 佐橋亮 ◎成田悠輔の聞かれちゃいけない話 16 ゲスト 筒井康隆 「AIが文学的に駄目な理由」 ◎有働由美子対談 93 石田ひかり(俳優)夫と娘に家事卒業宣言 ◎古風堂々 89 藤原正彦 ◎日本人へ 276 塩野七生 ◎ベストセラーで読む日本の近現代史157 佐藤優 ◎言霊のもちぐされ24 山田詠美 ◎ラファエルの羅針 6 柚月裕子 ◎ゴルフ春秋 20 ◎【最終回】地図を持たない旅人 大栗博司 ……ほか -
「館シリーズ」14冊合本版
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!(十角館の殺人) 1987年の『十角館の殺人』刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作シリーズが合本版で登場! 【収録作品】 十角館の殺人 <新装改訂版> 水車館の殺人 <新装改訂版> 迷路館の殺人<新装改訂版> 人形館の殺人 <新装改訂版> 時計館の殺人<新装改訂版>(上) 時計館の殺人<新装改訂版>(下) 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 暗黒館の殺人(一) 暗黒館の殺人(二) 暗黒館の殺人(三) 暗黒館の殺人(四) びっくり館の殺人 奇面館の殺人(上) 奇面館の殺人(下) -
ハケンアニメ!
すべては、大好きな仕事(アニメ)のため。 夢中で働くすべての人に贈る、心を揺さぶる究極のお仕事小説! 天才アニメ監督・王子千晴とタッグを組むプロデューサー・有科香屋子。制作中の作品が今期の覇権を獲る最有力候補として期待を集めるが、その裏で誰にも明かせない問題を抱えていた。一方、同じクールで覇権を狙う斎藤瞳監督もプロデューサー・行城理とアフレコに臨むが。果たして“覇権アニメ”の座を掴むのはーー? CLAMP氏の挿絵を本文カラー掲載! & 作中アニメ「運命戦線リデルライト」 著者が映画化に際して書き下ろしたアニメプロットを特別収録! -
怪と幽
※電子化に伴い、一部省略されたページがございます。あらかじめご了承ください。 ― 特集 横溝正史 物語を牽引する恐怖 ・インタビュー 映画『八つ墓村』新作 金田一耕助役・尾上松也+監督・清水崇 ・「怪奇好きに薦める 横溝作品案内20」若林踏 ・「横溝正史が生んだ〈名探偵〉&〈ヒロイン〉」木魚庵 ・金田一俳優インタビュー 関智一 ・エッセイ「この横溝作品が怖い」芦辺拓、綾辻行人、大槻ケンヂ、桜木紫乃、白井智之 ・寄稿「「生きうつし」への怖れ」山口直孝 ・怪談作家座談会 川奈まり子×夜馬裕×蛙坂須美×織部泰助 ・対談 中山七里×木魚庵 ・ブックガイド 木魚庵 表紙:杉本一文 特別企画 追悼 鈴木光司 ・年譜&ブックガイド 朝宮運河 ・追悼のことば 安曇潤平、綾辻行人、荒俣宏、岩井志麻子、貴志祐介、京極夏彦、澤村伊智、真藤順丈、東雅夫、牧野修 ・寄稿 『リング』編集者 堀内大示 ・遺稿 鈴木光司「一瞬の光をつかめ」 ◆特集のほか連載など多数 小説新連載:京極夏彦、梨 小説:小川洋子、有栖川有栖、月村了衛、澤村伊智 漫画:諸星大二郎、高橋葉介 論考・エッセイ:東 雅夫、村上健司×多田克己 怪談実話:加門七海、春日武彦、篠たまき、チビルマ グラビア:稲成、芳賀日出男+芳賀日向、佐藤健寿、怪食巡礼 情報コーナー:寺内康太郎×神島大輔×マライ・メントライン、押切蓮介×黒史郎、梨、大槻ケンヂ、永井紗耶子、横手夢奈(東洋文庫ミュージアム)、大石秀斗(私設図書館「夜に歩けど」)、天野行雄(日本物怪観光)、藤澤仁(第四境界)、化け通『鬼武者 Way of the Sword』 etc.… -
Another
二十六年前、夜見山北中学にミサキという生徒がいた。一年生の頃から周囲の人気者だったが、クラス替えで三年三組になったミサキは急に事故で死んでしまう。だが、人気者の突然の死を受け入れられない同級生たちは“ミサキは生きている”フリをし続けた。ところが卒業式の日…、集合写真に実際にはいるはずのないミサキが写っていたという…。そして--。 -
冷たい校舎の時は止まる
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう――。第31回メフィスト賞受賞作。 -
月館の殺人
祖父――まだ見ぬ唯一の肉親に会いに行くため、夜行列車〈幻夜〉号に乗り込んだ空海(そらみ)・17歳。だが、乗り合わせていた乗客たちはあまりに奇妙、しかも初めての北海道、雪、列車と、沖縄育ちの空海を眩暈がするほどの混乱が襲い……そんな中、事件は起こる!! 佐々木倫子(『動物のお医者さん』『おたんこナース』『Heaven?』)、綾辻行人(『十角館の殺人』『霧越邸殺人事件』『Another』)。漫画界×ミステリ界の2大ストーリーテラーが贈る至極の鉄道ミステリ、開幕! ★文庫版特典 〈制作裏話対談〉綾辻行人(原作者)×江上英樹(鉄道監修) -
かがみの孤城
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。 なぜこの7人が、なぜこの場所に―― すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。 受賞歴:2017年啓文堂書店文芸書大賞・大賞、『ダ・ヴィンチ』BOOK OF THE TEAR特集 小説ランキング部門・1位、『王様のブラインチ』ブランチBOOK大賞2017・大賞、第11回神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)・大賞、埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2017・1位、熊本県学校図書館大賞2017・大賞、第15回本屋大賞・1位、第6回ブクログ大賞 小説部門・大賞 -
お墓の怖い話
死者たちが眠る場所―― 足を踏み入れた者に、恐怖が待ち受ける。 ある晩、墓地のほうから男女の話し声が―― 「オレ、肝臓も腎臓も、もうないよ」 「すっかり空っぽになっちゃったね」 「心中の相談」蛙坂須美 より 死者を悼み供養する「墓」には怪談奇談が溢れている! ・大好きだった隣家の老婆が亡くなった後、娘がおもちゃで作ったものは…「ブロック墓」(つくね乱蔵) ・墓所で見た幽霊らしきもの…それはいったい? 「墓の幽霊」(黒木あるじ) ・斎場の受付から見える日本家屋、二階の窓にいる女が…「発露」(川奈まり子) ・沖縄の小学校での悲しい土地の記憶「墓地跡の学校」(真白圭) ・知り合った人の家に行った夜の怪異「ただの卒塔婆」(蛙坂須美) ・一族の合葬墓が完成した! ふと聞いた先祖の女性にまつわる奇妙な話「墓を呑む」(雨宮淳司) ――ほか、小原猛、黒史郎、吉田悠軌による書き下ろし含む選りすぐりの「墓」に纏わる怖い話40話収録。 -
氷河期のゴミ
★★★いま読むべきミステリー No.1!★★★ 「もっといい時代に生まれていたら」 社会の理不尽に苦しんだことのある、すべての人へ。 大手広告代理店の就職面接。コネ入社を確約された大物議員や財閥の子息女らが毒殺された。同時刻、電力会社にも男が侵入。ビル全体を人質にとり、立てこもり事件を起こした。要求は、「おれたちに、人生を返せ」。刑事の名森は、捜査を進めるうちに匿名掲示板の書き込みに辿り着く。浮かび上がったのは、時代にすべてを奪われてきた者たちの悲しい半生だった。 共感、衝撃、憤り!感情わしづかみの徹夜ミステリー! 櫛木作品の到達点! この“犯人”に共鳴せずにはいられない。 ――宇田川拓也(ときわ書房 本店) 理不尽な社会を見事に描いたこの物語は時代を映す鏡である。問答無用、いま真っ先に読むべき一冊だ!! ――内田剛(ブックジャーナリスト) 世代あるあるをこんなにもスリリングな極上ミステリにする発想に脱帽! ――川俣めぐみ(紀伊國屋書店 横浜店) 彼らの共犯者になってしまいそうだ。そんな思いを、必死に抑えながら読んだ。 ――高頭佐和子(氷河期世代書店員) -
怪奇の断片 怪奇探偵・小池壮彦ルポルタージュ傑作選
怪奇ルポの真骨頂、ここにあり! 怪異の裏側にある歴史の歪みや人間の情念を、冷静な筆致で炙り出すその手法は、今なおその輝き、不気味さを失ってはいない ――朝宮運河 フジテレビ系『奇跡体験! アンビリバボー』で「怪奇探偵」として登場し、のちにさまざまなルポルタージュを発表した小池壮彦。 その手法は、単なる心霊体験の聞き書きや、恐怖を煽るだけものとは一線を画す。公文書や新聞記事、現地取材に基づいた「実証的ルポルタージュ」にある。 怪異の裏側にある歴史の歪みや人間の情念を、冷静な筆致で炙り出すその手法は、現代の「考察系コンテンツ」の先駆者といっても過言ではない。 本書は小池氏の珠玉の評論、怪談、ルポルタージュをアンソロジスト・朝宮運河氏がセレクトし、編集した「小池壮彦ルポルタージュの傑作選」。 第一部 ルポルタージュ篇 警察庁広域重要指定117号事件と「心霊ドライブコース」 国道一五◯号線大崩海岸の美少女幽霊 自衛隊霞ヶ浦駐屯地ですすり泣く女幽霊の身元 怪奇名所「おいらん淵」、四◯◯年目の真実 東海道新幹線坂野坂トンネルの幽霊の正体……ほか 第二部 評論篇 英国スピリチュアリズム逍遥/死霊の物語の発生 霊写真の怪談/夜津屋怪談霜夜星/化け猫騒動に就いての話 怪談史の課題/戦後・怪奇譚のルーツを探せ! 第三部 綺譚篇 リナリアの咲く川のほとりで/辻堂海岸綺譚/春紫苑の憂鬱 -
ホーンテッド・キャンパス 狼は月に吠えるか
第一話 ホワイトデイにこよみのために頑張りたい森司。だがデート中の『カサブランカ』上映中に、先週上映したはずの『ローズマリーの赤ちゃん Rosemary's Baby (1968年)』が混ざる怪異に。映画の世界と現実が徐々にシンクロし、どうやら出ると言われている2階のバーと関連しているとわかるのだが…。 第二話 車にとりつく怪異。制御が効かなくなったり、カーステレオが急に大きくなったり小さくなったり。ついにその車で姉が死亡してしまう。車の廃車を願って相談者が来る。しかし意外にも怪異の背景に遺伝子的な病が関係しているとしたら? 第三話 1577年、イギリス。雷光とともに突如黒犬が出現し、二人の信者を殺害すると、瞬く間にその姿をくらましたという。黒い犬差別=ブラックドッグシンドロームを扱いながら、怪異とからめた切なくも温かい物語。こよみと森司のホテルでの急接近の行方にも注目! -
ライアーハウスの殺人
孤島に聳え立つ来鴉館で 嘘つきたちの饗宴が始まる お嬢様・彩莉は転がり込んできた莫大な遺産で孤島にギミックつきの館を建設し、かつて自分の書いた小説を馬鹿にした相手を殺害しようと企てる。 「おまえらがバカにした私の考えたトリックで死ね」 嵐の気配が近づく中、ターゲットのミステリ愛好者たち(ショーゴ、詩音)、医療関係者(みくに)、刑事(矢頭)、霊能者(真波)、嘘で雇われたメイド(アリカ)が館に集められ、金にものを言わせた自前のクローズドサークルが完成。有能メイド・葵の鬼のダメ出しの末、綿密に練られた復讐劇は、成功間違いなしと思われた。しかし、一夜明けると、彩莉が殺した覚えのない死体が転がっていた・・・・・・。 二度読み必至。空前絶後の超本格ミステリ!! 織守きょうや(おりがみ・きょうや) 一九八〇年ロンドン生まれ。二〇一二年『霊感検定』で第一四回講談社BOX新人賞Powersを受賞、翌年同作が刊行され、デビュー。一五年『記憶屋』で第二二回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。二一年『花束は毒』で第五回未来屋小説大賞を受賞。著書に『黒野葉月は鳥籠で眠らない』『ただし、無音に限り』『響野怪談』『朝焼けにファンファーレ』『隣人を疑うなかれ』『キスに煙』『まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖』『戦国転生同窓会』がある。 -
アリス殺し
栗栖川亜理はここ最近、不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。ある日、ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見た後、亜理が大学に行くと、玉子という綽名の博士研究員が校舎の屋上から転落して死亡していた。グリフォンが生牡蠣を喉に詰まらせて窒息死した夢の後には、牡蠣を食べた教授が急死する。夢の世界の死と現実の死は繁がっているらしい。不思議の国で事件を調べる三月兎と帽子屋によって容疑者に名指しされたアリス。亜理は同じ夢を見ているとわかった同学年の井森とともに冤罪を晴らすため真犯人捜しに奔走するが……邪悪なメルヘンが彩る驚愕の本格ミステリ。/解説=澤村伊智 -
無音 忌み語を紡ぐ町
那月がD県十櫃町に帰ってくるのは、14年ぶりのことだった。電車から降りた瞬間、背がひやりとした。この町には忌み語が多い。たがい違い、アカンボ、くっつく・・・・・・そしてタカシマサキ。那月が中学時代の同級生の名、鷹島咲も忌み語のひとつだった。彼女の死を皮切りに原因不明の自殺が続いた事実と、その葬儀で聞いたおかしな声を今でも忘れられない。「ひーい」・・・・・・この世のものとは思えない、その声を。いちばんの気がかりは再婚相手の名字になり、娘の名前が「タカシマサキ」になったことだ。忌み語なんて迷信。そう思おうとしても、あの声が今でも聞こえてくる。「ひーい」・・・・・・。 娘の異様な言動が増え、いつしか笑顔が消えた。夫の不在、母の呪詛、元夫のモラハラの記憶、どんどん大きくなるお腹・・・・・・この町は私を追い詰める。「ひーい」・・・・・・。 呪いは、暴走する――。 【著者プロフィール】 櫛木理宇(くしき・りう) 1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を、 同年、『赤と白』で第25回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。他の著作に依存症シリーズ、『死刑にいたる病』『氷の致死量』『虜囚の犬』『鵜頭川村事件』『少年籠城』『死蝋の匣』『ふたり腐れ』『七月の鋭利な破片』『鬼門の村』『氷河期のゴミ』など多数。 -
I
二編から成る物語。読む順番は自由。 あなたの選択で、結末が変わる。 「一冊の本」の概念を壊す道尾秀介、2年ぶりの新作。 35万部突破『N』を凌ぐ衝撃。 ホームレスの野宮と知り合った田釜は、元刑事だという野宮が語る幾つかの話に耳を傾ける。田釜も、野宮も、何かを抱えていた。(「ゲオスミン」) 硝子職人の律子と暮らす高校生の夕歌は、世間を騒がせた一家殺害事件の生き残りだった。彼女には誰にも言えない秘密があり・・・・・・。(「ペトリコール」) 「本作は二つの章から成る物語です。読む順番は自由ですが、その選択により、結末は大きく変わります。どちらかの順番で読むと、二人の主人公を含め、多くの人が命を失います。別の順番で読むと、彼ら(彼女たち)は生き残ります。殺すか、救うか。あなたの選択が、人の生死を決定します。後戻りはできません。/著者より」 【著者プロフィール】 道尾秀介(みちお・しゅうすけ) 1975年東京都出身。2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞を、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、10年『龍神の雨』で大藪春彦賞、同年『光媒の花』で山本周五郎賞、11年『月と蟹』で直木賞を受賞。その他の著書に『向日葵の咲かない夏』『鏡の花』『いけない』『N』『きこえる』など多数。 -
噓つきジェンガ
気づいた時には、もう戻れなくなっていた 直木賞受賞作『鍵のない夢を見る』と連なる、 圧巻の辻村ワールド! 大学進学で上京したのに、コロナ禍ですべてが狂った。 孤独感が募るなか、割のよいバイトに誘われる(「2020年のロマンス詐欺」)。 優秀ですんなり合格した長男に比べ苦戦している次男の中学受験。〝特別な事前受験〟があると囁かれた母は(「五年目の受験詐欺」)。 人気漫画原作者・谷嵜レオのオンラインサロンは、オフ会の創作講座が大好評。しかし、主催している紡は、谷嵜に会ったことすらない(「あの人のサロン詐欺」)。 騙す者と騙される者の切実な葛藤と後悔を描く、 スリリングな短篇集。 解説・一穂ミチ 単行本 2022年8月 文藝春秋刊 文庫版 2025年11月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる
オカ研メンバーの八神森司が迎えた今年のバレンタインデイ。長年の想い人こと、意中の乙女・灘こよみから、「二月十四日は頑張ります。八神先輩、覚悟してください」と言われたのだ! 灘こよみの今年のバレンタイン計画。それは県内でもっとも有名なショコラトリー&カフェ『KUKKA』にて、森司と二人きりで夜を過ごすことであった。ところが、『KUKKA』は無期限の休業を発表。その背景には怪現象が絡んでいた。ことの発端はエレベーターの防犯カメラ映像に映る「ぼんやりと人のかたちをした、薄黒い影」から始まった――。果たしてこよみのバレンタインの行方はいかに?(「第一話 ショコラな恋人たち」)。ほか、元銀行員の老人が黒い影の怪異に取り憑かれる「第二話 あなたのマグネット」、神隠し伝説が多い地元で約50年前、恋人と山に入り、記憶を失い一人帰ってきた伯父の事件の真相を追う「第三話 かどわかしの山」を収録。黒い影ーーそれは執着。恋愛、お金、妊娠、出産などで苦しめられた浮かばれない者たちの思いが黒い影と化し……。エスカレートする霊障に立ち向かう、オカ研メンバーの推理が冴える青春オカルトミステリー -
氷の致死量
被害者を解体し、その臓物に抱かれる殺人鬼。彼が慕う“聖母”とは?『死刑にいたる病』の著者が放つ新たなるサイコ・サスペンスの金字塔私立中学に赴任した教師の鹿原十和子は、自分に似ていたという教師・戸川更紗が14年前、殺害された事件に興味をもつ。更紗は自分と同じ無性愛者ではと。一方、街では殺人鬼・八木沼武史が“ママ”を解体し、その臓物に抱かれていた。更紗に異常に執着する彼の次の獲物とは……殺人鬼に聖母と慕われた教師は、惨殺の運命を逃れられるのか?『死刑にいたる病』の著者が放つ、傑作シリアルキラー・サスペンス! 解説/大矢博子 -
ホーンテッド・キャンパス オシラサマの里【電子特典付き】
黒沼家の分家筋にあたる白葉家はオシラサマのいる神社だ。33年に一度の特殊な儀式を見守るために、オカ研部長とその従弟である黒沼コンビが山深い白良馬村へ向かう。白葉家の本家は、娘が失踪し、長男は警察沙汰になっていた。一方、オカ研には、ある学生が相談に来ていた。それは、父親が脳卒中になり、その後サイコメトラーになってしまったという。刑事は、書置きを残して失踪してしまったという。向かった先は、白良馬村。オカ研メンバーも村へ向かうことに。元刑事が追う未解決少女連続失踪事件と、オシラサマ伝説が複雑に交差する時――事件が動いた。子を思う親の気持ち、性情、伝説が隠した真の闇――すべてのパズルがラストで見事に解明する、デビュー10周年の櫛木理宇が描く、本格ホラーミステリー。森司とこよみの恋の進展にも大注目!! ※電子書籍特典としてショートストーリーを電子版だけに特別収録! -
はじめての
「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しい。 日本エンターテインメントの最前線&最高峰! 日本を代表する4人の直木賞作家と、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが奇跡のコラボレーション! 小説、音楽、映像など、さまざまなジャンルで作品を展開しながら物語世界をつくりあげていく、壮大なプロジェクトが始まりました。 小説のテーマは、「はじめて〇〇したときに読む物語」。 この書籍『はじめての』には以下の4作品が収録されており、これらの小説を原作としたYOASOBIの楽曲が、2022年中に順次配信リリースされます。(第一弾は、「私だけの所有者」を原作とした楽曲「ミスター」) 「『私だけの所有者』ーーはじめて人を好きになったときに読む物語」(島本理生) 「『ユーレイ』ーーはじめて家出したときに読む物語」(辻村深月) 「『色違いのトランプ』ーーはじめて容疑者になったときに読む物語」(宮部みゆき) 「『ヒカリノタネ』ーーはじめて告白したときに読む物語」(森絵都) ※文字をやや大きくし、漢字にはルビを多めにふっています。 それぞれの作家のファンはもちろん、全ての世代の方々に楽しんで頂ける、「はじめての」読書にもお勧めしたい小説集になりました。 ■YOASOBIからのメッセージ 4作品全て本当に面白くて、読み終えた時、全作品、計4回「めちゃくちゃ面白かった!」と声に出し、原稿の前で拍手をしました。「はじめての」という一つのテーマから生まれた4つの色とりどりな物語が、それぞれ違うゴールへと向かう様に心が震えました。 (YOASOBI composer Ayase) はじめて読んだ物語なのに、私の奥底に眠っている記憶が呼び起こされるような体験でした。 4つの物語、4つの世界と出会って生まれたこの感動を、まっすぐに歌に乗せられたらと思います。 (YOASOBI vocal ikura) ■作家からのメッセージ 初めての挑戦をたくさん詰め込んだら、むしろ自分の原点とも言うべき、好きな人との物語になりました。恋よりも強い絆で結ばれた「私だけの所有者」にこの短編で出会ってください。 (島本理生) 人は誰でも、その出会いの前と後で人生が変わってしまうような一生モノの出会いの経験があると思います。その一夜を通じて、前の自分にはもう戻れなくなるような、そんなはじめての家出を書きました。この小説もまた、読む前と読んだ後で誰かの何かが変わると信じて、送り出します。 (辻村深月) いつも物語をつくる時は、そのイメージに合った音楽を探すようにしています。ぴったりな音楽が見つかれば、その音楽が私を正しい方向に導いてくれるからです。今回はまず物語が先にあり、そこから音楽が誕生するという企画で、私にはまったく新しい経験に、胸が高鳴っています。 (宮部みゆき) 「はじめての」というお題をいただき、私もはじめての設定にトライしてみました。時空を超える片思い――この物語が、読者の皆さんの過去に灯る大事な瞬間とつながってくれますように。 (森 絵都) -
きこえる
あなたの「耳が」推理する。「音」が導く真相に驚愕する。 読者を1ページ目から未知の世界へ連れて行く。 謎が「きこえて」くる。 衝撃が、あなたの耳に直接届く。 物語×音声。小説を立体的に体感する、まったく新しい「謎解き」の新体験型エンタメ、誕生! 突然死んでしまったシンガーソングライターが残した「デモテープ」。 家庭に問題を抱える少女の家の「生活音」。 何十年ぶりに再開した二人の男の「秘密の会話」。 夫婦仲に悩む女性が親友に託した「最後の証拠」。 古い納屋から見つかったレコーダーに残されていた「カセットテープ」。 私たちの生活に欠かせない「音」。 すべての謎を解く鍵は、ここにある。 ※本作は、音声と小説を融合させた誰も経験したことのない「体験型ミステリ」です。小説を読み進めると、作中の様々なタイミングで「二次元コード」が登場します。そのコードを読み取り、音声を再生してください。それはあなたを新しい世界に連れて行ってくれる「音」です※ -
朝が来る
第147回直木賞、第15回本屋大賞の受賞作家が到達した新境地! 長く辛い不妊治療の末、栗原清和・佐都子夫婦は、民間団体の仲介で男の子を授かる。朝斗と名づけた我が子はやがて幼稚園に通うまでに成長し、家族は平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、夫妻のもとに電話が。それは、息子となった朝斗を「返してほしい」というものだった――。 自分たちの子供を産めずに、特別養子縁組という手段を選んだ夫婦。 中学生で妊娠し、断腸の思いで子供を手放すことになった幼い母。 それぞれの葛藤、人生を丹念に描いた、胸に迫る長編。 河瀬直美監督も推薦! 「このラストシーンはとてつもなく強いリアリティがある。」(解説より) -
此方より 小林泰三未収録短編集
幼少期、研究者の伯父が住む不気味な村で過ごした夏休み。 伯父の家で目撃した奇妙な装置と、化け物の正体とは……(「此方より」)。 「首輪で繋がれた少女がいた」――虐待疑いの通報を受け児相職員が訪れたマンションの1室。 職員たちはそこで“1匹”の怪人と邂逅する……(「愛玩」)。 若くして死去したホラー短編の鬼才・小林泰三。 2026年は、「玩具修理者」での鮮烈デビューから30周年目にあたる。 これを記念して、単著未収録だった14編をこの1冊に一挙収録。 待ち望まれた“著者最新刊”(2026年7月現在)がここに! 解説・恒川光太郎 -
ホーンテッド・キャンパス だんだんおうちが遠くなる
今年も残すところあと数日。世間は完全に正月ムードの中、雪越大学三年生の八神森司は、アパートの自室でとぐろを巻き、孤独な年越しを決めていた。例のクリスマスイブから数日たち、その騒動でなくしてしまったネクタイをこよみと買いに行く約束をしていたのだが、大雪の心配があった。こんな日は家にずっといたい――と思っていたその時、雪大オカ研のメンバーから召集のLINEが入った。今回の依頼主は、かつてタレント占い師として名をはせていた如月妃映こと蒔苗紀枝だった。その奇怪な相談内容は、「自宅でいつも、自分が死んでいる――」というものだった。大雪の降る中、オカ研メンバーの推理が冴えるシリーズ19弾。 -
琥珀の夏
見つかったのは、ミカちゃんなんじゃないか―― 『かがみの孤城』『傲慢と善良』の著者が描く、 瑞々しい子どもたちの日々。そして、痛みと成長。 かつて、カルトだと批判を浴びた<ミライの学校>の敷地跡から、 少女の白骨遺体が見つかった。 ニュースを知った弁護士の法子は、無騒ぎを覚える。 埋められていたのは、ミカちゃんではないか――。 小学生時代に参加した<ミライの学校>の夏合宿で出会ったふたり。 法子が最後に参加した夏、ミカは合宿に姿を見せなかった。 30年前の記憶の扉が開くとき、幼い日の友情と罪があふれ出す。 解説・桜庭一樹 ※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
死蝋の匣
茨城県の住宅で顔面に劇薬をかけられ滅多刺しにされた男女の死体が発見される。 現場には犯人の下足痕・指紋・DNAまでもが残されていた。 関係者を洗う敷鑑班に割り振られた捜査一課の和井田は、被害者たちがジュニアアイドル事務所を経営し、12歳以下の幼い少年少女にきわどい仕事をさせていたとの情報を掴む。 多方面から恨みを買っていたと確信する和井田のもとへ指紋鑑定の結果が。 指紋は椎野千草という女性のデータと一致し、彼女はかつて起こった一家心中事件の生き残りで、和井田の親友・白石が家裁調査官として担当した少女だった。 和井田は千草の話を聞くために白石を訪れるが、白石は「彼女に人は殺せない」と主張。 それには千草の父親が起こした一家心中事件が深くかかわっていた。 -
虚魚
怪談師を生業としている三咲は、訳あって“本当に人が死ぬ”怪談を探している。相棒は「呪いか祟りで死にたい」というカナちゃんだ。新たな怪談が見つかると、死ねるかどうか確かめてくれる。 ある日、カナちゃんが「釣ると死ぬ魚」の噂を聞きつける。静岡県のある川の河口付近で見たこともない魚を釣った人が、数日のうちに死んでしまったというのだ。類似する怪談を知らなかった三咲は、噂の発生源を辿って取材を始める。すると、その川沿いには不思議なほどに怪談の舞台が集まっていることが分かってきた。これは偶然か、それとも狗竜川には怪異の原因が隠されているのだろうか。 自分が生涯追い求めてきた“本物”の怪談の気配を感じ、三咲は調査にのめりこんでいく。しかし、うまくいくということは、カナちゃんが死んでしまうということだ。自分はそれを望んでいるのだろうか――? 解説:小野不由美 -
闇祓
転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。優等生の澪は、クラスになじめない要に気を遣ってこわごわ話しかけ徐々に距離を縮めるものの、唐突に返ってきた要のリアクションは「今日、家に行っていい?」だった――。この転校生は何かがおかしい。身の危険を感じた澪は憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが――。学校で、会社で、団地で、身の周りにいるちょっとおかしな人。みんなの調子を狂わせるような、人の心に悪意を吹き込むような。それはひょっとしたら「闇ハラ=闇ハラスメント」かもしれない。「あの一家」が来ると、みんながおかしくなり、人が死ぬ。だから、闇は「祓わなくては」ならない――。辻村深月が満を持して解き放つ、本格長編ホラーミステリ! -
花束は毒
未来屋小説大賞受賞! 芳樹は憧れのかつての家庭教師・真壁が結婚を前に脅迫されていると知り探偵に調査を依頼するが――。完全に騙される傑作ミステリー。 憧れの家庭教師だった真壁が結婚を前に脅されていることを知り、僕は尻込みする彼にかわり探偵事務所に調査を依頼。そこに現れたのは中学時代にいじめに遭っていた従兄をえげつない方法で救ってくれた先輩の理花だった。調査を進めるにつれ、見えてきた真実。背筋も凍るラスト。気鋭のミステリ作家による、衝撃の傑作長編! ※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
ユーレイ
「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しい。 日本エンターテインメントの最前線&最高峰! 日本を代表する4人の直木賞作家と、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIによる奇跡のプロジェクト「はじめての」。 その第三弾となるYOASOBIの楽曲「海のまにまに」の原作となった、辻村深月氏の小説「ユーレイ はじめて家出したときに読む物語」を電子書籍で単独配信! 〈あらすじ〉 家出をして海沿いの駅に降り立った私は、花束が手向けられた夜の広場で、突然、不思議な女の子から声をかけられた。「ねえ、ひとり?」 ※文字をやや大きくし、漢字にはルビを多めにふっています。 作家のファンはもちろん、全ての世代の方々に楽しんで頂ける、「はじめての」読書にもお勧めしたい小説になりました。 ■YOASOBIからのメッセージ 4作品全て本当に面白くて、読み終えた時、全作品、計4回「めちゃくちゃ面白かった!」と声に出し、原稿の前で拍手をしました。「はじめての」という一つのテーマから生まれた4つの色とりどりな物語が、それぞれ違うゴールへと向かう様に心が震えました。 (YOASOBI composer Ayase) はじめて読んだ物語なのに、私の奥底に眠っている記憶が呼び起こされるような体験でした。 4つの物語、4つの世界と出会って生まれたこの感動を、まっすぐに歌に乗せられたらと思います。 (YOASOBI vocal ikura) ■著者からのメッセージ 人は誰でも、その出会いの前と後で人生が変わってしまうような一生モノの出会いの経験があると思います。その一夜を通じて、前の自分にはもう戻れなくなるような、そんなはじめての家出を書きました。この小説もまた、読む前と読んだ後で誰かの何かが変わると信じて、送り出します。 (辻村深月) ■著者プロフィール 辻村深月(つじむら・みづき) 一九八〇年山梨県生まれ。二〇〇四年『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞しデビュー。二〇一一年『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、二〇一二年『鍵のない夢を見る』で直木三十五賞、二〇一八年『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞。他の著書に『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『ハケンアニメ!』『朝が来る』『小説「映画ドラえもん のび太の月面探査記」』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』など。思春期の心の痛みや不安を生々しく描きながらも、爽快なカタルシスのある作風で、多くの読者を得ている。 -
堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー
あらゆるホラージャンルにおける最高級の恐怖を詰め込んだ、豪華アンソロジーがついに誕生。宮部みゆき×切ない現代ゴーストストーリー、新名智×読者が結末を見つける体験型ファンタジー。芦花公園×河童が与える3つの試練の結末。内藤了×呪われた家、三津田信三の作家怪談、小池真理子の真髄、恐怖が入り混じる幻想譚。全てが本書のために書き下ろされた完全新作! ホラー小説の醍醐味を味わうなら、まずはここから! 宮部みゆき「あなたを連れてゆく」 新名智「竜狩人に祝福を」 芦花公園「月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ」 内藤了「函」 三津田信三「湯の中の顔」 小池真理子「オンリー・ユー――かけがえのないあなた」 -
少女は鳥籠で眠らない
「ただ、覚えておけばいいよ。絶対に欲しいものが決まってる人間が、どれだけ強くて、怖いものかを……」15歳の少女にわいせつな行為をさせたとして21歳の元家庭教師が逮捕された。被疑者の大学生は何かを諦めたように本心を話さない。頭を抱える新米弁護士の前に現れた黒野葉月――被害者の高校生は、やがて途轍もない行動を起こす。法の奥深くへ分け入り、新米弁護士木村と先輩高塚のコンビが知る、四つの秘密。予測不能の事件の行方。加害者も、被害者も――相談者たちは、一様に何かを隠している。鮮烈な読後感の表題作を含む連作リーガル・ミステリ!